はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ブラジル規制当局、仮想通貨キャピタルゲインへの課税方法を変更へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2025年3月までに変更予定

ブラジルの連邦歳入庁は7日、暗号資産(仮想通貨)税法を改革する計画を発表した。2025年1~3月期に仮想通貨取引の利益に対する課税方法を変更する予定だ。

歳入庁はこの件に関して、2024年11月から12月20日まで公開協議を行っていた。協議では24件の提案を受け取っており、こうした「市場の支援」を受けて、仮想通貨課税に関する適切な基準の構築に努めるとしている。

公開協議には、仮想通貨企業からも提案が集まったとみられる。

歳入庁は、仮想通貨トレーダーには「DeCripto」と呼ばれる様式で年次納税申告書を提出するよう義務付ける意向だ。今後1年のうちに、仮想通貨関連の脱税を防ぐため、執行措置を強化することも検討している。

今回の通知には、具体的な変更点は示されていなかった。

なお、ブラジル政府は2024年夏、仮想通貨個人投資家への課税案を構想していた。

この時点での内容は、投資家は仮想通貨取引収益の15%を納税する必要があるというものだ。毎月仮想通貨やNFT(非代替性トークン)を35,000レアル(約90万円)以上取引する投資家に適用されるとしていた。

現行の税制では、500万レアル(約1.3億円)未満の取引額で15%、3,000万レアル(約8億円)を超える取引で22.5%が課税されている。このため、新たな方式では、後者について税率が下がることとなる。ただ、この内容に変更されるのかは現時点で不明だ。

仮想通貨に対する課税を緩和する動きとしては、中欧に位置するチェコ共和国の例がある。

チェコでは昨年12月、個人が3年を超えて保有している仮想通貨の売却益に対する税金を免除する法案が可決された。チェコのペトル・フィアラ首相は、「人々の生活をより楽にし、最新技術を支援する」ものだとコメントしている。

関連中欧チェコ、長期保有の仮想通貨に対する免税へ

仮想通貨投資盛んなブラジル

ブラジルの証券委員会(CVM)は、仮想通貨ETF(上場投資信託)分野で先進的であり、昨年8月にはソラナ(SOL)現物ETFの提供を世界で初めて承認した。

関連ブラジル、ソラナ現物ETF初登場へ

CVMが2023年に700人以上のブラジルの個人投資家に対して行った調査によると、資金の7%から35%が仮想通貨に割り当てられていた。

回答者は、自身を「保守的」、「中庸」、「大胆」のいずれかに分類することを求められ、「保守的」と自称した人々は、平均して貯蓄の7.25%を仮想通貨で保有していた。

また、「中庸」とした投資家は、投資している金融商品の21%が仮想通貨であると回答。「大胆」とした人々は、ポートフォリオの35%までが仮想通貨で構成されていると答えている。

関連評判・口コミでおすすめ仮想通貨取引所15社 個人投資家の評価は?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/27 月曜日
18:42
日本初のステーブルコインJPYC始動 関連銘柄が急騰
日本初の日本円建てステーブルコインJPYCが2025年10月27日に正式発行。アステリア、電算システムホールディングス、ユナイテッドなど出資企業の株価が急騰。インタートレード、Speee、Unbankedなど関連テーマ銘柄にも買いが波及し、デジタル金融市場拡大の兆しを示した。
18:37
送金大手ウエスタンユニオン、ステーブルコイン決済の試験運用を計画
国際送金大手ウエスタン・ユニオンが2025年第3四半期決算でステーブルコイン決済システムの試験運用を発表。1億5,000万人の顧客向けにオンチェーン決済レールを活用し、コスト削減と決済時間の短縮を目指す。変革期を迎える送金業界の最新動向。
18:00
トロンの将来性は?ステーブルコイン決済に選ばれる理由
TRON(トロン)は、2017年にジャスティン・サン氏によって創設されたブロックチェーンプラットフォームだ。イーサリアムやビットコインと比べて日本での知名度は高くないが、特にア…
17:15
マウントゴックス、債権者返済を再延期 未返済残高は3.4万BTC(約6000億円)
破綻した仮想通貨取引所Mt.Goxは、債権者への弁済期限を2026年10月まで再延期。19,500人に支払い完了も、依然3.4万BTC(約6,000億円)を保有している。
14:03
キルギス共和国、自国通貨建ステーブルコイン「KGST」発行へ バイナンスCZ支援で国家仮想通貨戦略を推進
キルギス共和国が自国通貨ソム建ステーブルコイン「KGST」をBNBチェーン上で発行する。バイナンス創設者CZ氏が戦略顧問として支援し、CBDC「デジタルソム」の試験運用開始や国家仮想通貨準備金の設立を推進している。
13:58
コインベースCEO、オンチェーン資金調達で起業のあり方革新を構想 エコー買収で実現へ
仮想通貨取引所コインベースのCEOが、エコー買収を背景に、起業家が企業設立から資金調達、IPOまでをオンチェーンで可能にする構想を語った。
13:22
JPYCリリース「通貨史に残る分岐点」岡部代表
JPYC岡部代表が27日会見し、日本円ステーブルコインの正式発行を発表。「日本の通貨史に残る分岐点」と述べ、半年で10兆円の発行目標を明らかに。Coinbaseとの交渉も進行中。
11:14
ホワイトハウス、舞踏場建設の寄付リストを公表 コインベース、リップル、テザーなど業界関係者含まれる 
トランプ米大統領のホワイトハウス舞踏場建設で、コインベース、リップル、テザーなど仮想通貨企業を含む37社・個人の寄付者リストが公表された。費用は約3億ドルで、業界と政権の密接な関係が浮き彫りに。
11:03
宇宙×ブロックチェーンで挑むインターネットの格差解消──衛星駆動型DePINプロジェクト「Spacecoin」が目指す新しい通信インフラ
衛星駆動型DePINプロジェクト「Spacecoin」創業者Tae Oh氏へのインタビュー。宇宙×ブロックチェーンでインターネット接続格差の解消に挑む通信インフラと、日本への期待を語った。
09:53
新設のXRPトレジャリー企業「エバーノース」がXRP市場に与える影響は?
ナスダック上場予定のエバーノースが仮想通貨XRP市場に与える影響をリサーチャーが分析。ストラテジー社のビットコイン戦略との類似性や機関投資家需要の高まりを解説している。
10/26 日曜日
18:30
AI銘柄として注目の仮想通貨ニアー(NEAR)の買い方 おすすめ取引所比較
AIとブロックチェーンの融合を目指すニアー(NEAR)の特徴と投資方法を解説。注目のAI銘柄を取り扱う暗号資産(仮想通貨)国内取引所を比較し、おすすめサービスをご紹介します。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットマインの大規模なETH押し目買いやSOL現物ETFが香港初承認など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、BNB、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
米中首脳会談が焦点、関係改善なら相場に追い風も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン対円相場は1700万円周辺で方向感に欠ける展開。30日の米中首脳会談や来週のFOMCでの利下げ・QT停止観測が注目される中、24日のCPIや25日の通商協議を控え、相場に方向感が出る可能性を指摘。半減期サイクルの節目を過ぎたものの、金融緩和環境は2021年と大きく異なる状況。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金価格の2020年以来の下落幅に高い関心
今週は、金価格下落からのビットコインへの資金移動の可能性、金融庁による銀行の仮想通貨投資解禁の正式検討、量子コンピュータのリスクに関する記事が最も関心を集めた。
08:51
Plasma(プラズマ)とは?手数料ゼロのステーブルコイン送金とXPL報酬の仕組みを解説
Plasmaのインセンティブプログラムについて、XPL報酬の獲得方法をわかりやすく解説。ブリッジからAave運用、クレームまでの手順とリスクを紹介します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧