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独立した松本潤氏が新会社「MJC」設立 仮想通貨に関する事業計画も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

事業目的の一つに「仮想通貨の企画」

嵐の松本潤氏は、24年5月末にSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)を退所し、6月1日に新会社「MJC」(Majestic Joint Creativity)の設立を発表した。

ポストセブンの報道によれば、新会社のビジョンおよび登記簿情報には多岐にわたる事業計画が記載されており、その中の一つに「仮想通貨の企画」が含まれていたことで、暗号資産(仮想通貨)業界からも注目を集めている。

松本潤氏はChief Entertainment Officer(最高エンターテイメント責任者)として、「創造性と絆」を重視し、新たな価値を生み出すことを目指している。エンターテインメントを通じて、日本だけでなく世界をより良い未来へ導くことをビジョンとして掲げている。

MJCのビジョンは多角的で壮大なものだ。登記簿謄本には「仮想通貨の企画」も含まれており注目を集めているものの、これは「美容サロンの経営」や「農業」など、26項目の一つに過ぎない。どれだけのリソースが仮想通貨に配分されるかは未定だ。

芸能人が携わる仮想通貨関連事業には懸念の声もある。2018年には、大物ミュージシャンが広告塔を務める暗号資産(仮想通貨)が話題を集めたものの、やがて関係者が金融庁から行政処分を受けるなどして価値が暴落し、投資家から大きな不信感を招いた例がある。

信頼度の低い仮想通貨や発行間もない仮想通貨は、流動性および市場形成が不十分であり、価格の乱高下を招きやすい。

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徐々に浸透している仮想通貨

一方で、規制面の整備が進んだ2024年現在は、当時とは状況が異なる。

Web3技術の普及により、トークンエコノミーに基づくクリエイターエコノミーやファン活動を推進するプロジェクトが増えている。日本のIPやコンテンツを初日から海外に発信できる利点や、ピアツーピアの資金循環システムを活かした良質なモデルケースも出てきている。

欧州のプロサッカークラブとの連携を発端としたチリーズ(Chiliz)は、トークン購入者にFCバルセロナ、ユヴェントスFC、パリ・サンジェルマンFCなどで公式グッズやトレーディングカードの購入権など、さまざまな特典を提供している。

世界的にミュージシャンによる音楽NFTや映画DAOなどが進行する一方、国内では芸能活動のカルチャーにWeb3技術を組み合わせたプラットフォームやメタバースアイドルプロジェクトも進行中だ。

    ■主なWeb3×ファン支援プロジェクト(国内発)

  • OSHI3(OSHI活構想): Oshitoken (OSHI)を基軸としたトークン経済圏の構築 主導者:株式会社gumi、BOBG PTE. LTD
  • Skeb Coin:総登録者数は320万人、アートコミッションサービス「Skeb」で使用、発行体:株式会社スケブベンチャーズ
  • NIDT(Nippon Idol Token):IDOL3.0 PROJECTの投票権や決済通貨、 総合プロデューサーに秋元 康 氏 発行体:株式会社オーバース  
  • 湘南ベルマーレ: FiNANCiEを通じて3800名を超えるメンバーに対し、410万以上のトークンを発行

国内では、仮想通貨の発行手段としてICOに代わるIEO(Initial Exchange Offering)が6件の事例で導入され、整備が進んでいる。

IEOは、企業やプロジェクトが発行したトークンによる資金調達において、暗号資産交換業者が主体となりプロジェクト審査およびトークン販売を行うモデル。従来のトークンセールよりも信頼性が高く、新規上場を前提とした調達支援となるため、流動性を確保しやすいメリットがある。

コインチェックは今春、ファンクラブ運営Fanplusの関連会社、株式会社FanplaとIEOに向けた契約を締結。Fanplusは300を超えるファンクラブやファンサイトを運営し、250万人を超える有料会員を擁する大規模なプラットフォームだ。FanplusはWeb3への進出を果たし、アーティストやクリエイターとファンが直接繋がるDirect to Fan経済圏の構築を目指している。

過去には資金調達手段に過ぎなかった仮想通貨は、現在では多様なサービスと活用事例を持つようになった。エンターテインメント業界において多くのファンを魅了し、信頼と実績、豊富な人脈を持つ松本潤氏が、Web3(仮想通貨)と芸能活動をどのように結びつけていくのか、業界内外から期待する声も上がっているようだ。

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