はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ジェネシスの大口債権者、弁済されたイーサリアムを約46億円分売却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

弁済されたETHを46億円相当売却

2023年に破産申請した暗号資産(仮想通貨)融資企業ジェネシス・グローバル・キャピタルの最大の債権者は23日から、返済された暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)を大量売却した。

Arkham Intelligenceのデータによると、3日間のうちに12,100 ETHを約3,143万ドル(約46億円)で売却している。

9月23日から25日までに、数回に分けて合計12,100 ETHが仮想通貨ブローカーFalconXに移された格好だ。

ジェネシスは8月2日に、40億ドル(約5,800億円)相当の仮想通貨と米ドルを債権者に弁済するプロセスを開始した。今回イーサリアムを売り出している大口債権者も、同2日に114,502 ETH(約520億円相当)という巨額の返金を受け取っている。

このような弁済は、相場の売り圧になるとして一般的に投資家から警戒される。

関連ジェネシス、5000億円超の仮想通貨とドルの弁済を開始 BTC・ETH・SOLなど対象

今後も段階的に弁済

ジェネシスは、ジェミナイ、ディセントラランド、ヴァンエックなども債権者に抱えており、今後も段階的に弁済していく計画だ。

回収率は銘柄により様々で、(BTC)ビットコイン債権者は約51.28%、イーサリアム債権者は65.87%、ステーブルコイン保有者は100%を受け取ることになる。

ジェネシスは、主にスリー・アローズ・キャピタル(3AC)とFTX破綻の影響を受けて、2023年1月にチャプターイレブンで破産を申請していた。3ACによる融資不履行やFTXとのつながりが、ジェネシスの流動性に打撃を与えた形だ。

関連FTX・アラメダ、米CFTCと和解 賠償金など最大2兆円を支払いへ

関連FTX前CEOバンクマン・フリード氏、25年懲役判決に控訴 再審求める

米連邦破産法11条(チャプターイレブン)とは

日本の民事再生法に似た再建型の倒産法制度。経営を継続しながら負債の削減などを実施し、企業再建を行う。申請後に債権取り立てが停止され、債務者は負債の整理に取り組み、原則120日以内に再建プランを策定する。

▶️仮想通貨用語集

弁済金をターゲットにした盗難も

8月19日には、ジェネシスの債権者をターゲットとした盗難が行われたことが報告されている。

ブロックチェーン分析の専門家ZackXBT氏によると、3人の犯人は仮想通貨取引所ジェミナイのスタッフのふりをして被害者にコンタクトを取り、アカウントがハッキングされたと嘘をついて、認証コードをリセットさせ、犯人のウォレットに送金させた。

その後犯人らは、資金のほとんどを車、時計、宝石、デザイナーブランドの服など高級品に費やしたが、その後身元が判明しすでに2人が逮捕された。また、捜査チームにより900万ドル(約13億円)以上が凍結され、50万ドル(約7,260万円)がすでに被害者に返還されている。

関連テザーなどステーブルコイン発行企業4社、北朝鮮ハッカー集団保有の7億円相当を凍結

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/17 火曜日
11:40
トランプG7早期離脱で地政学リスク拡大懸念も、ビットコインは10万ドル台で推移
トランプ米大統領がイラン情勢悪化を受けてG7サミットを切り上げ帰国し、中東の地政学リスクが高まる中、ビットコインは前日比+0.9%の106,787ドルで堅調に推移。イラン高官のホルムズ海峡封鎖警告で原油価格が5か月ぶり高値に急騰したものの、機関投資家による暗号資産ETPへの資金流入は19億ドルを記録し9週連続の流入となった。
11:00
JPモルガンが「JPMD」商標出願、新ステーブルコイン開発か?
米銀行大手JPモルガンが「JPMD」商標を出願した。内容と名称からステーブルコイン関連との推測もされている。JPモルガンは、すでにKinexysなどブロックチェーン事業に参入している。
10:30
ビットコイン現物ETFの出来高、BTC取引全体の約25%に
仮想通貨ビットコインの現物ETFの出来高は、ビットコインの現物市場におけるシェアが拡大基調にある。最新データでは24.27%で、5月29日には過去最高水準に達していた。
10:05
ビットコイン価格、「セイラー・サイクル」でさらに100倍上昇の可能性 専門家が議論
ビットコインマキシマリストであるブラッド・ミルズ氏が従来の暴騰・暴落サイクル終了を宣言し、機関投資家主導の「セイラーサイクル」で100倍上昇を予測。経済学者らは供給制約で2027年に100万ドル到達可能性を分析。
08:50
香港上場ミーム・ストラテジー、5400万円でソラナ購入
香港のミーム・ストラテジーが、仮想通貨ソラナを戦略的財政配分として購入。高速・低コスト取引とステーキング収益を評価し長期保有方針をとる。
08:20
ナスダック上場企業SRM、トロン財務戦略を発表
ナスダック上場企業SRM Entertainmentは、1億ドルを調達しトロン財務戦略を開始することを発表。トロン創設者のジャスティン・サンを顧問に迎え入れ、社名をTron Inc.に変更する。
07:55
QCP分析「イラン・イスラエル情勢悪化も機関投資家はビットコイン買い継続」
イランが湾岸諸国に米国経由でイスラエル停戦圧力を要請、核協議柔軟性も示唆。QCP分析ではビットコインが中東緊張下でも10.2万ドルから10.7万ドルに迅速に回復、機関投資家の継続的な買いが下支えと指摘。
07:20
サークル株価さらに高騰、米ステーブルコイン規制法案採決と大手企業参入期待で
USDC発行企業サークルの株価が先週金曜日に続いて史上最高値を更新継続。米上院でステーブルコイン規制法案GENIUS法の採決予定とJPモルガンやウォルマートなど大手企業の参入観測が株価押し上げ要因に。
07:00
米証券大手カンターが評価、ソラナは財務資産としてイーサリアムを上回るか
カンター証券がソラナ財政企業3社のカバレッジを開始し、イーサリアムより財務資産として有利と評価。総ロック価値でイーサリアムが上回るが開発者成長率でソラナは優勢と分析。
06:15
6月22日までに知事署名がなければ自動成立か、テキサスBTC準備金法案
テキサス州のアボット知事によるビットコイン準備金法案SB21の署名期限が今週日曜日に到来。署名しなければ自動的に法律として成立し、全米3番目のビットコイン保有州が実現。
06:02
トゥルース・ソーシャル、ビットコインとイーサリアムの混合型ETFを申請
トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ運営のTruth Socialが、仮想通貨ビットコインとイーサリアムを組み合わせたETFをSECに申請。資産の4分の3をビットコインに配分予定。
05:45
10週連続でビットコイン追加購入、今回は1520億円相当 ストラテジー社
セイラーのストラテジー社は16日夜、6月9日から6月15日の間に総額1520億円を投じて、10100 BTCを購入したことを報告した。
05:30
XRP価格8%上昇、現物ETFがカナダで18日に上場予定 北米初に
Purpose InvestmentsがカナダでXRP現物ETF「XRPP」の上場承認を取得。6月18日からトロント証券取引所で取引開始予定で、北米初の仮想通貨XRP現物ファンドとなる。
06/16 月曜日
16:12
マイナンバーカード×Web3認証 コインチェック、マイナウォレットと協業へ
コインチェックは、マイナンバーカードを活用したWeb3ウォレットを開発するマイナウォレットと協業。本人認証の新たなインフラ構築を目指す。
14:09
トランプ陣営顧問「米大統領選の鍵となったのは仮想通貨票だった」
2024年米大統領選でトランプ大統領のキャンペーン上級顧問を務めたクリス・ラチヴィタ氏は、仮想通貨関連問題を争点とした選挙戦略の採用が、トランプ氏の再選に大いに貢献したと主張した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧