はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ネクソン、ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」バリデータに参画 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Oasysにネクソンが参画

国内発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のバリデータとして、大手ゲーム開発企業のネクソン(NEXON)が参加することが31日に明らかになった。

ネクソンは1994年に韓国で創設され、現在は本社を東京に構えており、80タイトル超の様々なオンラインゲームを190カ国以上で配信している。RPGゲーム「メイプルストーリー」においては登録ユーザー数が1.8億人に上る。

Oasysは第二群バリデーターとして計4社を追加予定。ネクソンを含む、KDDI、ソフトバンクの3社の参画がこれまでに発表されており、残り1社の公開についても期待される。

Oasysは「Blockchain for Games」をコンセプトとするゲームに特化したブロックチェーンプロジェクト。合意形成アルゴリズムは環境面にも配慮したPoS(Proof of Stake)方式を採用し、これまで大きな課題となっていたゲームプレイヤーの取引手数料(Gas代)無料化や取引処理の高速化を掲げる。

Oasysのチェーン運用主体となる初期バリデータ21社は、スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコ研究所、GREEなど国内最大手のゲーム企業、及びbitFlyerやAstarなどWeb3関連企業で構成された。

Oasysのバリデーターは、ブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかどうかを検証するノードとして機能するほか、次世代型Web3ゲームの研究・開発を模索する。

バリデーターとは

ブロックチェーンに記録されるデータの妥当性を検証するノードのこと。

▶️仮想通貨用語集

関連:ビットコイン投資信託GBTCの「マイナス乖離」、反発の背景は

楽しく、革新的なWeb3ゲームを提供へ

メイプルストーリーのブロックチェーン版「メイプルストーリー・ユニバース」のSunyoung Hwangプロダクション・ディレクターはOasysへの参画について、プレイヤーに楽しくて革新的なゲーム体験を提供するというミッションを共有できたと述べている。

ゲームのための新しく洗練された媒体を常に探求する業界のリーダーとして、同じくゲームを第一に考えるOasysブロックチェーンと提携することは、論理的な選択であると感じた。当社は、パートナーからさらにエキサイティングなことが起こるのを楽しみにしている。

Oasysの森山大器ディレクターは、今年発表されたKDDI、ソフトバンクと共に、ネクソンがブロックチェーンゲームを大衆に届けるというミッションを推し進めるために機関的サポートを提供することになると期待を示した。

ネクソンは、世界中の多くのプレイヤーが知っている、最も愛されているゲームの制作において長年の実績がある。Oasysのエコシステムにネクソンを迎えることができ、非常に嬉しく思う。

2022年12月にプロジェクトを正式ローンチさせたOasysは、1月に分散型意思決定プロセスとしてガバナンスを立ち上げた。2023年はガバナンスの試験運用期間とされ、ネットワークに関する改善提案はOasysのパートナー企業を中心としたGenesis Councilに限定される。なお、投票については一般のOASトークンホルダーも参加できる機能が年内にも実装される予定だ。

Oasysの独自トークンであるOASは、暗号資産(仮想通貨)取引所bitbankで4月3日取扱いが開始される。日本国内の仮想通貨取引所の取扱いはbitbankが初めてとなる。

OASはゲーム特化型ブロックチェーンOasysの基軸通貨として、エコシステム内の支払い手段や、スマートコントラクト(自動契約機能)の実行者側のガス代の支払い、ステーキング機能などを有する。

関連:国内初上場、bitbankがゲーム特化型チェーンOasys(OAS)の取り扱いを発表

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
17:00
ハイパーリキッドの将来性・HYPEの買い方|注意点まで徹底解説
HYPEトークンの買い方から注目理由まで完全解説。手数料収益による自動買い戻し、機関投資家参入、ステーキング機能など、急成長するDEX「Hyperliquid(ハイリキ)」の魅力を詳しく紹介します。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年12月最新】
2025年12月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年12月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
07:00
JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧