はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

エルサルバドル、ビットコイン11BTCを買い増し 総保有量は975億円相当に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン購入を継続

エルサルバドルのナイブ・ブケレ大統領下の組織「ビットコインオフィス」は20日、同国が暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)11BTCを新たに戦略準備金に追加したことを公表した。

これでエルサルバドルのビットコイン保有量は6,044BTC(975億円相当)まで増加。国際通貨基金(IMF)との融資契約では、融資を受けることの条件にビットコインに関する活動を制限することが含まれているが、宣言通り買い増しを継続している。

同国を巡っては先月18日にIMFが、エルサルバドルへの融資の内容や条件について、IMFと同国の当局がメンバー同士で合意に達したことを発表。現在、融資契約はIMF上層部の承認待ちとなっている。

この時、IMFは40カ月間の融資を行うための条件として、公的部門のビットコイン購入を制限したり、仮想通貨ウォレット「Chivo」への政府の関与を段階的にとりやめたりすることなどを同国に要請した。

その後、ビットコイン購入をどのように制限するかなど詳細が明らかにされていない中、ビットコインオフィスでディレクターを務めるステイシー・ヘバート氏が先月19日に、ビットコインの購入は続け、買うペースを速める可能性もあると表明している。

関連「IMF融資契約後もビットコイン購入は継続」エルサルバドル大統領下の組織の幹部が表明

なお、エルサルバドルは今月は、9日にも11BTCを購入していた。

IMFの見解

エルサルバドルのビットコイン戦略については、先月19日に行われたIMFの記者会見で質問が上がった。その中には「エルサルバドルが融資を受けるためにビットコイン戦略を変更するスケジュールは決まっているのか」や「同国でビットコインは法定通貨ではなくなるのか」といった質問が含まれている。

1人の質問者は「ビットコインで税金が払えなくなったり、企業がビットコイン決済を導入するかを選択できるようになったりしたら、それは法定通貨とは呼べないのではないか」と主張。一方、ヘバート氏はビットコインは今後も法定通貨であり続けると、前月19日に説明していた。

会見でIMFのコミュニケーション部門のディレクターは詳細は述べなかったが「我々は仮想通貨にはリスクと可能性の両方があると考えている」と発言している。

まずは金融安定性、消費者保護、金融の廉潔性に対し、潜在的なリスクがあると指摘。そして、各国はリスクに対応する政策を準備することが重要であると述べた。

一方、それと同時に仮想通貨には、ブロックチェーン技術の可能性や投資家の需要の高さといった良さがあるとも指摘している。

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧