*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。
仮想通貨マーケットレポート(12/20 AM7時)
暗号資産(仮想通貨)市場は2日連続で続落した。19日(日本時間)に米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した政策見通しで、利下げに慎重な「タカ派」姿勢が明確化したことを受け急落、20日も米国債利回りが上昇したことなどを受けて続落した。執筆時点でビットコイン価格は9万7千ドル前後。
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12月19〜20日相場状況
ビットコインの米長期金利の上昇(下画像赤枠)に伴って下落幅が拡大した。また、直近2か月ではビットコインと米株価指数の相関性は非常に強くなっており(S&P500 +0.91、Nasdaq100 +0.88)、株価の連れ安となった可能性が考えられる。
現状分析(12/20日AM7時)
デリバティブ市場では、先物価格が現物価格よりも若干低い状況が見られており、やや売られすぎの状態となっている。
一方で、現物市場と比較してデリバティブ市場への断続的な資金流入が観測されており(下図赤枠)、今後デリバティブ市場が主導する形で市況が変化する可能性が考えらえる。
今後の重要な日程
例年クリスマス休暇を控えた米国の機関投資家によるポジション調整が市場のボラティリティを高める傾向が見られる。
- 12/20 メキシコ中銀政策金利 12月
- 12/24 米コンファレンスボード消費者信頼感指数 11月
- 12/25 クリスマス(キリスト降誕祭)
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