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中欧チェコ、長期保有の仮想通貨に対する免税へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

一定額以下の仮想通貨収益も免税

中欧に位置するチェコ共和国は6日、個人が長期的に保有している暗号資産(仮想通貨)に対するキャピタルゲインへの課税を廃止する法案を可決した。一定額以下の取引についても免税となる。複数の関係筋の情報として、The Blockなどが報じている。

個人が3年を超えて保有している仮想通貨の売却益に対する税金を免除するものであり、同国の議会で全会一致で承認された。この法案は、2025年1月より施行される見込みだ。

時間的な免除枠に加えて、取引による年間総収入が10万チェココルナ(約63万円)を超えない場合も免除を受けることができる。

チェコ共和国のペトル・フィアラ首相は、「人々の生活をより楽にし、最新技術を支援する」として、次のように説明した。

新たに導入されるルールでは、「時間枠」により、仮想通貨を3年以上保有した場合、その売却が非課税となる。また、「価値枠」によって、年間10万チェココルナ以下の取引は、税務申告の必要がなくなる。

これにより、例えばビットコイン(BTC)やその単位であるサトシを使ったコーヒー購入が課税対象外となる。

ペトル・フィアラ首相によると、この法案はジルカ・ハヴラーネク議員が中心となり成立まで二年間取り組んできた。

免税の対象となる仮想通貨は、少なくとも三年以上、ビジネスに関する資産の一部ではなかったことが必要だ。

また遡及的に適用可能であり、2025年以前に取得した仮想通貨についても、2025年以降に定められた条件の下で売却されれば、免税の対象となる可能性がある。

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韓国は2027年まで課税開始を延長

韓国では、仮想通貨へのキャピタルゲイン税が2027年まで延期されたところだ。

与党「国民の力」は、以前より時期尚早な課税は投資家を国内市場から遠ざける可能性があるとして、仮想通貨業界の成長支援のため、延期期間をさらに伸ばすことを主張していた。民主党も1日、これに同意したことを認めた。

韓国では当初、2021年から仮想通貨売却益への20%課税を始める計画だったが、再三延期され、直近では2025年からで方針が固まっていたものの、ここへ来てさらに延期されたことになる。

一方日本では、現在仮想通貨のキャピタルゲインは、雑所得として最大55%課税となる。石破茂内閣総理大臣は2日、仮想通貨を一律20%の分離課税とすることには難色を示した。

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