はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ETHのL2「Starknet」、1年以内にビットコインのブロックチェーンにも対応か=報道 StarkWareのCEOが「OP_CAT」の導入について発言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインのアップグレード

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを開発するStarkWareのEli Ben-Sasson CEOは、今後1年以内にビットコイン(BTC)のネットワークに、「OP_CAT」のコードが導入される可能性があるとの見方を示した。同氏に取材した「Cointelegraph」が14日に報じた。

OP_CATが導入されることで、StarkWareのソリューションはイーサリアムに加えてビットコインのレイヤー2にもなることができるという。このコードはビットコインのスケーラビリティや汎用性の向上につながり、もともと実装はされていたが、サトシナカモトが脆弱性への懸念から2010年に削除している。

サトシナカモトとは

ビットコインの生みの親として知られる人物、あるいは複数名の人物の呼び名。

▶️仮想通貨用語集

今回の発言は、12日から15日に開催されたイーサリアムのカンファレンス「Devcon」で、CointelegraphがBen-Sasson氏に取材したことで明らかになった。

同氏は、OP_CATの導入で、ゼロ知識証明を活用したスケーリングソリューション「ZKロールアップ」やレイヤー2ネットワークなどの一連の新機能をビットコインに提供できると説明。ネイティブでビットコインとイーサリアムの両方の決済が行えるのは、同社のソリューション「Starknet」が初めてになると改めて主張した。

そして、OP_CATの導入でビットコインはプログラムを実行したり、ファイルを確認したりすることなどが可能になり、処理能力が拡充されるとも説明。これで、決済ネットワークとして機能するという、ビットコインの本来のミッションを実現できるようになるだろうと語った。

なお、OP_CATが導入されれば、DeFi(分散型金融)の活動や出来高でイーサリアムを追い越す可能性があるとの見方もあるようだ。

関連ビットコインのブロックチェーンの機能拡充へ 新提案「BIP-420」が公開

StarkWareの取り組み

StarkWareがOP_CATの導入に取り組んでいることは、以前から明らかになっている。

例えば今年6月には、Starknetがイーサリアムとビットコインの両方で決済ができる初めてのネットワークになることや、ビットコインが1秒間に何千ものトランザクションを処理できるようになることなどを書いた、OP_CATのブログを公開していた。

また、OP_CATの導入に関するメリットとデメリットをリサーチするための100億ドル(約1.5兆円)のファンドを同社は支援している。今回のCointelegraphの取材で、こういった取り組みが進んでいる様子が伝えられた。

なお、実際にOP_CATが導入されるためには、これから承認を得る必要がある。

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
06:25
ストラテジーが約1500億円でビットコイン押し目買い、7月以来の規模に
マイケル・セイラー率いるストラテジーが先週約10億ドルで10624BTCを追加購入した。7月以来の大口購入となった。
06:02
リップルの780億円資金調達、異例の年10%リターン保証で株式売却 投資家ヘッジに応じて=報道
ブルームバーグによると、リップルが11月に実施した5億ドルの株式売却で、投資家に3〜4年後に最低10%の年間リターン保証で未上場株式を売却する権利を提供していた。企業価値は400億ドルと評価されている。
05:35
ブラックロックもステーキング商品提供へ、イーサリアム現物ETFで
世界最大の資産運用会社ブラックロックがステーキング機能を備えたイーサリアムETFの登録届出書をSECに提出した。グレースケールやフィデリティなど他の発行体も仮想通貨ETFにステーキング機能を追加している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧