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世界最大級「フィデリティ」の資産運用額から仮想通貨市場に与える影響を試算|新興資産として期待高まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Fidelityの資産運用額から仮想通貨市場に与える影響を試算
仮想通貨業界に参入する世界最大級の金融サービスプロバイダー「Fidelity Investments」の運用額は約6.9兆ドルとされ、内5%でも3500億ドル(≒39兆円)と現仮想通貨市場に匹敵する規模となる。
Fidelityが機関投資家向けの仮想通貨サービス提供へ
世界最大級の金融サービスプロバイダーFidelity Investmentsが、10月15日に、新会社Fidelity Digital Asset Servicesを設立したことを発表した。同社は、機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォーム、仮想通貨カストディ、24時間の顧客対応を実現させると明らかにしている。
ゴールドマンサックスが米国公認カストディ企業BitGoへ巨額出資
10月18日、先月サウスダコタ州の銀行部から認可を受けた仮想通貨カストディ企業BitGoはウォール街でも知名度の高いゴールドマンサックスや仮想通貨投資企業Galaxy Digital Ventures社などから、計5750万ドル(約64.5億円)出資を受けたことが明らかになった。これにより、ゴールドマンは仮想通貨市場のインフラとも呼ばれるカストディ事業へ本格的に参入するとされる。
カストディとは
証券投資を行なう投資家の代理人として、有価証券の保管や売買に係る決済、あるいは元利金・配当金の受領や議決権行使などの幅広い業務を提供するサービスの総称のこと。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

フィデリティ・インパクトとは

フィデリティ・インベストメンツはボストンに拠点を置く世界有数の独立系投資会社であり、2018年10月15日に傘下のフィデリティデジタルアセットサービス(FDAS)という仮想通貨関連企業の設立を発表している。

FDASは、カストディアン(資産の管理者)や機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォームの提供、24時間の顧客対応など仮想通貨関連のソリューションを提供していくとされており、仮想通貨業界への大きなインパクトが予想されている。

ウォール街大手Fidelityが「仮想通貨関連会社の設立」を発表|機関投資家参入の窓口へ
Fidelityが機関投資家向けの仮想通貨サービス提供へ 世界最大級の金融サービスプロバイダ...

CEOを務めるAbigail Johnson氏は、この事業を発表する際に、以下のようにコメントした。

「私たちの目標は、ビットコインのようなデジタル資産に投資家が容易にアクセスできるような環境を作ることだ。よって、今後も長期目線で投資や実験を重ね、顧客がこの新興資産を容易に理解し、使用できるようにしようと考えている。」

つまり、ビットコインを含む多くの仮想通貨を新たな資産にするには、まず機関投資家による資金の流入、そしてその投資の普及が不可欠だと言えるだろう。

業界有識者の見地としては以下の通りだ。

CZもフィデリティのインパクトを暗示

フィデリティの仮想通貨サービスは機関投資家向けであり、そして、フィデリティ自体も機関投資家である。

この重点に着眼した、世界最大級の取引所Binanceの代表者CZは昨日ツイッターにて、そのインパクトについて以下のように示唆した。

もしフィデリティが、ポートフォリオの内5%でも仮想通貨に当てた場合、一体どうなるか計算してみたことがあるか?

公式データによれば、同社が現在管理している金額は約6.9兆ドルとされており、その5%とは、つまりおよそ3500億ドル(≒39兆円)の規模となる。

出典:Fidelity

そのインパクトを測ってみると、現在仮想通貨市場の全時価総額は2000億ドルほど(=執筆時coinmarketcapによる数値)であり、5%という氷山の一角だけで仮想通貨市場を超えている計算になり、仮想通貨市場の時価総額が倍以上増加する可能性もあると考えられる。

また仮想通貨メディアCCNのコメントを引用すると、「このような大手資産管理企業が、仮想通貨への投資をほんの一部ポートフォリオへ取り組むだけで、多くの機関投資家による市場参加を誘発するだろう」という強気な姿勢が見られる。

カストディからスタート

機関投資家が仮想通貨市場に入る上で、第一関門となるのはカストディとされている。

BKCMのCEOであり、仮想通貨やブロックチェーンについて楽観的なことでも知られるCNBCコメンテーターのブライアン・ケリー氏は、CNBCの番組に出演し、フィデリティが「カストディと保険も提供することとは仮想通貨を新興資産と認めた」こと、つまり、ヘッジファンドから個人投資家まで幅広い層の投資家を呼び寄せるきっかけになるだろうと述べた。

また、ケリー氏はイェール大学などの名門大学が仮想通貨ファンドへ投資するなどもまた仮想通貨という資産が普及していくことに一歩近づいたと楽観視している。

『仮想通貨業界への大手投資会社フィデリティ参入は、機関投資家を本気にさせる』米経済番組CNBC
米経済番組CNBCのケリー氏は、「大手投資会社フィデリティの仮想通貨業界参入は、機関投資家たちの“乗り遅れるな”という心理に火を着けるはず。すでに水面下で動いている大手企業も少なくないだろう。」と予想した。

さらに、もう一つ注目する動きとは、10月18日に、ウォール街のメガバンクゴールドマンサックスをはじめ、大手仮想通貨投資企業Galaxy Digital Ventures社などが、先月サウスダコタ州の銀行部から認可を受けた仮想通貨カストディ企業BitGoは計5750万ドル(約64.5億円)出資を行ったことである。

この事業は、ゴールドマンは仮想通貨市場のインフラとも呼ばれるカストディ事業へ本格的に参入するとされている。

ゴールドマンサックスが仮想通貨90種類以上対応のカストディ・サービスに出資を敢行
ウォール街メガバンクゴールドマンサックスが仮想通貨90種類以上対応のカストディ・サービスに出資を敢行。 この出資の背景にはゴールドマンがカストディ事業へ本格参入の第一歩として話題となっている。

要するに、フィデリティやゴールドマンなどの重鎮が注力するカストディサービスとバンガード的な機関投資資金の方向性が及ぼすインパクトは、CZの言葉で表すと、

機関資金が仮想通貨に注がれるのは、もはや「時間の問題」に過ぎないだろう。

ということになりそうだ。

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