はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン31400ドルまで上昇後に反落、DeFi関連銘柄が物色される

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末23日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比219ドル(0.65%)安、ナスダック指数は138ポイント(1.01%)安で取引を終えた。

関連:NYダウ横ばい 仮想通貨関連株小幅安、英中銀は予想外の利上げ幅|23日金融短観

関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比2.07%安の1BTC=29,990ドルに。

BTC/USD日足

今年4月に記録した年初来高値31,050ドルを更新する31,443ドルまで上昇するも、過去1週間は急ピッチで高騰してきたこともあり、主要レジスタンスライン(上値抵抗線)に阻まれ反落した。

関連:ビットコイン年初来高値更新、テクニカル的には強気相場を示唆|bitbankアナリスト寄稿

Aksel Kibar氏は、ヘッドアンドショルダー(H&S)ブレイク後の上値目処として34,000ドルを見据えている。

オンチェーンアナリストのWillyWoo氏は、4月以降の下落トレンドにおいて、先物市場ではFunding Rate(資金調達率)およびベーシスが逆行していたと指摘。プロの投資家需要は優勢であったことを示唆した。

ベーシス(basis)とは、現物価格と先物価格の価格差のこと。Woo氏によれば、プロ投資家はDXY(米ドル指数)の長期的な弱さを見越して代替資産を探っている可能性がある。

23日には、米フロリダ拠点のVolatility Sharesが提供するレバレッジ型ビットコイン先物ETFを米SEC(証券取引委員会)が初承認したことなどを受け、BTC価格が31,430ドルまで上昇する場面があった。

2倍のレバレッジの効いたビットコイン先物として運用されるもので、CBOE BZX取引所で6月27日より取引を開始する。過去には「投資家保護の仕組みが十分でない」として、レバレッジ型のETFを非承認としてきたSECの態度の軟化も伺えるところだ。

関連:米SEC初承認 レバレッジ型ビットコイン先物ETF

SECは今年4月以降、バイナンスやコインベースの提訴に踏み切った。時価総額上位のアルトコインの大半を有価証券指定するなどの悪材料が相次ぎ、リスク回避売りが優勢となっていたが、最大手資産運用会社ブラックロックのビットコインETF(上場投資信託)申請を皮切りに一転してビットコイン価格高騰につながった。

その後追従するようにして、Valkyrie、Invesco、WisdomTreeの金融大手3社によるビットコインETF申請が明らかとなった。

アルトコイン

アルト市場では、DeFi(分散型金融)関連銘柄が物色された。

ユニスワップ(UNI)、Aave(AAVE)、キューブファイナンス(CRV)が高い。

AAVEに高騰の背景には、1320万ドル相当を買い入れたクジラ(大口投資家)の動きも観測されている。

関連:DeFi大手Aave、「Polygon zkEVM」メインネットβ版へ準備か=報道

米SEC(証券取引委員会)が最大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスを提訴し、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)通貨に対する未登録有価証券性を指摘する中、分散型プロジェクトへの関心が急速に高まった。

DeFiプロトコルへの資金の預け入れ総額を示す「Total Value Locked(TVL)」にも反映されており、Lido、MAkerDAOやAAVEはいずれも前週比10%以上に達した。

Defillama

関連:1年を切った次回ビットコイン半減期へのカウントダウン、市場動向と専門家の予測は?

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧