はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

人気メタバースアプリZepeto(ゼペット)のWeb3版「ZTX」、約20億円を調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ZTXが20億円を調達

韓国の大手メタバースゲームZepeto(ゼペット)とJump Cryptoとの合弁事業である「ZTX(ZepetoX)」は15日、シードラウンドで約20億円(1300万ドル)を調達したことを発表した。

この投資ラウンドはJump Cryptoが主導し、前澤友作氏のMZ Web3 FundやEverest Ventures Groupなどが参加した。ZTXの共同CEOであるChris Jangは公式コメントの中で、独自トークンの発行計画を明かした。

私たちは、1年以上もの間、地道に目立たないように構築してきた。トークンのローンチを数ヶ月後に控えており、私たちのチームと同様に、投資家がクリエイターにインフラレイヤーを提供するという私たちのビジョンにコミットしていることを強調したい。

ZTXはユーザー数4億人を超える人気メタバースアプリ「Zepeto」がWeb3(分散型ウェブ)進出のために、Jump Cryptoと共同で2022年に設立したプロジェクト。その目的は、クリエイターやコミュニティが参加し、新しい体験を提供するメタバースを築くことにある。ゲーミフィケーションとデジタル資産の所有権の統合を特長とし、ユーザーが収益を上げるチャンスを提供する。

NFT技術を活用してゲーム内の土地やアバター、アイテムの所有権を提供するZTXは、The SandboxやDecentraland、OthersideなどのWeb3メタバースと競合する位置にある。

ZTXのチームメンバーには、AppleやRoblox、Epic Games、EAの元幹部や、ソラナ(SOL)やフロウ(FLOW)、コスモス(ATOM)の開発に関わったブロックチェーンのベテランが名を連ねている。

公式Twitterでも発表されたように、ZTXは今月中に「Genesis Home Mint」と称するイベントを計画。イーサリアムのL2スケーリングネットワーク「アービトラム(ARB)」上で4,000戸の3D住宅NFTコレクションを販売する。これらのNFTの購入者は、将来的なエアドロップやイベント、ゲーム内機能の強化などの特典とともに、特定の地区への会員権も得られるとのこと。

先月、ZTXはプラットフォームのプライベートベータテストを実施し、その後「Partner Wearables」というゲーム内3Dアセットの作成ツールをIP所有者に提供。このツールを活用し、NFTプロジェクト「DeGods」や「y00ts」を運営するDust Labsとのコラボレーションも行われた。

関連:人気メタバースアプリ「ZEPETO」がNFT販売 LINEチェーン採用

ZEPETOとは

ZTXの資金調達の成功は、Web3空間におけるプロジェクトの可能性と、ZEPETOで4億人以上のユーザーベースを築き上げた開発チームに対する市場の認識を反映している。

MZ Web3 Fundのジェネラル・パートナーである金山 裕樹氏は、ZTXには他のWeb3メタバースプロジェクトとは一線を画す、ユニークな世界を創造する可能性を秘めていると語った。

メタバースにおけるデジタルアセットの作成と取引が、Web3テクノロジーとシームレスに統合されることは実にエキサイティングであり、Web3アプリケーションへの応用は自然な流れです。さらに、ZTXチームのメタバースとWeb3の両分野における専門知識は卓越しており、彼らの今後の活躍に大いに期待しています。

韓国のテック大手Naverの子会社、NAVER Z Corporationが運営するZEPETOは、アバター中心のソーシャル・ネットワークとも評される。写真を撮るだけで自分のアバターを作ることで人気。InstagramやTikTokといったSNSにも使用しやすい。さらに、様々なアイテムを購入することで自由にファッションを楽しむこともできる。

22年8月時点、200万人以上の登録クリエイターが、仲間のユーザーのためにアセットや3Dワールドを制作し、年間6桁の収入を得ているという。25億点以上のバーチャルファッションアイテムを販売。グッチやナイキ、ラルフ・ローレンなど200以上の大手ブランドとも協業し、バーチャルグッズや体験を提供している。

関連:Yuga Labs、メタバース「Otherside」を限定公開

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/18 金曜日
13:25
アジア初のXRP投資商品、リップル社が初期出資へ
仮想通貨運用会社HashKey Capitalが、アジア初のXRPパフォーマンス追跡型投資ファンドを発表。Rippleが初期出資を行い、機関投資家向けに直接保有せずXRPへのエクスポージャーを提供する新たな投資手段が誕生。
12:29
LINE NEXT CSO「キム・ウソク」氏が語るWeb3大衆化戦略とは
LINE NEXT CSOのキム・ウソク氏がWeb3の大衆化戦略を語る独占インタビュー。LINEの強みを活かし、ウォレット体験の改善、直感的なUI、メッセンジャーとの連携強化で1,000万人のユーザー獲得を目指す。Web2からWeb3への架け橋となる挑戦に注目。
12:04
重要局面のビットコイン85000ドル付近を維持、3月の関心指数は増加
ビットコイン価格が下降トレンドラインと200日移動平均線の狭間で重要局面を迎える中、「ビッグショート」のスティーブ・アイズマン氏はマクロ市場に警戒感を示す。Google検索データが示す個人投資家の関心回復も相まって、市場は混沌とした展開を見せている。
11:35
イーサリアム、クジラの大量売却が相次ぐ ETHの将来性と課題は?
仮想通貨イーサリアムのクジラが3年ぶりに活動を再開し7億円相当を売却した。フィデリティはイーサリアムの将来の可能性と課題を分析するレポートを発表している。
10:45
ソラナ基盤のRaydium、カスタマイズ性重視のミームコインローンチパッド「LaunchLab」をリリース
ソラナ上のDEX「Raydium」が新トークンローンチパッド「LaunchLab」をリリースした。カスタマイズ性の高さとコミュニティ還元機能を特徴としておりPump.funの競合となる。
09:45
リップル社買収先のHidden Road、米国でブローカーディーラーの認可取得
リップル社が買収する計画のHidden Roadは、完全子会社が米FINRAからブローカーディーラーの認可を取得したと発表。これからサービスと顧客基盤を拡大していく。
09:25
レイヤーゼロ、a16zから約80億円追加投資 価格10%高
価格10%ほど上昇もATHから67%減 大手ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz(a16z)傘下の「a16zクリプト」は18日、クロスチェーンインフラLa…
07:50
国内ファッションブランド「ANAP」、ビットコイン約2億円分購入
日本のファッション企業ANAPホールディングスが約2億円相当のビットコイン購入を発表。「デジタルゴールド」としての価値に着目し、子会社ANAPライトニングキャピタルを通じた投資戦略の一環として実施した。
07:15
バイナンスCEO、複数国の仮想通貨準備金創設を支援中と明かす
バイナンスのCEOは、同社が複数の国に対して、ビットコインなどの仮想通貨準備金創設の助言を行なっていると明かした。また、デジタル資産の規制整備も支援していると話している。
06:35
ビットコイン価格安定の背景 機関投資家と企業の買い支え
仮想通貨ビットコイン価格の安定性要因についてブルームバーグのETF専門家が指摘。機関投資家の強いETF買い意欲と、マイクロストラテジーなどの超大口ホルダーの継続的な蓄積が下落相場を支えている。
06:10
ビットコイン、安全資産需要の波に乗れず 金ETFには約3兆円流入──JPモルガン分析
JPモルガンの最新レポートによると、マクロ経済の不確実性の中、金は安全資産として資金流入を集める一方、ビットコインはデジタルゴールドの役割を果たせていない。金ETFが第1四半期に3兆円弱の純流入を記録する中、ビットコインETFは3カ月連続の資金流出を記録。
05:40
トランプ大統領、パウエルFRB議長解任に初言及 「遅すぎる」利下げ判断を批判
トランプ大統領がSNSでパウエルFRB議長を「常に遅すぎて間違っている」と非難し、「解任は早ければ早いほど良い」と初めて明示的に解任に言及。欧州中銀が7回の利下げを実施する中、関税政策効果を活かした利下げを求める発言が再び市場に波紋。
04/17 木曜日
16:03
アークインベストのキャシー・ウッドCEO、トランプ関税を「ショック療法」と評価
アークインベストのキャシー・ウッドCEOがトランプ関税政策を"ショック療法"と評価。アート・ラッファー博士の最新論文に言及し、一見逆進的な増税が自由貿易への道筋となる可能性を示唆した。
15:39
カルビー、ブロックチェーン活用のIP管理「かるれっと」でWeb3展開を加速
カルビーがブロックチェーン技術を活用したIP管理プラットフォーム「かるれっと」を発表。DIDと生体認証を組み合わせた認証システムで契約の透明性を確保し、クリエイターとの協業を促進。過去2年間のNFTキャンペーンやWeb3ゲームとのコラボ経験を活かした新戦略で、食品メーカーによるWeb3活用の先進事例として注目される。
13:50
米SECの第三回円卓会議、仮想通貨カストディがテーマに 25日開催予定
米SECが仮想通貨カストディをテーマとした第三回円卓会議を4月25日に開催。Kraken、Fidelity Digital Asset Services、Fireblocksなどが参加し規制枠組みを議論。パース委員は「仮想通貨規制で最も困難な課題」と位置付け。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧