はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン弱含む、仮想通貨市場はFOMC控え様子見基調か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比36,577ドル(0.48%)高、ナスダック指数は100.9ポイント(0.7%)安で取引を終えた。

昨晩発表されたCPI(米消費者物価指数)は想定の範囲内であったものの、早期利下げを期待する市場の見方は否定した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、様子見基調となりやすい。

関連:根強いCPIも米国株指数が年初来高値更新 明日朝はFOMC金利発表|13日金融短観

関連:日米株式市場、主な仮想通貨銘柄10選

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比2.1%安の1BTC=41,012ドルに。

BTC/USD 4時間足

40,000ドルの節目をサポートに上値を切り下げており、割り込めば38,000ドル水準(①)が視野に入る。

クリプトスレートのアナリストはトレーダーによる利益確定の兆候であると指摘した。Glassnodeのオンチェーンデータによると、暗号資産(仮想通貨)取引所に20億ドル相当のビットコインが送金されたが、この規模は22年5月のテラ・ショック以来の1日あたりの最高額となる。

ここ数カ月間の大幅な価格上昇を受けて、ビットコインの新規投資家(短期保有者)による利益確定行動が確認された。先週発表された米雇用統計が予想より堅調だったことに加え、非農業部門雇用者数の伸びと失業率がコンセンサス予想よりも強かったことを受け、米金融政策の利下げ期待が萎んだと向きもある。

一方、オンチェーンアナリストらの観測によれば、1000BTC以上保有するクジラ(大口投資家)は淡々と買い増している。

一部アルトに資金流入

市場占有率を示すビットコイン・ドミナンスは6日に年初来高値の55.3%に達したが、一時反落した。

背景にあるのは、一部アルトコインへの資金流入だ。

時価総額10億〜100億ドル規模のミドルキャップアルトでは、Cosmos(ATOM)が前日比8.08%高、Aptos(APT)が7.19%高、VeChainが3.5%高、Hedera Hashgraph(HBAR)が2.0%高となった。

13日には、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが、ソラナ(SOL)規格SPLトークンのBONK上場を発表したことで急騰する場面もあった。BONKはドージコイン(DOGE) やシバイヌトークン(SHIB)と同じ犬系ミームコインの一種とされる。

関連:「アルトコインシーズン」到来か、ミームコインBONKやORDI、PoW系のKAS等が記録的な上昇を遂げる

一方、11日時点でTDシーケンシャル指標が売りシグナルを示すなど、急騰後の警戒感も高まっている。

ラージキャップアルトでは、ソラナ(SOL)が7.2%安、アバランチ(AVAX)が17.7%安と急反落したほか、ミドルキャップではSynthetix(SNX)が17.1%安、Algorand(ALGO)が11.1%安、Chainlink(LINK)が6.4%安となった。

ビットコイン続落の影響を受け利確売りが加速しており、当面の間はボラティリティ(価格変動性)が続く可能性がある。

関連:ソラナのmSOLが大口投資家の売却で一時18%下落、背後にある思惑とは?

とはいえ、大局的にはビットコイン・ドミナンスの優位性は変わりない。

来年1月頃を有力とするビットコインETF(上場投資信託)の上場承認や来年4月頃を予定する半減期思惑は継続するものと見られる。

関連:初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶべきトレード知識まとめ CoinPostアプリで個人投資家に優位性を

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/22 月曜日
18:00
Digital Space Conference 2026 無料チケット受付開始
ユーザーがメタディスクリプションを100文字程度で作成するよう依頼しています。DSC2026の記事内容に基づいて、SEOに適したメタディスクリプションを作成します。2026年2月17日、虎ノ門ヒルズフォーラムで「Digital Space Conference 2026」を開催。日本デジタル空間経済連盟主催、CoinPost企画・運営。AI、Web3、メタバース等を横断し次の社会像を議論。参加無料、チケット受付開始。
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧