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「ビットコインETF承認は機関投資家を後押しする決定打となる」米ARKのウッドCEO

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨投資へのお墨付き

米ヘッジファンドARK Investのキャシー・ウッドCEOは、米証券取引委員会(SEC)によるビットコイン現物ETF(上場投資信託)の承認は、暗号資産(仮想通貨)投資を検討している機関投資家に対し、「確定的なお墨付き」を与える可能性があるとの考えを明らかにした。

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ウッド氏は、ビットコイン現物ETFは、仮想通貨取引所を利用して現物を所有するよりも、「ビットコインにアクセスする、はるかに簡単な方法となる」と指摘。また、ビットコインETFは規制を受けるため、個人及び機関投資家が保護されるという点を強調し、以下のように述べた。

数々の議論を経て、SECが(ファンドを)承認すれば、以前にはなかったお墨付きが得られるという事実に、投資家は大きな安心感を抱くようになると考えている。

ウッド氏は、今後5年から10年の間、機関投資家がビットコイン価格を上昇させる最大の貢献者となると見ており、ビットコイン価格は、基本的なケースで約65万ドル(9,550万円相当)に達すると予想している。

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強気のケースにおけるビットコイン価格は、100万ドルから150万ドル(1億4,700万円から2億2,000万円)の範囲を想定していると同氏は語った。

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承認の機運高まる

ARK Investは、スイスを拠点とする大手資産運用企業「21Shares」と提携し、4月にビットコイン現物ETFを再申請した。過去に申請したARKのビットコイン現物ETFは、SECから非承認となった経緯があるが、今回はSECの懸念を低減するために監視共有協定などのコンプライアンス仕組みを盛り込んでいる。

ARKをはじめ、米資産運用大手ブラックロックやインベスコ、グレースケール、ビットワイズなど、多くの投資企業がビットコイン現物ETFの上場申請中だが、SECは承認の可否判断期日を延期している。

21Sharesのオフィーリア・スナイダー社長は、多くの企業がビットコイン現物ETFの承認を目指す中、ここ数ヶ月間に「パターンの変化」が起きていると指摘。「以前の審査プロセスと、今回では非常に大きな違いが見られることは、異なる結果につながる非常に有望な兆しだ」と述べた。

この「パターンの変化」には、現物ETFを申請中の企業が、その申請書を幾度も修正し提出していることが含まれている。SECとの面談で継続的に調整を重ねていると見られることから、最終的に承認が有望視される根拠となっている。

ARKは11月に、審査中のビットコイン現物ETFの申請内容を再度修正し提出。直近ではブラックロックとビットワイズが4日に、SECに現物ETFの申請書(S-1フォーム)の修正版を提出したことが判明した。

ブラックロックは先月28日にSECと面談を行なっており、グレースケールやインベスコもSECと面談を行なったことが報じられている。

関連:ブラックロックらビットコインETF申請書の修正版提出、SEC一斉承認の期待高まる

ビットコインETFが一斉承認される可能性

ARKによる申請は現在の全ての現物型ビットコインETF申請のなかで最終審査期限が最も近く、2024年1月10日前後に予定されている。

ウッド氏は、ARKは「承認の先頭に立っているが、多くの企業が同時に承認されるだろうと考えている」と述べ、最初の段階で6件以上のETFが承認される可能性を示唆。多くの申請が基本的に同じ内容であるという点を、その理由として挙げた。

ブルームバーグ・インテリジェンスのジェームス・セイファート氏によると、SECに提出された申請書の更新内容が類似しているという。そのため、SECは複数の発行者に同じ、もしくは非常に似た指示を出しているのではないかと同氏は見ており、同時承認に向けた議論が前向きに進行している可能性があると指摘した。

さらに直近では、ブラックロックが申請中の「iSHARES® BITCOIN TRUST」で、10万ドルのシード資金受領をSECへ報告したことが、同社のSECへの提出書類から明らかになった。

シード資金調達はETF発行の準備を意味するため、承認の兆しではないかとの憶測を生んでいる。

出典:ビットコインETFスケジュール

関連:ブラックロック、ビットコインETF申請で10万ドルのシード資金調達

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