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イーサリアム財団、Maker(Sky)への86億円相当のETH送金を否定  清算回避目的との指摘はフェイク

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム送金を否定

イーサリアム財団の広報担当者ジョセフ・シュバイツァー氏は12日、財団が暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)30,098ETH(86億円相当)を、DeFi(分散型金融)プラットフォーム「Maker(現Sky)」に入金した可能性があるとの指摘を否定した。

この指摘の根拠になっている「Lookonchain」の投稿やArkhamのデータは、対象のウォレットが財団のものであると断定しているわけではないが、イーサリアムの数量が非常に多いため、一部のコミュニティや投資家が警戒していた。

今回の指摘は最初、Lookonchainが11日に「強制清算の基準価格を下げるために、財団のものと思われるウォレットがMakerに追加の担保として30,098ETHを入金した」とXに投稿したことから起こった。

この時にLookonchainは根拠として、Arkhamのデータの画像を添付しているが、Arkhamもウォレットの所有者を「イーサリアム財団?」と「?」を付けて表記していて断定はしていない。

Lookonchainはこの時の投稿で、対象のウォレットの保有額や清算の基準価格も記載していたが、シュバイツァー氏は「この情報は、またフェイクである」と返信している。「また」というのはLookonchain、またはその他の分析企業らの指摘が過去にも間違っていたことを指しているとみられる。

シュバイツァー氏は「このアカウントが正確に情報を伝えることに関心があるのであれば、次回は事前に財団に確認して欲しい」と呼びかけた。

関連イーサリアム財団、計180億円超相当のETHをDeFiプラットフォームに移動 運用で財源確保か

Makerとは

MakerはDeFiを代表するプロジェクト。担保を預けることで主要プロダクトのステーブルコイン「Dai」を発行でき、過去にはその影響力および重要性から、CompoundおよびUniswapと共に「DeFi御三家」と称されていたこともあった。その後、2024年8月にSkyへのリブランディングを発表している。

Skyでは、DAIのアップグレードバージョンとして「USDS」というステーブルコインを提供。また、MKRのトークンは「SKY」に代わっている。この2つがSkyのネイティブ通貨である。

公式サイトによると、本記事執筆時点のSkyのユーザー数は61万超。プロトコル上で運用のためにロックされた仮想通貨の総価値「TVL(Total Value Locked)」は155億ドル(約2.2兆円)である。

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