CoinPostで今最も読まれています

パクソス、アルゼンチンで利回り付きステーブルコインをローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

まずはアルゼンチンで開始

米暗号資産(仮想通貨)関連企業パクソスのUAE事業体「Paxos International」は、アルゼンチンを最初の市場として、Lift dollar(USDL)という利回り付きのステーブルコインをローンチした。

発表によると、米ドルと1対1となるLift dollar(リフトドル)は、イーサリアム上でパーミッションレスで発行され、トークン保有者に日単位でプログラム的に利回り(利子)が支払われる。

裏付け資産に関しては、米ドル預金、短期間の米国債、現金同等物など「最高品質の流動資産のみを」保有し、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)の金融サービス規制庁(FSRA)によって規制されている。

また、利回りについては、保有者は現在、USDLで約5%の利回りを得ることができ、これは現在の米FFレート(5.25~5.50%)に近い。パクソス・インターナショナルは、利回りを分配するためにリベース技術を使用しており、保有者のUSDL保有高は利回りに応じて毎日増加することになる。

なお、資産保全に関しては、パクソスのCascarilla CEOはThe Blockの取材で「もしパクソスに何かあったとしても、資産は破産手続きの一部にはならない。資産は直ちに投資家に返還される」と話している。

リフトドルはハイパーインフレの状況に置かれるアルゼンチンだが、有価証券と見做される可能性があるとして、米国、ADGMを除くアラブ首長国連邦、英国、欧州連合、カナダ、香港、日本、シンガポールを含む特定の法域の居住者は利用できないとしている。

関連ビットコイン法定通貨化などで情報収集──アルゼンチンがエルサルバドルと会合

現在、利回りつきのステーブルコイン市場では、USDYやUSDeなどが利用されている。バイナンスの最新レポートによると、利回りつきのステーブルコインへの需要は大きく増加しているという。

関連Progmat 社、ステーブルコイン事業協業によるスマコン開発と複数BC間の移転取引成功を発表

関連PayPalステーブルコインPYUSD、ソラナでローンチ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/10 木曜日
15:00
ステーブルコイン需要、ラテンアメリカで急増=Chainalysis
チェイナリシスの最新レポートによると、ラテンアメリカでステーブルコインの需要が急増している。同地域においてステーブルコインは、自国通貨の価値下落への対策として、重要な金融ツールとなっている。
14:05
イーサリアム創設者ヴィタリック氏、ノーベル経済学賞候補に値する? 著名経済学者が評価
著名経済学者コーエン氏とタバロック氏が対談。イーサリアム共同創設者ヴィタリック氏がノーベル経済学賞に値すると評価。ビットコイン創設者サトシ・ナカモトについても言及。
13:15
Bitlayer Labs、13億円追加調達 ビットコイン基盤のレイヤー2ネットワーク開発を加速
ビットコインのレイヤー2ネットワークを開発するBitlayer LabsがシリーズAの延長ラウンドで900万ドルの資金調達に成功した。
10:45
ポリマーケット、8割以上のウォレットが利益を得られず
分散型予測市場ポリマーケットで約87%のウォレットが利益を得られなかったことが、LayerHubのデータで示されている。また、多くの利益を獲得できることが珍しいこともわかった。
10:10
ビットコイン下落幅緩和、需要の影響で市場は安定か=Glassnode
Glassnodeの最新レポートによるビットコイン市場分析。需要層により下落幅が緩和される一方、先物建玉の影響で価格変動のリスクも。
07:40
BTCが8万ドルに到達するための条件、Bitwiseが分析
仮想通貨ビットコインが2024年に8万ドルに到達するための条件をBitwise幹部が分析。今回、合計4つの条件を挙げている。
06:58
米VanEck新設の44億円ファンド、仮想通貨やAIセクター投資へ
ビットコインETFの発行企業である米投資企業VanEck傘下のVanEck Venturesは、フィンテック、デジタル資産、AI(人工知能)分野の革新的なスタートアップ企業に投資する3,000万ドル(44億円)の初期段階ファンドとして新たに立ち上げられた。
06:30
米当局、仮想通貨相場操縦で14人と企業を告発 ミームコイン市場にも関係か
米国ボストンの連邦検察は9日、仮想通貨における市場操作と見せかけの取引で金融サービス会社を刑事告発した初の事例として、4社と個人14人を起訴した。
06:10
アイルランド当局、5年前に押収した約600億円のビットコインにアクセスできず
アイルランドの犯罪資産局は未だ2019年に麻薬密売人から押収した仮想通貨ビットコインにアクセスできないことが明らかとなった。
10/09 水曜日
16:43
博報堂、OpenAI創設者関与のTools for Humanityと提携
博報堂がOpenAI創設者関与のWorldcoinの中核企業Tools for Humanityと提携。AI時代の個人認証システム「World ID」の日本展開を加速。虹彩スキャンによる認証技術で、AIと人間の共存社会実現を目指す。
15:00
HBOのサトシ・ナカモト推測に批判の声 証拠・調査不足を指摘
ビットコイン発明者サトシ・ナカモトの正体に迫るドキュメンタリーが公開。ある人物をサトシだと推定したが、本人は否定している。
12:59
ブラックロック「仮想通貨の普及速度はインターネットや携帯電話を凌駕している」
ブラックロックのテーマ別投資幹部が仮想通貨の普及は過去の主要技術より迅速に進んでいると指摘。経済のデジタル化、公的機関への不信、人口動態の変化、インフラの成熟を要因として挙げた。
12:15
Crypto.com、米SECを提訴 ルール策定が非合法だと批判
仮想通貨取引所Crypto.comがSECを提訴した。トークンの証券性判断における恣意性と越権行為を批判し、明確なルール策定を要求している。
10:55
金融庁、アンホステッド・ウォレット向けサービス事業者を暗号資産交換業から除外
金融庁がアンホステッド・ウォレット関連サービスを暗号資産交換業から除外した。グレーゾーン解消制度の初適用事例としても注目される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア