- 元グーグルCEOも認めたイーサリアムの革新性
- Google社の元CEOは、イーサリアムの技術的革新性について高評価。Thomas Crown Art社の創業者は、2019年を通して上昇軌道に乗ると主張。原動力となるサービス名を挙げた。
元グーグルCEOも認めたイーサリアムの革新性
米ベンチャーキャピタルVillage Global社主催の対談イベントで、元グーグルCEOで、同社の発展に大きく寄与したことで知られるEric Schmidt氏が、イーサリアムの技術的革新性を高く評価した。
ソフトウェアエンジニアでもあり、プログラミング技術に深い専門的知識と洞察力を有するSchmidt氏は、ブロックチェーン技術について、大衆向けという括りでは過大評価されているが、技術的な面からみると過小評価されているとして、次のように述べている。
「ブロックチェーンは、ビットコインや他の(仮想)通貨のための優れたプラットフォームであり、互いを信頼していない個人間における取引のプラットフォームとして卓越している。
私にとって、今起こりつつあることで最も興味深いのは、ブロックチェーン上での実行が始まることであり、その中で最も明白な例は、イーサリアムの機能がもたらす可能性だ。
もしイーサリアムが、そのアクティビティをグローバルに同期する方法を見つけ出すことができるならば、それは非常に強力なプラットフォームとなるだろう。それは正に、新たなる発明である。」
イーサリアム価格について強気発言
一方、ブロックチェーン技術とスマートコントラクトで、アート業界に蔓延する贋作問題を解決しようとしているThomas Crown Art 社共同創業者のIan McLeod氏は、イーサリアムの価格上昇の可能性について強気発言を行った。
McLeod氏は、イーサリアムが、2018年末までに500ドル(約50,000円)に到達し、2019年を通して全体的な上昇軌道に乗るだろうと主張している。 世界的な高騰を推進する原動力として、同氏はデータベース管理システム大手のOracles社が提供するサービスを挙げた。
Oracles社は、多くの業界に信頼のおけるデータフィードサービスを提供しているが、このサービスを利用することで、スマートコントラクトへの直接の情報配信も可能となり、スマートコントラクトがネットワーク外の情報に直接アクセスする必要がなくなる。
「Oraclesはスマートコントラクトの実用化に向けた大きな前進となる。Oraclesにより、スマートコントラクトにおいて、アクションを決定するための外部のデータ受け入れが可能になるが、これには、あらゆるセクターで、高度に要求されている、多くのユースケースがある。」
とMcLeod氏は語っている。
ブロックチェーン技術を使った理想的なユースケースの一例として、McLeod 氏は自身が携わっているアートの認証ビジネスをあげた。 スマートコントラクトを使用することで、作品が作成された時点で、永続的かつ不変の記録を保存し、登録された作品の認証に用いることが可能になる。
そして、Oracles社のデータフィードサービスは、このコンセプトをさらに強化して、スマートコントラクトの作業プロセスの軽減につながると、同氏は説明している。
McLeod 氏は、Oracles社のデータフィードサービスが、現実世界とスマートコントラクトを結びつけ、デジタル通貨の大量採用という、新たな段階へ移行することに寄与するだろうと述べ、次のように結論付けた。
「イーサリアムベースのスマートコントラクトが、正確な判断を下すために、堅実で信頼性の高い情報をOracles社を通して与えられる時、イーサリアムの価格は暴騰するだろう」