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投げ売り一巡の仮想通貨相場は反騰局面へ、ビットコイン6万ドル台奪還なるか

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マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比294.3ドル(0.76%)高の38,997ドル、ナスダック指数は166.7ポイント(1.0%)高の16,366で取引を終えた。

5日に歴史的な暴落を見せた東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は前日比659.4円(1.89%)高の35,334円と続伸した。

日銀副総裁の内田氏による「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」との発言も追い風となった。日銀の植田総裁は先月、さらなる利上げ措置に言及しており、投資家心理の急悪化を招いたとの指摘がある。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比2.4%高の194.1ドル、マイクロストラテジーが4.5%高の1,369ドルと反発した。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比1.7%高の1BTC=56,776ドルに。

BTC/USD日足

足元では売られ過ぎ水準の是正(自律反発)が認められ、及び腰ながらも断続的な買い戻しが入っている状況だ。

投資家らは、米連邦準備制度理事会(FRB)の動きや金利政策ついて、強い先行き不安を抱いている。5日には過去最高規模となる10億ドルを超えるロスカット(強制清算)が仮想通貨先物市場で発生し、30万人弱ものトレーダーのポジションに影響を及ぼした。

関連:仮想通貨パニック売りから一夜明け大幅反発 昨日のロスカット規模は10億ドル水準に

一部アナリストの指摘によれば、金融市場が不安定化する中、FRB(米連邦準備制度)は、金利を最大50ベーシスポイント引き下げる緊急利下げに踏み切る可能性がある。

ビアンコ・リサーチの創業者であるJim Bianco氏は、日本銀行の想定外の利上げシナリオが、暗号資産(仮想通貨)市場を含む暴落の主因であると言及。円のキャリートレードの巨額の巻き戻しが発生・連鎖したことで、グローバルマーケット全体に深刻な影響が生じたと指摘した。

関連:「円キャリートレードの巻き戻しが仮想通貨下落の一因に」識者が見解

2年ぶり総悲観に

そのような状況にある中、投資家心理を表すCrypto Fear and Greed Index(仮想通貨市場の恐怖・欲望指数)は、5日の暴落時に一時17まで急落した。これは、22年7月以来およそ2年ぶりとなる「極度の恐怖(総悲観)」水準である。

その後、相場の反発に伴い、29まで回復している。

Crypto Fear and Greed Indexは市場の感情を数値化したものであり、ボラティリティ(価格変動性)、出来高、ソーシャルメディア上の反応、アンケート調査、ドミナンスやトレンドなどのデータを組み合わせて指数を算出し、市場心理(センチメント)を0から100のスケールで示すものだ。

今年3月頃の暗号資産(仮想通貨)相場の高騰時には、2年半ぶり極度の貪欲(総楽観)水準に達しており、その後天井を打って大幅反落を余儀なくされた。

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

地政学リスクは依然として燻っており、イスラエルとイランを取り巻く軍事的緊張が、中東全域の紛争にエスカレートする可能性も指摘されており、そうなれば再びリスクオフに傾きかねない。

専門家は、中東情勢が急悪化した場合、世界の経済成長の強力な足かせになる可能性があると予想する。そうなれば、原油価格高騰などインフレリスクも懸念されるからだ。

関連:暴落直後のビットコイン相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI

アルトコイン相場

ファーサイド・インベスターズのデータ​​によると、イーサリアムETFは5日に4,870万ドルの純流入を記録した。

関連:イーサリアムETF、相場暴落の8月5日に流入超過へ ビットコインETFは2日連続純流出

また、CryptoQuantのデータによると、ETH価格が約2,400ドルまで暴落するなか、暗号資産(仮想通貨)取引所からの純流出額は152,400 ETHと6月12日以来の高水準を記録している。

Lookonchainのデータによると、暴落の過程で5頭のクジラ(大口投資家)のウォレットアドレスが144,071 ETH(3億3,111万ドル)相当を買い入れたと見られる。

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

ソラナ(SOL)上場の国内取引所

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