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シンガポールの金融管理局と証券取引所、トークン化資産の決済システムの開発に成功

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シンガポール金融管理局とシンガポール証券取引所がトークン化資産の決済システム開発に成功
シンガポールの金融管理局と証券取引所が共同声明で、トークン化資産のブロックチェーンを実装した決済システムの開発に成功した事を発表した。資産トークン化への基盤として注目が集まっている。
シンガポール金融管理局(MAS)とは
シンガポールの通貨当局、中央銀行。外為基金の管理や、銀行など金融業に対する監督、通貨制度の維持が主な任務。

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シンガポール証券取引所(SGX)とは
アジア・太平洋地域で最初に株式会社化及び現物株式市場と派生商品市場の統合を行った取引所。1999年に既存のシンガポール証券取引所(SES)とシンガポール国際金融先物取引所(SIMEX)との合併により設立。

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シンガポールでトークン化資産の実装成功

シンガポール金融管理局(以下MAS)とシンガポール証券取引所(以下SGX)が11月11日に共同で発表した公式リリース によると、MASとSGXがトークン化資産のブロックチェーンを実装した決済システムの開発に成功したことが明らかになった。

また今回発表されたDelivery versus Payment(DvP)システムでは、有価証券取引後処理(ポスト・トレード)をスマートコントラクトによって簡素化し、決済サイクルを短縮することが出来る事が明らかになった。

ブロックチェーン基軸のDvP決済システムとは

公式定義によると、DLT基軸のDvPシステムとは、購入した証券の現金支払いがほぼ同時に起こる決済システムである。一方の資産の譲渡が他方の譲渡に条件付けられる事によって、取引相手は元本リスクから守られる。

つまり、スマートコントラクトにより、有価証券の売り手が引き渡しても支払われないリスク、または買い手が支払いを実行したにもかかわらず引き渡しを受け取らないリスクから守られると考えられる。

現在の資本市場のプロセスでは、営業時間により取引が制限され、取引後はカウンターパーティーリスクや機会損失などのためマニュアルで処理・調整する必要がある。

ブロックチェーン基軸のキャピタルマーケットが実現すると、24時間356日のトレードが可能になり、資産保全の必要性が無くなり、ブロックチェーンによる自動化で運用コストが削減されると期待が集まっている。

デジタル証券の決済システムを進めるMAS

また今回の発表の中で、MASとSGXはデジタル証券の決済システムであるDvPの促進を後押しすると言及。その為、今後有価証券はブロックチェーン上の多数のプラットフォームでスマートコントラクトを介して売買されるのではないかと予想されている。

このプロセスにより、フィンテック・投資企業は、同時取引や決済が可能になる為、決済リスクが軽減され、業務効率が向上が期待される。

なお、この新しいシステムはProject Ubinの発展版でもある。同文書によると、Project Ubinは2016年11月に、MASとシンガポールの金融サービス業界が米大手証券取引所ナスダックや英大手会計企業デロイトなどと協力して、ブロックチェーン技術の証券の決済と清算への応用方法を探求する為に発足したプロジェクトである。

このプロジェクトでナスダックとデロイトによりプロトタイプが開発されており、金融機関や投資家がトークン化されたデジタル通貨と証券資産を、異なるブロックチェーンプラットフォーム上で同時に交換・最終決済することをすでに実証している格好だ。

MASの最高フィンテック責任者のSopnendu Mohanty氏は次のように述べた。

ブロックチェーンと資産のトークン化は、世界的に新しいイノベーションのトレンドを促進している。 このプロジェクトによってブロックチェーンの価値とそれが金融業界にもたらす利益が実証された。短期から中期的に見て資産のトークン化の概念はより広義の経済に適応され、新しい機会を創出していくだろう。

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トークン化の将来性とは

資産のトークン化は、最近では少しずつ注目され始めたとされている。

例えば8月には、米国のコロラド州ロッキー山脈に位置する高級ホテル、St. Regis Aspenの所有者である資産管理企業Elevated Returnsは証券トークン販売(STO)にて資金調達に成功し、業界内でも先見的な取り組みであると賞賛されていた。

現段階、株をはじめとした、債権、社債、オプションなど、法的に証券というカテゴリーに分類されているもの、そして不動産や美術品なども含めたすべてのアセットがトークン化できると言われているため、「トークン化エコノミー」にはその大きな潜在力があると期待されていると言っていいだろう。

仮想通貨常識を変える、次世代の資金調達方法STOの潜在能力:IPOとの競合の可能性も
昨年のICOブームを経て様々な詐欺的なプロジェクトが溢れた中、新たな資金調達法として注目を浴びるセキュリティトークン・オファリング(STO)。 適応できる分野が広く、規制に準ずる為、その大きな潜在能力に期待が寄せられている。
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