CoinPostで今最も読まれています

新インスタアプリ「Threads」、メタのツイッター対抗アプリとしてリリース予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ツイッター対抗アプリThreads

インスタグラムは3日、テキストベースのコミュニケーションアプリ「Threads」のiOS版をアップルのApp Storeに登録した。リリースは7月6日を予定し、現在は「予約注文」状態にある。

Threadsはツイッターのような公開討論のプラットフォームを提供。ユーザーはインスタグラムアカウントを使ってログインし、すでにインスタグラムでつながりのある人々をフォローすることが可能だという。App Storeの公式説明では以下のように述べられている。

出典:App Store

Threadsは、コミュニティが集い、関心のあるトピックから次に来るトレンドまでなんでも話し合える場です。興味・関心のジャンルが何であれば、お気に入りのクリエイターや自分と同じ興味関心を持つ人をフォローし直接つながることができます。あるいは、自分の熱心なファンを増やし、世界に向けて自分のアイデアや意見、クリエイティビティを発信することができます。

昨年から、メタがツイッターキラーとなる新サービスを開発していると度々報じられてきた。ニューヨーク・タイムズが12月に報じた記事によると、「ツイッターが危機的状況にある中、メタはその活力を取り戻す必要がある」と、あるメタの社員が社内投稿に書いたという。

イーロン・マスク氏が10月にツイッターを買収して以来、1,000人単位の大規模なリストラを施し、ユーザーの身元確認のための有料制サブスクリプション「Twitter Blue」を実装するなど、黒字化に努めてきた。また、サービスのアルゴリズムを変更し、一部の投稿の注目度を高めたり、特定の種類のツイートを禁止するモデレーションルールを撤廃したり、サービスの改善を図ってきた。

そして、この週末にツイッターは未登録ユーザーが読めるツイートの数を制限する「スクレイピング」を導入。一部のユーザーから不満の声が上がっている。さらに、ツイッターは4日に、多くのジャーナリストやソーシャルメディア専門家が使っているツール、TweetDeckに大幅な変更を加えた。この変更により、約1ヶ月後にTweetDeckは有料サービスへと移行する予定だ。

関連:ビットコインと金の相関係数が過去最高水準に、Twitterの影響でドージコイン高騰

Threadのリーク情報

一方、The Vergeによると、Metaのチーフ・プロダクト・オフィサー、クリス・コックス氏は社内会議でThreadsを「我々のツイッター対策」と呼んでいたとのことだ。

コックス氏は、この新アプリが安全で使いやすく、信頼性の高いプラットフォームとなることを目指し、クリエイターたちが自身のオーディエンスを構築し、成長させるための安定した環境を提供すると述べていた。

さらに、Threadsは分散型ソーシャルメディア・プロトコルであるActivityPubと統合されるとの情報も流れている。この技術的な統合により、ユーザーはActivityPubをサポートする他のアプリ、例えばMastodonなどに自身のアカウントとフォロワーを持ち出すことが可能となる見込みだ。

ActivityPubはソーシャルネットワークを相互運用可能にし、すべてを1つのソーシャルグラフとコンテンツ共有システムに接続するオープンなプロトコルだ。ユーザーに制御権を与え、単一の企業を超えたソーシャルウェブの構築を可能にする。

関連:米国株大幅反発 メタ+14%、米GDP2期連続で減速|28日金融短観

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア