はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ブラックロックのビットコイン保有量、マイクロストラテジーを上回る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

19万6,000 BTCを保有

ブラックロックのビットコイン(BTC)現物ETFが保有するビットコインが、米マイクロストラテジーの保有量を上回ったことがわかった。

ブラックロックのビットコインETF(上場投資信託)であるiシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)は8日時点で約196,000 BTCまで保有量を増やした。ETFなので単純比較は出来ないが、これはマイクロストラテジーが数年かけて財務資産として購入してきた193,000 BTCを上回る。

HODL15Capitalによると、IBITは3月8日までの一週間で、新たに、31,588 BTC の流入があった。1月11日の立ち上げ以来でも、3番目に流入額が多い週となっている。継続的な資産流入は機関投資家の参加も示唆している。

10社のビットコイン現物ETF全体では、8日までの週に33,614 BTCの流入があり、IBITが牽引する形だ。

米上場企業マイクロストラテジーは、財務資産としてビットコインを最も多く保有する企業として知られている。

主力事業はビジネス・インテリジェンス(BI)であるが、ビットコイン購入戦略が注目されたことも一つの背景に株価を上げてきた。先日も、ビットコイン買い増しのために転換社債で7億ドル(約1,030億円)を調達することがわかった。

関連ビットコイン買い増しのために転換社債を7億ドルに増額、米マイクロストラテジー

一部の投資家はこれまで、マイクロストラテジー株購入を、従来型の株式市場内で間接的にビットコインへのエクスポージャーを得る方法と見なすことがあった。現物ETF承認後は、ビットコイン間接投資の新たな手段が加わった形だ。

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

ゴールドETFを追い抜かす可能性は?

ビットコイン現物ETFの一つGBTCを運営するグレースケールのマイケル・ソネンシャインCEOは、ビットコインETFへの需要について次のようにコメントした。

私たちは膨大な資金の流れと、投資家の需要を目の当たりにしている。需要は、毎日市場に流入するビットコインの供給量を上回っており、そのことが価格に上乗せしている。

ETF専門家のネイト・ゲラシ氏も、過去2か月間で、GBTCを除いた9つの現物ビットコインETFへの流入額が、過去5年間のすべての現物金(ゴールド)ETFへの流入総額を上回っていると指摘している。

ブルームバーグのアナリスト、エリック・バルチュナス氏は2月、ビットコインETFの運用資産残高が、2年以内にゴールドETFを上回る「十分な可能性」があると意見していた。

関連: ビットコインETF資産額がゴールドETFを追い抜かす可能性 識者が議論

SoSoValueのデータによると、8日時点で10社のビットコイン現物ETFへの純流入は累計で約2.2億ドル(約323億円)に達している。

ブラックロックやモルガン・スタンレーが今後、運用ファンドでビットコイン現物ETFへのエクスポージャーを持つ可能性も浮上しており、そうなれば投資家からのさらなる資金流入につながると期待する声もある。

関連: ブラックロック、2.6兆円規模のファンドにビットコイン現物ETFを組み入れる計画

関連: モルガン・スタンレー、機関向けファンドでビットコインETFへのエクスポージャー申請

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/05 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTC20万ドル到達分析や米国でXRPなどのETF個別申請が不要になど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1700万円台後半に回復、米政府機関閉鎖で逃避資金流入|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン円相場は1775万円周辺まで反発。米政府機関閉鎖による逃避資金流入と利下げ期待の復活が支援材料に。ドル建て12万ドル回復で史上最高値更新の可能性を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|自称「IQ276」投資家のBTCへの全財産転換に高い関心
今週は、自称IQ276の投資家によるビットコインへの全財産転換、米政府閉鎖による仮想通貨ETF承認手続き停滞、バイナンスによるビッグトレンド分析に関する記事が最も関心を集めた。
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧