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買い戻し遂行へ
ソラナ(SOL)基盤の暗号資産(仮想通貨)DEXアグリゲーター「Jupiter Exchange(ジュピター・エクスチェンジ)」は14日に、仮想通貨JUPの買い戻しを来週月曜日から開始することを発表した。
これにより、ジュピターはプロトコル手数料収入の50%をJUPの購入に充て、その後3年間にわたってロックするという方針を明らかにした。この買い戻し計画は、JUPトークンの希少性を高め、トークンの価値を引き上げることを目的としている。
この発表は、ジュピターの創設者であるMeow氏が2025年1月26日に行った「Catstanbul 2025」と題されたイベントでの発表に基づいている。Meow氏は、その際にプロトコル手数料収入の半分をJUPの買い戻しに充て、残りの50%は「成長、将来の戦略、運営の安定性」のために使用することを発表していた。これにより、ジュピターのトークンエコノミーは一層強化される見込みだ。
また、ジュピターは運営費用などのためにJUPを売却することはしないと明言した。JUPを経費として扱うことはなく、プロジェクトに適した組織と長期的なパートナーシップを結ぶ場合にのみ、JUPの売却を行う可能性があるという。
さらに、ジュピターはJUPの供給量を減らすため、30億JUP(時価26億ドル相当)をバーン(焼却)する計画を発表した。この施策は、JUPトークンの希少性を高め、FDV(完全希薄化時価総額)の削減を目指すもので、トークンの価値にポジティブな影響を与えると見込まれている。FDVとは、トークンが最大供給量まで発行された場合における総価値を示す指標であり、今後の価格上昇の余地を推測するための重要なデータとされている。
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