CoinPostで今最も読まれています

FTX、顧客請求ポータル公開も現在は利用不可に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

弁済プロセス開始か

昨年11月に破産した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは11日、顧客が債権を主張できるポータルサイトをローンチした。

なお、約1時間は使えたようだが、現在は使用できないようになっており、その理由は説明されていない。実際の画面は以下のツイートのようになっており、グローバル版のFTXに加え、FTX US、Blockfolio、FTX EU、FTX JP、Liquidのユーザーが対象になっている模様だ。

ポータルサイトでユーザーは本人確認後に、FTXのアカウント情報へアクセスして破産時点の残高を確認したり、必要に応じて債権の電子証明を提出したりできる。

現在は利用できないが、FTXは公式ツイッターアカウントで先月29日、ポータルサイトが利用できるようになったら知らせると発表。そこからツイッターアカウントは更新されていない。

また、訴状などが閲覧できる「KROLL」のウェブサイトにもポータルサイトが利用できるようになることは明記してある。

ポータルサイトが使用可能になれば、FTXの弁済プロセスが開始すると期待の声が上がった。FTXの独自トークン「FTT」の価格はポータルサイトの開設を受け、一時急騰した。

KROLLの画面や訴状によると、債権の電子証明は日本時間で9月30日の5時までに受領されるように提出する必要がある。

なお、FTX Japanは今年2月に法定通貨の出金および仮想通貨の出庫のサービスを再開。このサービスはLiquid Japanを通じて提供されている。

関連FTX Japan 最高執行責任者のセス・メラメド氏、WebX登壇へ

FTXの取引所再開か

グローバル版のFTXについては、取引所の再開に向けた動きがあることが報じられている。先月末には、再開に向けて投資家と話し合いを開始したことがわかった。

取引所の再開は、共同事業になる可能性がある。FTXは、リブランディングして再出発することを検討。また、特定の既存の顧客に対し、新しい企業体の株式を付与して補償を行うことも考えているという。

この報道にも市場は反応。当時FTTトークンの価格は24時間比で26.8%、2週間比では112.9%上昇していた。

関連FTX、仮想通貨取引所の再開に向けて投資家と協議を開始=報道

FTXとは

サム・バンクマン=フリード前CEOが率いていた仮想通貨取引所。2019年の創設後、急速に頭角を表し、業界最大手バイナンスに次ぐ大手取引所へと成長していた。その後に経営破綻し、2022年11月に破産申請を行なっている。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/06 水曜日
13:30
ふるさと納税のNFT採用進む、記念SBTで地域振興図る
日本各地の自治体がふるさと納税の返礼品としてNFTを導入する新しい動向を紹介。JPYC商品券の活用や、海陽町、高松市、岸和田市の先進的な取り組みを探り、デジタル技術を駆使した地域活性化の可能性を探る。
12:23
ビットコイン45000ドルまで大幅続伸、「ビットコインETF」巡るSECの動きに高い関心
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが45000ドルまで急騰した。ブラックロックや米SEC(証券取引委員会)を巡る動きを受け、ビットコイン現物ETFの承認思惑が加速している。
12:00
ビットコインマイニング企業Riot、マイニングマシンを6万台以上発注
米上場仮想通貨マイニング企業Riotは、MicroBTに6万台以上の最新ビットコインマイニングマシンを発注した。これまで最大規模の注文となる。
10:50
自民党主導の「デジタル先端金融議連」、ビットフライヤー等も参加
自民党がデジタル先端金融議員連盟を発足。暗号資産(仮想通貨)交換業者のビットフライヤー、コインチェックが参加。金融DX推進、Web3技術活用で現行制度の課題克服を目指す。グローバルな金融革新の状況を解説
10:30
新作Web3ゲーム「Apeiron」、Sky MavisのRoninチェーンに登場へ
アクシーインフィニティの開発スタジオSky Mavisはゲーム開発企業Fooni Magusとの提携を発表。新ゲーム「Apeiron」をRoninチェーンで展開する。
09:45
仮想通貨法人税制、2024年度も見直しへ
自民・公明の与党は、2024年度に向けた税制調査会を開催し、各省庁から出されている税制改正要望を査定。仮想通貨の法人税制を見直すことが決定したという。
08:40
ビットコイン続伸でマラソンなど仮想通貨関連株も続伸
主要な仮想通貨関連株はビットコインが44,000ドルに続伸したことを受け、6日にも続伸した。伝統金融では昨夜は10月の米求人件数データが発表され、労働市場が冷え込みつつあることが再び示されている。
08:05
IBM、仮想通貨向けコールド・ストレージ技術を発表
IBMは、仮想通貨などのデジタル資産向けの新たなコールド・ストレージ・ソリューションを発表。リップル傘下のMetacoらと協業し、このソリューションを開発したという。
07:30
コインベース、TikTokやインスタで仮想通貨送金無料に
米国の大手仮想通貨取引所コインベースは、世界で最も利用される通信・SNSアプリを通じて顧客同士が無料で仮想通貨を送金できる新サービスを導入した。
06:25
ブラックロック、ビットコインETF申請で10万ドルのシード資金調達
米資産運用大手ブラックロックの現物仮想通貨ビットコインETFの上場申請について、流動性提供のためのシードファンディングを10万ドル受けたことが判明した。
06:05
米SEC、グレースケールのイーサリアムETF上場申請の可否判断を延期
米SECは5日、グレースケールの仮想通貨現物イーサリアムETF上場申請の可否判断を延期した。今年中にビットコイン・イーサリアムのETF申請に対するSECの承認はされない見込みだ。
12/05 火曜日
19:46
「事業者向けのNFT活用法とは?」web3メディア経営者2名が動画解説|WebX STUDIO
動画コンテンツ紹介 新たにリブランディングした「WebX STUDIO(旧:CONNECTV)」。 「WebX STUDIO」第三弾では、CoinPost代表の各務貴仁と、あた…
18:25
ブラックロックらビットコインETF申請書の修正版提出
ブラックロックとビットワイズが暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETFの修正申請をSECに提出。SECの一斉承認に向けた準備と憶測が広がる。新しい監視・マネーロンダリング防止措置など、類似点の指摘も。
16:27
イーサリアムベースのDigiFT、RWA市場展開に向けシンガポールでライセンス取得
イーサリアムブロックチェーン上で展開するDigiFTがシンガポールでCMSライセンスを取得。デジタル証券とRWAトークン化により、革新的かつ安全な金融サービスの提供を目指す。ブロックチェーンと金融の融合が深化する。
13:58
「証拠不十分で仮想通貨企業を提訴した疑い」米連邦判事、SECに理由開示命令を下す
米連邦地方裁判所のロバート・シェルビー判事は、米証券取引委員会に対し仮想通貨企業DEBT Boxの資産凍結について、誤解を招きかねない不十分な証拠提示で提訴に踏み切ったと指摘。理由を説明するよう命じた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア