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SECの仮想通貨規制方針に転換の兆し 、コインベース訴訟延期で銘柄分類を再検討へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

対バイナンス訴訟に続き延期

米証券取引委員会(SEC)は14日、米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースの控訴に対して回答書を提出する期限を28日間延長することを求めた。SECの仮想通貨タスクフォースがトークン種別の分類作業を行うことを前提としている。

当初の回答期限は2月14日だったが、これを3月14日まで延長することを求める格好だ。

経緯としてSECはバイデン政権下の2023年、コインベースを未登録で証券とみなされるトークンを提供しているなどとして提訴し、これまで地方裁判所において訴訟が継続してきた。ソラナやADAなど、多くのアルトコインがゲンスラー前委員長率いるSECの標的とされていた。

コインベースは2024年4月、仮想通貨の証券性判断に関して、控訴裁判所への中間控訴(仮抗告)を求める書類を提出。地方裁判所は2025年1月、この申し立てを許可している。

コインベースは特に、SECが証券性を検討するために「ハウィーテスト」を仮想通貨に適用させようとする方法に問題があると指摘していた。テストの適用方法について、SEC委員や米国の議員、判事の間でも意見が分かれているとも述べた格好だ。

地裁のフェイラ判事はこうした主張を認め、中間控訴を許可。控訴審については第2巡回控訴裁判所が引き受ける可能性が高いとされていたところだ。

関連:SEC対コインベース訴訟、地裁が手続き停止 証券性についての中間控訴を許可

SECは今回、コインベースの控訴に対して回答を延期したい理由を次のように説明している。

SECの仮想通貨タスクフォースの作業が、地方裁判所および控訴裁判所で予定される審理の両方に影響を与え、その解決を促進する可能性があり、司法関連リソースを節約する。

SECは現在、仮想通貨関連の問題を検討しているところであるため、コインベースの申し立てに対する回答を準備し検討するために、この延長を要求する。

SECは、回答期限延長の要請が認められても、いずれの当事者(コインベースおよびSEC)も不利益を被ることはないとも続けた。

タスクフォースは、特にどのようなトークンが証券に当たるかなど、仮想通貨の分類についても検討を行う。そうした作業の結果が、トークンの証券性判断が焦点となる今回の裁判にとっても重要だと主張しているとみられる。

タスクフォースの判断は重要ファクターに

今週、SEC対バイナンスの訴訟でも、両当事者は今回と同様の理由で、裁判の一時停止を要請し、認められていた。

仮想通貨に友好的なトランプ政権でSECも新体制となり、仮想通貨業界への抑圧的な取り締まり姿勢が転換すると期待されているところだが、こうして訴訟の面では早速変化の兆しが見られている。

今後、SECが仮想通貨をどのように分類するかは、関連する裁判や仮想通貨現物ETF(上場投資信託)の承認可能性についても影響を与える、重要なファクターになると考えられる。

関連:対バイナンス訴訟、SECが方針転換か 新設タスクフォースで証券性判断に変化の可能性

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