はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

モルガン・スタンレー、機関向けファンドでビットコインETFへのエクスポージャー申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

複数ファンドで現物ETFに投資可能性

米金融大手モルガン・スタンレーが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によれば、複数の機関投資家向けファンドで、ビットコイン(BTC)現物ETFへのエクスポージャーを持つ可能性があることがわかった。

ビットコインETFの買いを通じて、間接的にビットコイン現物投資へのエクスポージャーを得るものと見られる。

一方で、こうしたファンドが暗号資産(仮想通貨)ビットコインETFに割り当てる資産には制限が設けられ、25%上限が見込まれる。

モルガン・スタンレーは、ビットコインETFへの投資リスクについても言及している。ビットコインに関連する一般的な投資リスクと同時に、原資産の現物ビットコインに対して価格が割り引かれる可能性もあることなどを挙げている。

ブルームバーグのアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、3月1日までの1週間でビットコイン現物ETFの取引高がさらに増え、10社合計で220億ドル(約3.3兆円)が取引されたと指摘した。

この週ではIBITとFBTCへの資金流入が加速した。一方で、GBTCからの資金流出も増えており、10件のETFへの合計流入額の一部を相殺している。

関連: 1000万円に迫るビットコイン、先物と現物の価格乖離進む|bitbankアナリスト寄稿

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

証券取引プラットフォームへの上場検討も

モルガンスタンレーは、その証券取引プラットフォームにビットコイン現物ETFを追加するために調査を行っているところだとも伝えられる。関係筋の情報として、コインデスクが2月29日に報じた

現在上場している10社のETFのうち、どれを扱うことを検討しているのかは不明だ。複数のETFを上場させるのではないかと推測する専門家も存在する。

モルガンスタンレーがもし顧客にビットコイン現物ETFへのアクセスを提供するのであれば、他の大手企業もそれに続くことが期待されるところだ。

また、Castle Island Venturesのゼネラルパートナーであるマット・ウォルシュ氏は、モルガンスタンレーが、「ヨーロピアン・オポチュニティ・ファンド」の立ち上げをSECに申請しているが、このファンドはビットコイン先物やビットコイン現物ETFにも投資する可能性があると指摘している。

モルガンスタンレーは、米国の大手金融企業の中でも率先してビットコイン関連商品を提供してきた。2021年時点でビットコインに関連したファンドを提供開始し仮想通貨リサーチ部門も立ち上げている。

関連: 米モルガン・スタンレー、仮想通貨リサーチ部門が発足=報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
07:35
DeFi保険サービス「Firelight」、XRPのステーキング機能をローンチ
DeFiの保険サービスを開発するFirelightは、Firelight Protocolをローンチ。まずは仮想通貨XRPをステーキングできる機能を提供する。
07:00
イーサリアム「フサカ」実装完了、レイヤー2取引手数料削減
仮想通貨イーサリアムの「フサカ」アップグレードが実施された。PeerDAS技術の導入によりバリデーターの処理負担が軽減され、レイヤー2の取引速度向上と手数料削減が実現。次期アップグレード「グラムステルダム」の準備も進行中だ。
06:35
フランクリン・テンプルトンもソラナETFを上場、ステーキング報酬を付与
米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンがソラナETFをNYSEアーカに上場した。最大100%のステーキングで報酬を付与。コインベースが管理を担当。
06:10
ソラナスマホの独自仮想通貨「SKR」、来年1月発行予定 30%がエアドロップに
スマホ製造のソラナ・モバイルがネイティブトークンSKRを2026年1月に発行すると発表した。ローンチ時に30%がエアドロップされる。
05:45
ストラテジーがMSCI指数残留へ協議、ドル準備金確保は弱気相場への備え
ストラテジーのセイラー会長は指数プロバイダーMSCIとの協議を認めた。同社は14.4億ドルの米ドル準備金を確保しており、クリプトクアントはビットコインの長期的な下落に備えた戦術的転換と分析。
12/03 水曜日
17:03
XRP現物ETF、2週間弱で約1200億円規模に到達 仮想通貨ETF史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧