CoinPostで今最も読まれています

「今回のビットコイン半減期は前回と違う」グレースケール分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインETF承認と半減期

米暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケールは9日、ビットコイン(BTC)半減期についてのレポートを発表した。前回の半減期とは違うポイントとして、現物ETFの承認やオーディナルの台頭などにも触れている。

グレースケールは、過去ビットコインは半減期後に値上がりしていたものの、それらの値上がりはマクロ経済の状況などと関連していた可能性もあると指摘。ビットコイン価格は、半減期だけでなく、より大きな経済情勢や投資家の行動にも左右されることが示唆されると留保している。

その上で、半減期がビットコインの供給量に与える影響を分析する格好だ。まず、ビットコイン現物ETFに関して次のように分析した。

ビットコインのエコシステムの普及・成熟や、安定した資金流入が継続していくことを仮定した場合、ETFの資金フローは、マイニング事業者の売り圧力を相殺するものとして機能する可能性がある。

日毎のETFへの流入を100万ドルから1,000万ドル(約1.5億円~15億円)の範囲と捉え、1,000万ドル規模であれば、売り圧の減少によりビットコインの市場構造によい影響を与えることが可能だと推測する形だ。なお、8日の純流入額は4億ドルだった。

関連して、マイニング事業者がブロック報酬を売却することが、潜在的な売り圧になってきたと指摘。現在は、ブロックごとに6.25 BTCが報酬として得られるが、半減期後は3.125 BTCになる。これは現時点で年間70億ドル(約1兆円)の減少に相当し、売り圧力が緩和されると予測している。

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

半減期とは

ビットコインなど仮想通貨のマイニング報酬(=新規発行量)が半分に減るタイミングを指す。仮想通貨にはインフレを防ぐために「発行上限」が定められているものが多く、一定周期で訪れる半減期の度に、新規発行量が半分に減る仕組みになっている。供給量が減ることで希少価値が大幅に上昇し、価格が高騰しやすくなるため、仮想通貨特有の注目イベントでもある。

▶️仮想通貨用語集

オーディナルがマイナーを助ける可能性

グレースケールは、半減期によりマイナーが受け取れる報酬が減少することに関して、ビットコイン版NFTと呼ばれることもある「オーディナル(Ordinals)」などが、ネットワークのトランザクション手数料により、マイナーを助ける可能性があると指摘した。

オーディナルは、ビットコインブロックチェーン上に画像や動画、テキストなどを関連付けて、永続的なデジタルアセットを作成するプロトコルだ。

関連投資家関心継続のビットコインオーディナルとその競合、BTCエコシステムの近況は?

グレースケールは、オーディナルからの取引手数料はすでにマイナー収益全体の約20%を占めていると指摘。現時点では、オーディナル関連活動という新たなトレンドが、取引手数料の増加を通じてネットワークセキュリティを維持する新たな道を示していると述べた。

ただ、取引量増加により、ユーザーが高額な取引手数料を負担することになる可能性もあり、スケーラビリティの課題があると指摘している。それを解決するものとして、レイヤー2ネットワークの開発(StacksやMerlin Chainなど)をあげた。

関連活性化するビットコインL2開発、エコシステムの急成長につながるか

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
02/29 木曜日
07:45
ビットコイン、保有者の97%が含み益に
ビットコインは28日に6万ドルの節目を突破。仮想通貨分析企業IntoTheBlockはビットコイン保有者の97%が含み益の状態にあると報告した。アルトコインのデータも投稿している。
07:30
BTC採掘の上場企業マラソン、ビットコインL2「Anduro」をローンチ
マラソンがローンチするビットコイン・サイドチェーンは、「マージマイニング」と呼ばれるプロセスを採用。参加マイナーは、ベースレイヤーでビットコインの採掘を中断することなく続けながら、Anduroのサイドチェーンで発生するTXからビットコイン建ての収益を得ることができるようになるという。
06:45
ビットコインETF発行企業VanEck、RWA型NFTのプラットフォームをローンチ
腕時計やワインのトークン化 ビットコイン現物ETF「HODL」の発行企業であるVanEckはNFT市場に参入する。28日に、独自のNFTプラットフォーム「SegMint」をロー…
05:45
ビットコイン一時64000ドル到達、コインベースはログイン障害
仮想通貨ビットコインは一時64,000ドルまで高騰するもその後一時58,000ドル台まで反落。コインベースのサイトは取引集中などを受けログインや残高の表示問題に見舞われている。
02/28 水曜日
16:50
周南公立大、分散型デジタル学生証を開発 Web5とライトニング採用
周南公立大学がブロックチェーンと一線を画すWeb5技術と、ビットコインの決済技術ライトニングを活用した先進的なデジタル学生証システム開発を発表。プライバシー保護とセキュリティ強化を図る。
16:21
ビットコインETF承認後に高騰する相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI
ビットコインETFからの流入超過で高騰する暗号資産(仮想通貨)相場の展望は? 暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)相場とデリバティブの最新データについて、SBI VCトレードのアナリスト「仮想NISHI」が解説した。
14:50
グローバル法律事務所Norton「SECの規制や執行措置は今年さらに強化される」
グローバル法律事務所Norton Rose Fulbrightは2024年の展望レポートで、米SEC(証券取引委員会)は仮想通貨業界に対する「執行措置を伴う規制」アプローチをさらに強化するとの予測を明らかにした。
12:55
60000ドルを伺うビットコイン、市場心理は2年半ぶり『極度の貪欲』水準に
暗号資産(仮想通貨)市場では機関投資家のビットコインETFへの資金流入が止まらず60000ドルに迫るなか、投資家心理を示すCrypto Fear and Greed Indexは「極度の貪欲」示す82に達した。
11:20
ソラナ基盤の「Parcl」、エアドロップ発表
仮想通貨ソラナ基盤プロジェクトParclが独自トークンPRCLのエアドロップを発表。その後、預け入れ総額は1億ドルを突破した。
10:20
投資銀行がマイクロストラテジー格上げ ビットコイン12万ドル超前提で
投資銀行ベンチマークは米マイクロストラテジーの目標株価を990ドルとした。ビットコイン価格が2025年末に12万ドルを超えると想定している。
08:50
「パラレル」ベータ版開始へ、PRIMEトークン高騰
パラレルはNFTトレーディングカードゲームだけでなく。OpenAIとUE5エンジン技術を使った人工知能アバター主導型ゲーム「コロニー」も開発中。「アバターNFT」の価格は先日のティーザーを受け値上がりし、現在1.11 ETH(約3,600ドル)で取引されている。
08:00
Bybit「機関投資家はETHを最も保有」
機関投資家が最も保有している銘柄はイーサリアムであることなどを掲載したレポートを仮想通貨取引所Bybitが公開。これは、同社ユーザーの投資行動に関するレポートである。
07:26
イーサリアム「Dencun」、メインネット実装予定日が3月13日
Dencunメインネットの実装時期は、推定日本時間3月13日22時55分前後に起動する見込みだ。これにより、L2手数料削減のプロトダンクシャーディングの導入が実現することに。
07:00
Web3推し活「Oshi」、BITPOINTに新規上場
仮想通貨「OSHI」は、『OSHI3』関連ゲームの第1弾である次世代型美少女放置RPG「ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション-(オルタナ)」で利用できる。
06:20
バイナンスラボ、ビットコイン初のステーキング「Babylon」に出資
今夜始まるBabylonのテストネット。参加するユーザーには、「Bitcoin Staking Pioneer Pass NFT」を7日間以内にミントすることができる。このNFTは今後、期待されるBabylonの独自トークンのエアドロップへのアクセスになるかもしれない。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア