はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

可能性を最大限に発揮

著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは18日、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権(IP)を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。

エキサイティングなニュースがある。
私たちの友人である Farawayが、HV-MTLとLoTMのブランドを買収し、これらのコミュニティに報いることに専念することとなった。
 この移行を支援するため、@EverydayZukini(注:Yuga Labsの最高ゲーム責任者Spencer Tucker氏)が新たなCPOとしてFarawayチームに加わる。

Farawayは、100人以上の開発者やデザイナー、プロデューサーから成るゲーム会社で、米ベンチャーキャピタルSequoiaやa16zからの支援を受けている。同社は「プレイヤーに報酬を与える相互運用可能なゲームと経済のエコシステムを構築する」ことを使命に掲げている。

Yuga Labsの共同創設者で最高経営責任者のGreg Sloano氏は、Farawayの二人の創設者について、「仮想通貨ネイティブであり、本格的なゲーム開発の経歴を持ち、ゲームをライブ運用し、公の場で構築する活力を持っている」と高く評価。そしてその背後には100人超のチームが「足並みをそろえて」控えていると述べた。

Yuga LabsとFarawayは、以前から緊密な協力関係にあり、FarawayはMutant Ape Yacht Club をテーマにしたゲーム「Serum City」 を開発した経緯がある。両社はYuga LabsのIP使用について、1年以上協議を重ねてきた結果、HV-MTLとLoTMが「真のゲームDNA」をもつFarawayの管理下に置かれることで、「その可能性を最大限に発揮させる」ことが、明白になったという。

関連:Yuga Labs CEO、メタバースゲーム「Otherside」に全力投入を表明 

4,000超のNFTをバーン

FarawayへのIP売却の一環として、 Yuga Labsは、 同社のウォレットに保有されていた未公開のHV-MTLに関連するNFT4,295個をバーン(焼却)した。HV-MTLのNFTの総供給量は 30,000 個で、今回バーンされたNFTは総供給量の14%にあたる。

NFTランキングサイト「NFT Floor Price」によると、買収のニュースによりHV-MTLの下限価格は16%下落したが、Yuga Labsによるバーンが進むにつれて、最低価格は31%上昇し0.064 ETH(執筆時現在 28,399円)となった。

バーン(焼却)

バーンとは、仮想通貨の供給量を減らす行為で、株式の「自社株買い」に近い。バーンをすることで、流通する通貨の一枚あたりの価値が高まることが期待される。

▶️仮想通貨用語集

FarawayはHV-MTLとLegends of the Maraを発展させるための、最初の目標として、コレクションを構成する主要なNFTに、できる限り多くの実用性をもたらすことを掲げている。

同社は手始めに、プレイヤーがFarwayのネットワーク上で「相互運用性のある新しいアクティベーション」に参加することで、報酬を獲得できる新しいポイントシステムを導入すると発表した。

緊密な連携

Farawayは、HV-MTLに加え、Yuga Labs がフォーカスするメタバースゲーム「Otherside」の以下のNFTコレクションを所有することとなった。

  • Sewer Passes
  • Otherside Vessels
  • Otherside Maras
  • Otherside Kodamaras
  • Otherside Ship Parts
  • Otherside Catalyst
  • Otherside Partner Loot

Faraway は、コミュニティからのフィードバックに基づいて、HV-MTLと上記NFTの取引をNFTマーケットプレイスのOpenSeaとBlurで可能にすると発表した。Yuga Labsは、Othersideの中心的なコレクションであるKodaを所有しているが、Farawayのポイントシステムにも参加する予定だという。

Otherside はこれらのブランドの中核として機能するものであり、「相互運用性を確保する」ため、 Faraway と緊密に連携していくとYuga Labはコメント。両社のスムーズな連携のため、橋渡し役として、またブランドへのフォーカスを促進するために、最高ゲーム責任者Spencer Tucker氏が、Farawayの最高製品責任者に就任する。

相互運用可能な資産は YugaとFaraway双方の戦略の中心であり、この移行は相互運用性がどのように機能するかを示す良い例となる。

関連:Yuga Labs、Moonbirdsブランドを買収

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧