はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ポリゴン、仮想通貨「MATIC」を「POL」にアップグレードする提案を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新通貨移行を提案

ポリゴン(MATIC)のソフトウェア開発などを行うPolygon Labsは13日、ポリゴンの創設者とリサーチャーのグループが、新しい暗号資産(仮想通貨)「POL」のホワイトペーパーを公開したことを発表した。

POLはMATICを技術的にアップグレードした仮想通貨。これから、アップグレードの提案がコミュニティに認可されれば、全てのMATICを1:1の割合でPOLに置き換えることになる。POLはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に続く「第三世代の仮想通貨」だとした。

ポリゴンとは

イーサリアムのスケーラビリティ問題に取り組むプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」、「Supernets」など複数のソリューションを開発している。Supernetsでは、アプリに特化したチェーンを構築することが可能。

▶️仮想通貨用語集

関連ネクソンの「メイプルストーリー」、NFTゲーム構築にポリゴン採用へ

アップグレードの目的に関して、POLはポリゴンのエコシステムの安全性向上や発展に貢献できるように設計されていると説明。「極めて生産性が高い」と説明しているPOLには、以下のメリットがあると述べている。

  • エコシステムのセキュリティ向上
  • 無限の拡張性を実現
  • エコシステムのサポートが向上
  • ユーザーと開発者の摩擦を軽減
  • コミュニティに所有権を提供

全てのMATICを置き換えるため影響が大きなアップグレードになるが、Polygon Labsは技術的な工程はシンプルだと主張。アップグレード用のスマートコントラクトにMATICを送信すると、自動で同量のPOLを受け取ることができるとした。

アップグレードには4年など、十分な期間を設けると説明。コミュニティの合意が得られれば、数カ月以内に移行を開始すると述べている。

1つの通貨で全てのチェーンを運営

アップグレードが行われると、ポリゴンのネットワークのバリデータはPOLをステークすることになる。これはMATICをはじめ、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)系のコンセンサスアルゴリズムを採用する他のトークンも同じ仕組みだが、Polygon Labsは、以下の2つがPOLの革新的な改良点だとした。

  • バリデータは、自分が望む数のチェーンを複数検証できる
  • 各チェーンは、複数の役割と、それに応じた報酬をバリデータに提供できる

関連仮想通貨のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは|PoWとの違いとメリットを解説

この仕組みでPOL所有者に対し事実上無限の可能性を提供しながら、エコシステムの安全性を向上させ、成長を加速させていくと述べている。

Polygon Labsは先月、新たな開発計画「Polygon 2.0」を発表。POLへのアップグレードは、この開発計画の一環だ。

この時、4週に渡って個別の発表を行なっていく計画で、トークンについては今月10日に発表すると述べていた。今回Polygon Labsは、POLのアップグレードの提案は、約1年かけて準備してきたと説明している。

関連新たな開発計画「Polygon 2.0」を発表、ZK技術活用のレイヤー2ネットワーク

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧