はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比47.29ドル(0.12%)高、ナスダック指数は20.06ポイント(0.12%)安で取引を終えた。

東京株式市場では、前場の日経平均株価は前日比298.75円(0.74%)高となった。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比3.2%高の265.12ドルとなった一方、過熱感の出ていたマイクロストラテジーは前日比11.1%安と急反落した。

転換社債を発行してビットコインを購入する戦略は一種のレバレッジ活用と見なすことができるため、ビットコイン上昇時に大きな恩恵を享受できる一方、資金調達コストや将来的な株式希薄化を含め、同社の財務リスクを懸念する指摘もある。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比2.06%高の1BTC=70,683ドルに。

BTC/USD日足

関連:ビットコイン半減期とは?過去相場の価格変動から探る2024年の展望

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

アルトコイン相場

最大手資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、RWA(現物資産)のトークン化について「金融業界に再び革命を起こす可能性がある」と述べた。

RWAは、流動性が低いとされる不動産や美術品などの資産を分割可能なトークンに変換することで、より広い投資家にアクセスを提供し、資産の売買を容易にするほか、ブロックチェーンによる透明性とセキュリティの向上、取引コストの削減、国境を越えた投資の容易さをもたらすことが期待される。

一方で、各国における規制の明確化や技術的な標準の統一など、課題など克服すべき問題点も残されている。

ブルームバーグの報道によれば、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」は、ローンチしてわずか1週間で2億4000万ドル以上の流入を記録した。

関連:ブラックロックのトークン化ファンド「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録

データアグリゲーターRWA.xyzによると、BUIDLの立ち上げにより、トークン化された米国債の総額は約10億ドル規模に達した。

BUIDLトークンは、米SEC(証券取引委員会)認可されたSecuritize Marketsによって提供され、ブローカーディーラーライセンスを取得している。

また、このような状況を受け、RWA関連銘柄が買われている。

coingecko

機関投資家向けにブロックチェーン対応の投資商品を提供するOndo Financeのガバナンストークン「ONDO」は、前月比119%高と高騰した。今年1月には米最大暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースに上場した。

Ondo Financeの創業者であるNathan Allman氏は、ブラックロックのBUIDLに総額9,500 万ドルを投資したとブルームバーグに明かしている。

関連:現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由、リアルワールドアセット(RWA)とは

Donovan Jolley氏は、市場占有率を示すビットコインドミナンス(BTC.D)とドージコイン(DOGE)コインのトレンドの相関性について指摘した。

ドージコインは前日比9.4%高、前月比87.6%高と大きく値上がりしているが、過去最高値と比較すると天井圏から7割程度下落している。

2017年のアルトシーズンや2020〜2021年にかけての仮想通貨バブルの初動では、いずれもドージコインなどミームコインに資金が移動し急騰する局面が見られた。アルトシーズンではビットコインよりもボラティリティ(価格変動性)の激しい銘柄を求め、BTC.Dが大幅下落する傾向にある。

時価総額トップ50の暗号資産(仮想通貨)が3ヶ月(90日間)でビットコイン(BTC)をアウトパフォームする割合を測定するブロックチェーンセンターのデータによれば、現在の指数は47%に留まる。

この指数が75%の閾値を上回った場合は「アルトシーズン」と判定される。直近では、ビットコインETF(上場投資信託)承認でアルトコインが大きく買われた今年1月中旬から2週間程度にわたり、閾値を超える場面があった。

過去90日間の騰落率は次の通り。ソラナ(SOL)基盤のミームコインであるDogwifhat(WIF)が牽引している。

関連:バイナンス、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」新規上場 前週比140%高

なお、それ以前のアルトシーズンでは、22年8月からの6週間が最後だった。

関連:おすすめの仮想通貨取引所のメリットを比較 イラスト解説付き

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧