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対バイナンス訴訟、SECが方針転換か 新設タスクフォースで証券性判断に変化の可能性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4月中旬まで訴訟が一時停止

米国地裁のエイミー・バーマン・ジャクソン判事は13日、米証券取引委員会(SEC)対バイナンスの訴訟を4月中旬まで延期するよう命じた。裁判が一時停止することになった格好だ。

背景としては、トランプ政権で新体制となったSECで、暗号資産(仮想通貨)に特化したタスクフォースが立ち上がったことがある。

バイナンスとSECは10日、共同でこれを理由に裁判の一時停止を要請する申立書を提出しており、これが認められた格好だ。

両当事者は、SECが仮想通貨の規制枠組みを策定することに寄与するタスクフォースを立ち上げたことを指摘し、次のように述べていた。

タスクフォースの作業は、この事件の潜在的な解決に影響し、それを促進する可能性がある。したがって、SECは被告(バイナンス)に短期間の訴訟停止を提案した。バイナンスも停止が適切であり、裁判を効率的にするものであると同意した。

これは共同の申し立てであるため、いずれの当事者にも不利益はなく、停止により当事者のリソースを節約できる。早期に解決できれば、証拠開示手続きを継続する必要がなくなるためだ。

SECとバイナンスは、60日間の停止期間の終了時である4月14日までに、共同の状況報告書を提出することになる。

これを受けて、今後他の裁判でもSECの姿勢が軟化する可能性を指摘する声も上がった。証券法の専門家であるジェームズ・マーフィー氏は、SECが仮想通貨企業に対して起こしている訴訟が、「完全に却下されるか、被告にとって有利な条件で和解するだろう」と意見している。

SECは、バイナンスやコインベース、リップル社などに対して「未登録証券」とみなされるトークンを提供したとして訴訟を起こしてきた。

しかし新設の仮想通貨タスクフォースは、今後特に、何が証券とみなされるかについて焦点を当てながら、仮想通貨の分類方法についても明確化に取り組んでいく予定だ。

このため、新たな分類方法に基づいて、再度、バイナンスなどの扱う仮想通貨の証券性判断が行われる可能性がある。

関連「仮想通貨の証券性を明確に」米SECのピアース委員、タスクフォースの取り組みを説明

法的執行で方針転換の兆し

SECはすでに、姿勢転換の兆しを示し始めているところだ。例えば、ヘスター・ピアース委員は先日、ミームコインの多くはおそらくSECの管轄外だと意見している。

また、リップルやコインベースなど大手仮想通貨企業への主要な法執行案件に携わってきた弁護士をIT部門へと異動。職員が自主的に企業に対して調査を行う際に、幹部の承認を取る仕組みに変更したとも伝えられる。

関連米SEC、職員が企業に法的調査を行う際のハードル引き上げか=報道

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