バリデータへの投資
カナダのトロントを拠点とする暗号資産投資会社Sol Strategiesは14日、Cogent Cryptoから4つのバリデーターを約1,800万ドル(28億円)相当で取得すると発表した。買収対象にはソラナネットワークのバリデーターが含まれる。
この買収により、Sol Strategiesが運営するソラナ(SOL)バリデーターへの委託(ステーキング)SOL数は948,804 SOL(317億円)に増加する。これは699,012 SOLの増加を意味し、同社はこの委託に対するバリデーション手数料を得ることが可能となる。
また、SUI、MONAD、ARCHネットワークの3つのバリデーターも取得対象となっており、これらの委託総額は200億円に達する。ブロックチェーンのバリデーターは取引の整合性とネットワークの安定性を維持する重要な役割を果たし、ステーキングによる収益を可能にする。
Sol Strategiesの最高経営責任者Leah Wald氏は「この買収は当社の長期成長戦略を前進させる最初の買収となる。Sol Strategiesのステーキング能力を大幅に拡大し、機関投資家や分散型アプリケーションのための次世代ブロックチェーンとしてのソラナの評価を支える」とコメントした。
同社のソラナへの投資は今年6月から始まった。当初は1SOLあたり平均163.11ドルで約100万ドル相当を購入した。7月時点では63,000SOL(当時約15億円相当)まで保有を拡大し、その大部分となる49,917SOLを独自のバリデータノードでステーキングし運用している。
また、同社の株価は年初来823%と高騰していた。
関連:ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較