デジタル資産市場の米国リーダーシップ確保へ
米トランプ政権のAI(人工知能)・暗号資産(仮想通貨)特命官を務めるデビッド・サックス氏は、議会と連携して「デジタル資産エコシステムにおける米国のリーダーシップを確保する」ための方策について、記者会見を開催する予定。
記者会見(日本時間2月5日4時30分ごろ)には、与党共和党の有力議員らが出席する予定で、上院銀行委員会のティム・スコット議長、下院金融サービス委員会のフレンチ・ヒル議長、上院農業委員会のジョン・ブーズマン議長、下院農業委員会のG.T.トンプソン議長などが名を連ねている。
上下院の議員たちと、仮想通貨特命官が一堂に会し、仮想通貨政策の方向性を一般に向けて説明することは初めてのことだ。投資家はその内容に期待を寄せており、ビットコイン(BTC)の価格は4日未明に大幅に反発した。
サックス氏は、先月24日にトランプ大統領が大統領令によって立ち上げた「仮想通貨市場に関する大統領作業部会」を担当。この作業部会は、ステーブルコインを含むデジタル資産の連邦規制の枠組みを開発し、「戦略的国家デジタル資産備蓄」の作成を評価し提案することを目的とするもので、明日の会見内容は作業部会にも関連するとみられる。
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