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アメリカーナ、貴重な収集品をトークン化する「コンシェルジュヴォールト」を開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Metamaskがカスタム可能に

豪華な収集品をデジタル化するプラットフォーム、アメリカーナが「コンシェルジュヴォールト」サービスを22日に開始した。

アメリカーナはユーザーが自らのコレクションを展示したり、物品を出品したり、価格のオファーを受け入れることができるトークン化エコシステムを構築。コレクターにとって一元的なプラットフォームを提供する。

新サービス「コンシェルジュヴォールト」は、貴重な収集品を温湿度調節の施された保管庫で管理し、ブロックチェーンに基づいた認証機能を持つ資産管理システムだ。これには商品を高セキュリティ施設へ運ぶための輸送プロセスも含まれる。

このサービスは、高級収集品の売買や保管に関わる手間や問題を解消するために開発された。ビンテージカー、限定版スニーカー、高級美術品、高級陶磁器、その他の資産を対象としている。

コンシェルジュヴォールトを活用するためには、まず、アメリカーナのスタッフと相談し、物品の鑑定を行う。物品の受け入れプロセスが終わると、各資産ごとにデジタル鑑定書が発行される。これにより、金庫内の各アイテムが完全に認証され、ブロックチェーン上の追跡が保証される。

アメリカーナは、早期アクセス権を提供する形で「サムシング・メンバーシップ・トークン」の販売を行い、単価0.069ETH(当時約130ドル)で9,500トークン(123.5万ドル)を完売した。

アメリカーナは現代アーティストのDustin Yellin、Danny Cole、Tom Sachsなどのコレクターズアイテムをメンバー向けに提供する。また、その二次取引からの手数料収益を見込んでいる。

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開発者の貢献をサポート

アメリカーナは、2022年5月に690万ドル(約10億円)のシード資金を調達した。投資家としては、Redditの共同創設者であるアレクシス・オハニアン氏が設立したSeven Seven Six VCや、NFTマーケットプレイスOpenSeaが名を連ねている。

アメリカーナのCEO、ジェイク・フレイ氏は、「アメリカーナは物理的な商品をデジタルな豪華なアイテムに変えることで、両者の長所を結合し、より上質な体験を提供する」と述べている。

現実資産のトークン化は、ブロックチェーンやDeFi(分散型金融)の市場拡大に向けた重要な分野として注目を集めている。

NFT(非代替性トークン)レンディング・プロトコルの「Arcade.xyz」と、物理資産の保管とNFT発行を担当する「4K」は高級時計などを担保に暗号資産(仮想通貨)を借りる、分散型質屋サービスを展開。Arcadeで高級時計を担保にしたローン総額は25億ドル(3,500億円)相当に及んでいる。

関連:ロレックスを担保に仮想通貨を借りる、NFTベースの分散型質屋の可能性

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