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米SEC、期限の迫る訴訟から延期か 対リップル・クラーケン訴訟の行方は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

期限の迫る訴訟から停止要請か

米証券取引委員会(SEC)は、裁判の期限が迫っている訴訟から暗号資産(仮想通貨)企業に対して起こした裁判を延期している可能性がある。フォックスビジネスのエレノア・テレット記者が、法律関係者の話として伝えた。

これが、SECがまだリップル社とクラーケンに対する訴訟で一時停止措置を講じていない理由の1つだとされる。対リップル社訴訟における次の期限は4月16日で、対クラーケン訴訟は3月31日であり、まだ先となっている。

この情報が正確であれば、リップル社とクラーケンに対する訴訟でもSECが方針を転換する可能性がある。

背景

トランプ新政権でSECも新体制となり、仮想通貨に寛容な方針に切り替わることが期待されているところだ。

早速その兆しは見られており、SECは今月、対バイナンス訴訟および対コインベース訴訟を一時停止することを求めた。その理由は共通しており、SECで新たに立ち上がった仮想通貨タスクフォースの作業を待つことである。

このタスクフォースは、どのようなトークンが証券に当たるかも含め、仮想通貨の分類も重要事項の一つとして取り組んでいく。SECはバイデン政権下で、様々な企業を「未登録証券」とみられるトークンを提供しているとして訴えてきた。

しかし、この判断は恣意的で不明確であると内外から批判されてきた経緯があり、新たなタスクフォースは分類の明確化にも取り組む格好だ。SECがバイナンスやコインベースに対する裁判の停止を求めたのは、トークンの証券性が裁判の根幹に関わるものであることによると考えられる。

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一方で、リップル社やクラーケンに対する訴訟ではまだ停止措置が求められていない理由について、テレット氏は今回背景を説明した格好だ。

アトキンス氏の委員長就任を考慮か

テレット氏は、SECは対バイナンス訴訟を4月14日まで、コインベース訴訟を3月14日まで一時停止することを求めたと指摘。SECの幹部は、こうした日付までに、トランプ大統領が指名したポール・アトキンス氏のSEC委員長就任が承認されることを予想している可能性があると意見した。

具体的なスケジュールはまだ不明であるが、アトキンス氏は上院銀行委員会の公聴会に登壇した後、上院全体で承認投票を受ける必要がある。前任のゲンスラー氏の場合は2021年3月に公聴会が開催され、承認は4月だった。

アトキンス氏は、2002年から2008年までSEC委員を務めており内部事情にも詳しい人物だ。また、Patomakグローバル・パートナーズの創設者であり、仮想通貨取引所や分散型金融(DeFi)プラットフォームなども顧客に抱えている。

業界からは仮想通貨に好意的な人物のSEC委員長指名が歓迎されているところだ。

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