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ドイツ最大の州立銀行が仮想通貨取引提供へ、LBBWとBitpanda提携 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

法人顧客向けの仮想通貨サービス

暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームBitpandaは15日、ドイツ最大の連邦州立銀行バーデン・ヴュルテンベルク州立銀行(LBBW)との提携を発表した。

Bitpandaは、LBBWの企業顧客に仮想通貨投資サービスを提供できるようにするためのインフラストラクチャを提供していく。

ビットコインイーサリアムやその他の仮想通貨の保管(カストディ)と取引の試験運用を、今後数か月で実施する見込みだ。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。資産の保管や売買に係る決済、また元利金・配当金の受領や議決権行使など、幅広い業務を代行するサービスを指す。カストディを行う企業を「カストディアン」と呼ぶ。

▶️仮想通貨用語集

LBBWは、顧客に伝統的金融から革新的なデジタル資産に渡る包括的な金融ソリューションを提供できるようになるとしている。LBBWコーポレートバンク部門のユルゲン・ハレンゲル最高執行責任者は、次のようにコメントした。

デジタル資産に対する、当行の法人顧客からの需要が高まっている。

私たちは、仮想通貨が新たなビジネスモデルの構成要素として地位を確立すると信じている。今回の提携により、法人顧客それぞれの仮想通貨戦略を適切にサポートするための技術・規制面での基盤を早い段階で構築していく。

LBBW取締役会メンバーのステファニー・ミュンツ氏も、Bitpandaとの提携の利点について次のように話した。

仮想通貨のカストディを提供することで、当行は最高のセキュリティ基準を確保しながら、法人顧客に付加価値を提供できるようになる。

LBBWは、セキュリティや規制遵守に重点を置くことも強調している。

Bitpandaはオーストリアのウィーンを本拠地とする仮想通貨取引所だ。昨年11月、ドイツ連邦金融監督局(BaFin)から仮想通貨取引・保管事業のライセンスを取得した。

すでに、オーストリア、フランス、イタリア、スペイン、英国、チェコ共和国、スウェーデンなどヨーロッパ全土でライセンスを取得している。

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大手銀も仮想通貨参入

ドイツでは仮想通貨に取り組む銀行が相次いでいるところだ。

同国最大手のドイツ銀行は昨年9月より、仮想通貨の保管サービスや、現実資産(RWA)トークン化事業へ進出する姿勢を示している。デジタル資産カストディ企業Taurus(トーラス)と提携した。

その他、メガバンクCommerzbank(コメルツ銀行)も昨年11月に仮想通貨カストディのライセンスを取得している。大手銀DZ銀行は、737行のコミュニティバンクでビットコインなど仮想通貨の取引サービスを提供できるようにする計画だ。

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