はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン年初来高値を更新、XRPは一時76.7円まで大幅続伸

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

29日の米NY株式市場では、ダウは前日比323ドル(1.0%)高、ナスダックは210ドル(1.79%)高で取引を終えた。

金融不安の後退に伴い、債券相場の下落や長期金利の上昇が一服したことも株式市場を支えた。

関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比6.34%高の29,140ドルに。

BTC/USD週足

年初来高値を更新し、29,000ドル台に到達した。

2021年強気相場の底値である3万ドル台前半の上値抵抗帯をブレイクできれば、いよいよトレンド転換が現実味を帯びてくる。

世界的な金融不安は、暗号資産(仮想通貨)市場には追い風となっている。

ここ数週間でシリコンバレーバンクなど米銀行破綻が相次ぎ、クレディ・スイスやドイツ銀行といった欧州大手金融機関の株価に波及、中央銀行は金融危機を未然に防ぐための緊急資金調達プログラム発動を余儀なくされた。これに伴い、FRB(米連邦準備制度)のピボット(政策転換)期待が増している。

インフレ高止まりが続き、信用不安が広がるなか、金(ゴールド)同様のオルタナティブ資産として資金の避難先になっているとの見方もある。ビットコインは、2009年に発生した金融危機(リーマン・ショック)における銀行救済に対する中央集権のアンチテーゼとして誕生した経緯がある。

アルトコイン相場

アルト市場の個別銘柄ではXRPが大幅続伸。一時0.585ドル(76.7円)まで上昇し、21年8月以来の高値に到達した。

Coingecko参照のThe Blockのデータによれば、XRPはビットコイン(BTC)建てで+10%以上を記録。暗号資産の時価総額トップ20で最も高いリターンとなった。

Theblock

しかしその後、含み益水準が19ヶ月ぶりの高値に達したこともあり、投資家の利益確定が相次ぎ反落している。

米SEC(証券取引委員会)は20年12月、「XRPの販売は未登録有価証券の資金調達に該当する」としてXRPの開発企業リップル社を提訴しているが、裁判結果を巡る思惑が買いの手がかりとなっているものと見られる。

リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは今年3月、ブルームバーグの取材に対し「2023年中に結論が出るだろう」との見方を示した上、暗号資産(仮想通貨)業界にとって重要な判例になるとした。

SECおよびリップル社は22年9月に略式判決の申し立てを行っており、22年12月までに両社とも最終書類を提出した。リップル社は「SECはXRPの販売が投資契約であることを証明できなかった」と主張するが、SECは「XRPには投資契約性があり、有価証券とみなされる」との立場を堅持している。

関連:リップル社CEO「XRP訴訟は2023年中に結論が出る見込み」

CFTC(米商品先物取引委員会)がバイナンスを提訴し、裁判資料の中でイーサリアムやライトコインを「コモディティ(商品)」と分類したことも追い風となった。SECはイーサリアムについて有価証券と主張するなど、異なる見解を示している。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/07 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧