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仮想通貨取引所Backpack、FTX EU買収の正当性を主張 顧客資金返還を約束

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

FTX EU巡り

暗号資産(仮想通貨)取引所Backpack(バックパック)は、FTX EUの買収を巡る論争について詳細な声明を発表し、規制当局の承認を主張すると同時に、FTX破産管財人との紛争の中で顧客資金の返還を約束する姿勢を示した。FTX破産管財人が株式譲渡はまだ完了していないと主張する一方、Backpackは売却が完了し規制当局の承認を得ていると強調している。

買収に至る経緯によると、FTX EUは2024年3月にPatrick Gruhn氏とRobin Matzke氏に売却され、同年5月に取引が完了。その後、BackpackがGruhn氏とMatzke氏からFTX EUを購入し、2024年6月に買収を完了したとされる。しかし、Bloombergの報道によれば、FTX破産管財人は「FTX EUの株式資本の100%をFTXの子会社であるFTX Europe AGが保有しており、Gruhn氏とMatzke氏への株式譲渡は完了していない」と主張している。

Backpackは自社の立場を強化するため、2024年12月にキプロス証券取引委員会(CySec)から厳格なデューデリジェンスプロセスを経て所有権移転の承認を得たことを引用。この規制上のマイルストーンにより、FTX破産管財人は裁判所が承認した売買契約に従って株式を譲渡する義務があるとBackpackは主張する。

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Gruhn氏は、Backpackとの取引を確認し、自身の弁護士がCySecの承認をFTXに通知したものの、返答がなかったことを明らかにした。FTX破産管財人は、これらの主張に直接的な回答を行っておらず、本稿執筆時点で状況は未解決のままとなっている。

同取引所は今回の発表で、顧客資金の再分配について単独で責任を負うことを強調し、FTX破産管財人がこの件に関して一切の責任を負わないことを明確に述べた。

移行完了後、FTX EUはBackpack EUに改名され、Backpackブランドのもとで業務を開始する予定。同取引所は2025年第1四半期に欧州プラットフォームを立ち上げる計画を示している。

Backpack EUは、永久先物を含む包括的な仮想通貨デリバティブを欧州市場向けに提供する予定であり、Backpackはこの買収を規制に準拠し顧客重視のプラットフォームを提供する機会として位置付け、FTXの崩壊に関連する不祥事との差別化を図っている。

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