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国内初上場、bitbankがゲーム特化型チェーンOasys(OAS)の取り扱いを発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Oasysが国内初上場へ

国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するbitbankは31日、国内発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のネイティブトークンであるOASの取り扱い開始を「近日中に行う」と発表した。

3月29日追記:bitbankは29日、オアシス(OAS)を4月3日(月)に取り扱い開始する予定を発表した。

国内取引所にOasys(OAS)が上場するのは初。OASはゲーム特化型ブロックチェーンOasysの基軸通貨として、エコシステム内の支払い手段や、スマートコントラクト(自動契約機能)の実行者側のガス代の支払い、ステーキング機能などを有する。

Oasysプロジェクトを主導するシンガポールの開発企業Oasys Pte. Ltdは、米国、中国に次ぐ世界第3位のゲーム市場として日本市場の重要性を強調。

今後、大手を含む多くのゲーム会社が本格参入する中で、ブロックチェーンゲームに興味を持つプレイヤー層が格段に広がると期待を寄せる。Oasys社の森山 大器ディレクターは以下のように述べた。

Web2では欧米に後塵を拝した日本がWeb3で巻き返しを図る切り口として、ブロックチェーンゲームはIP(知的財産)とゲーム開発力において日本の強みが生きる領域です。

ブロックチェーンゲーム市場が立ち上がろうとするこのタイミングで、日本を中心としたゲームエコシステムを盛り上げることは極めて重要であり、今回のbitbankへのトークン上場をきっかけに産業の発展に一層貢献してまいります。

通貨ペアや取引方法など、取扱いの詳細は適時報告される。

関連:初心者でもわかる「Oasys(OAS)」とは|特徴や仕組みを解説

国内最大手のゲーム企業が参画

Oasysは、「Blockchain for The Games」をコンセプトに、ゲーム系IP(知的財産)ホルダーとゲーマー向けに構築されたブロックチェーン。合意形成アルゴリズムPoS(プルーフオブステーク)を採用し、これまで大きな課題となっていたゲームプレイヤーの取引手数料(Gas代)無料化や取引処理の高速化を掲げる。

初期バリデーター(承認者)には、国内最大手のゲーム企業、Web3関連企業が参画していることでも知られている。提携企業21社には、スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコ研究所、GREE、bitFlyerやAstarなどが含まれる。

ビットバンク株式会社事業開発部の桑原 惇部長は、Oasysチェーンが日本のゲーム産業をGameFi(NFTゲーム)領域に本格的に巻き込んでいく基盤となり、エコシステム拡大につながることを期待していると語った。

bitbankでは、グローバルに挑戦する日本発のブロックチェーンプロジェクトとして多くの方に知っていただくと共に、国内のゲーム事業者がweb3領域に足を踏み入れるきっかけになればという思いで選考を行いました。

初期バリデーターは、ブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかどうかを検証するノードとして機能するほか、次世代型Web3ゲームの研究・開発を模索する。

1月19日にOasysは、分散型意思決定プロセスとしてガバナンスを立ち上げたことを発表。プロジェクトの分散化を図るとともに、ゲームやメタバースに特化したNFTの相互運用目的の標準規格などブロックチェーンゲームの業界発展に向けて議論していくとした。

関連:Oasys、2028年までの完全DAO化に向けガバナンス機構開始 

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