はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NYダウ・仮想通貨関連株全面高 FOMCで利上げ幅縮小を受け|2日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2/2(木)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:34,092ドル +0.02%
  • ナスダック:11,816ドル +2%
  • 日経平均:27,346円 +0.07%
  • 米ドル/円:128.9 -0.85%
  • 米ドル指数:101.1 -0.9%
  • 米国債10年:年利回り3.4 -3.5%
  • 金先物:1,967.8ドル +1.1%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:23,727ドル +3%
  • イーサリアム:1,642ドル +3.7%

本日のニューヨークダウやナスダックは続伸。NYダウはFOMC政策発表前には500ドル超下落する場面もあったが、パウエル議長の会見を受けて乱高下した。IT・ハイテック、仮想通貨関連株などが全面高になった。

FRBは2日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場予想通り政策金利を0.25%引き上げることを決め、通常の利上げペースに戻った。昨年12月の0.5%の利上げ幅から縮小し引き締め緩和が進む格好。

今回の利上げで政策金利は年4.50~4.75%へと変化したが、現時点のターミナルレート(最終到達点)は5.00〜5.25%。議長は利上げサイクルの終了が視野に入っている可能性があるとして、利上げ停止まであと2回の利上げ(0.25%ずつか)となるか協議しているとこれまでのタカ派から「ややタカ派寄り」への転換の兆しも示したが、2回以上の利上げが続く可能性も示唆した。さらに、「インフレ率はいくらか緩和したが、なお高い」と指摘しつつも、「ディスインフレ(初期段階)が現在進行中でありながら、労働市場の力強いデータが続いていることは喜ばしい」、「深刻な景気後退を起こさずにインフレ率を2%に安定的に戻すことは可能だ」とした。

一方、利下げについて議長は「物価の動向が見通し通りなら、年内の利下げは適切ではない」と主張したが、市場は年内利下げへの期待を維持しているようだ。次回のFOMC会合は3月になる。

Allianz Investment ManagementのシニアストラテジストCharlie Ripley氏は今回の結果を受け、FOMC発表から将来の金利動向が明確でないことは、FRBが金利引き締めサイクルの終わりに近づいていることを示唆していると指摘。利上げ終了後、FRBは「経済データが政策に追いつくまで様子を見る」ことになるだろうとコメントした。

1日発表の米1月ISM製造業景況指数は予想を下回った。5ヶ月連続で低下し、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年5月以来の低水準となった。金利上昇と財の需要減少などが鈍化の要因だった。

  • 米1月ISM製造業景況指数 今回47.4 予想48.0 前回48.4
  • FOMC政策金利 今回0.25%ポイント 前回0.5%ポイント
  • 2月3日(木 22:30〜24:00):米失業率 予想3.6% 前回3.5%

関連世界の投資家が注目する米金融政策決定会合「FOMC」とは|分かりやすく解説

米国株

米国のIT・ハイテックの決算発表イベントが続いており、内容は強弱まちまち。

フェイスブックの親会社メタは引け後の4Q(昨年10〜12月)発表で、1株利益は予想を下回ったが、売上高(322億ドル)は予想(316億ドル)を上回ったことを伝えた。広告の堅調な需要が追い風となった格好だ。第1四半期(1〜3月)のガイダンスで売上高が予想範囲内にある見通しを示している。

一方、メタのメタバース・VR事業「Reality Labs」は2022年に計137.2億ドルの営業損失を出したことも明らかになった。4QにおけるVRヘッドセットQuestなど利益減だった。しかし、アナリストらの予想よりはやや上回っている。

メタの株価は400億ドルの自社株買いの枠拡大などを好感し時間外で18%の大幅高となっている。

関連米メタ社、VRフィットネスアプリWithin買収に一歩前進=報道

ゲーム販売大手のエレクトロニック・アーツは売上高が市場予想を下回り、1株利益は市場予想をやや上回る結果になった。ガイダンスで通期(2023年3月末まで)の見通しを全般的に引き下げた。なお、景気低迷を背景に「スター・ウォーズ」を題材としたゲームのリリースを延期(6週間先送り)した。

今日はアマゾン(16時)やアップル(16時)も決算発表を控えている。

個別銘柄の前日比では、c3.ai+9.2%、EA-9.2%、テスラ+4.7%、マイクロソフト+2%、アルファベット+1.6%、アマゾン+2.5%、アップル+1.9%、メタ+2.7%、コインベース+12.3%、コアサイエンティフィック+16.4%。

関連仮想通貨投資家にもオススメ、お得な株主優待「10選」

米ドル/円

ドル円は1ドル=128.9円、前日比-0.85%。ドルは米FRBの利上げ緩和の結果および今後の利上げ停止の見通しを受けて米国債10年利回りの下落に伴い続落した。

出典:Yahoo!ファイナンス

関連仮想通貨市場にも影響する「ドル高」の背景は 相関性や円安要因についても解説

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|65.7ドル(+12.3%/+7%)
  • マイクロストラテジー|267.9ドル(+6.4%/+3.7%)
  • コア・サイエンティフィック|0.41ドル(+16.4%/+70%)

昨年12月に破産申請を行った米仮想通貨マイニング企業コア・サイエンティフィックは裁判所から債権者である投資銀行B. ライリーから7,000万ドルの融資を受けられる承認を受けた。当初3,500万ドルの融資額だったが、金額が2倍引き上げられたことが材料視されたもよう。同社は債権者への返済のために、1ギガワットの消費量に相当する建設中の一部の施設を売却することも検討している。なお、同社株式は現在OTC市場で取引されている。

関連米採掘大手Core Scientific、12月はビットコイン生産量が増加

関連CoinbaseNFTの事業再編計画、元CPOは退社へ

関連仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

GMラヂオ 今週金曜!

今週金曜日 2月3日(12:30から)に第4回GMラヂオを開催。今回のゲストは2回目の参加となるLayerZero Labsの共同創設者や、DeFi Kingdomsの創設者ら4名で、クロスチェーンゲームの可能性について語り合う予定だ。

関連第4回「GM Radio」開催、ゲストはDeFi Kingdoms幹部ら

前回「zkSync」の回のアーカイブの視聴はこちら。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧