はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リミックスポイントとOmakase、暗号資産バリデータ事業で提携|ステーキング市場参入へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーキング市場の拡大を背景に

リミックスポイントは8日、同社が新たに開始する暗号資産ステーキングおよびバリデータ事業において株式会社Omakaseと包括的な提携を結んだことを発表した。

多くのブロックチェーンでは現在、バリデータの地理的分布が欧米に偏っており、ネットワークの地域分散が課題となっている。この状況を背景に、リミックスポイントはOmakaseとの協業により、ブロックチェーン・インフラストラクチャの分散化と堅牢化に貢献する日本企業としての存在感を高める狙いだ。

Omakaseは ISO 27001およびSOC 2 Type 2認証を取得したバリデータ運用事業者であり、20以上のブロックチェーンでノード運用の実績を持つ。本提携においてOmakaseは、リミックスポイントのバリデータ事業立ち上げに必要なインフラ構築から運用監視、リスク管理までを包括的に支援する。

リミックスポイント、国内大手Omakase社と共同でバリデータ事業に参入

出典:リミックスポイント

ステーキングとは、保有する暗号資産をブロックチェーンネットワークに預け入れて、その運用に貢献する対価として報酬を受け取る仕組みだ。バリデータはその中でもトランザクションの検証や新規ブロックの生成を担当し、ネットワークセキュリティの維持に重要な役割を果たしている。

情報セキュリティと内部統制に関する国際的な認証規格

関連:リミックスポイント、5億円相当のビットコインを買い増し(2025年1月16日)

リミックスポイントの投資事業戦略

リミックスポイントは新たな収益の柱として金融投資事業を拡大しており、これまでに総額100億円の暗号資産を購入するなど、Web3領域への取り組みを強化している。バリデータ事業の開始により、同社は単なる暗号資産投資にとどまらず、ブロックチェーン技術を活用した分野で積極的な役割を果たすことを目指している。

両社は、本提携を契機に日本市場におけるステーキングサービスの高度化およびPoS(Proof of Stake)ネットワークの地域分散を推進し、健全なブロックチェーン・エコシステムの発展に寄与する方針だ。

リミックスポイントは「日本のネットワーク検証者として安全性と透明性を支え、暗号資産分野の新たな収益機会創出に取り組む」としている。

ステーキング市場の動向

暗号資産市場は近年、機関投資家の参入が加速。2025年4月には香港とカナダでステーキング機能付き現物ETFが承認され、2024年11月には米ETFプロバイダーBitwiseがM&Aを通じてステーキングサービス市場に参入するなど、インカムゲイン戦略としてのステーキングへの関心も急速に高まっている。

ステーキングは、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)など、Proof of Stake(PoS)を採用する暗号資産で利用できる。これら2種類の暗号資産の時価総額は現在、約34兆円*に達しており、年間収益率はETHで約3.5%、SOLで約7%前後となっている。バリデータとしてネットワーク運営に参画することで、投資家は安定した利回りを得られるだけでなく、ブロックチェーンのセキュリティ強化やガバナンス参加という社会的意義のある役割も担うことができる。

*2: Coingecko 2025年4月20日時点

関連:【2025年最新】仮想通貨取引所ステーキング利率徹底比較|高年率銘柄・サービスの選び方

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:00
Oasys × SBI VC Tradeトップ対談 NFTからトークンへの戦略シフト、その背景は?
Oasysの松原代表とSBIVCの近藤代表が語る、Web2からWeb3への進化と今後の展望。NFTの限界を超えるトークンの可能性、日本の規制環境を活かした独自戦略、そしてSBIグループとの協業による新たな価値創造の取り組みとは。
17:00
AI駆動の次世代ステーキング「ZENMEV」とは 少額から始められる新たな投資体験
ZENMEVは革新的なAI駆動のMEVステーキングプラットフォーム。これまで専門家だけが活用できたMEV戦略の利益を、専門知識不要で一般ユーザーにも開放。低い参入障壁、高い安全性、国際認証取得で信頼性も確保。ETH、SOL、USDTなどに対応し、誰でも簡単に次世代ステーキング体験を始められる。
16:04
『Binanceの秘密に迫る』バイナンスジャパンCEO×あたらしい経済編集長対談|Spring College 2025
「Binance Japan Spring College 2025」で行われた特別対談。バイナンスジャパンCEO千野剛司氏とあたらしい経済編集長設楽悠介氏が暗号資産市場の展望、バイナンスの強み、日本における課題などを議論。両氏の業界参入の経緯からBinance Payによる決済展望まで幅広く語られた。
15:00
リミックスポイントとOmakase、暗号資産バリデータ事業で提携
リミックスポイントとOmakaseが暗号資産ステーキング・バリデータ事業で提携。ISO 27001認証取得のOmakaseの技術力を活用し、34兆円市場のPoSネットワークで年率3.5~7%の収益確保と日本からの地域分散化を推進。両社はWeb3領域での存在感強化を目指す。
13:40
イーサリアム証券論争とXRP訴訟の裏側、SECの内部文書が明らかに
SECの内部文書が米コインベースにより公開され、イーサリアムやXRPの証券性判断をめぐって当局が抱える不確実性が露呈した。主要仮想通貨企業に対して、執行による規制を強行したSECの舞台裏は脆いものだったようだ。
13:00
AIとステーブルコインが変える決済の未来、コインベースが「x402」を発表
コインベースが新オープンソース決済プロトコル「x402」を発表。HTTP 402を活用しステーブルコインによる決済レイヤーを実現へ。
12:00
ビットコイン上昇で10万ドル復帰圏内に、アリゾナ州の仮想通貨準備金設立など追い風
ビットコインが98,000ドル付近で推移する中、アリゾナ州が米国で2例目となる仮想通貨準備金を設立発表した。FOMCは政策金利据え置きを決定するも、パウエル議長の関税警戒発言で利下げ観測が後退した。
11:20
イーサリアム、価格回復の壁は? Cryptoquant分析
Cryptoquantの分析によると、イーサリアムがビットコインに対して極度の割安水準に達するも、供給増加・手数料バーン減少・ネットワーク活動停滞・投資家需要減退という構造的課題が回復を阻む。過去の反発パターンと異なる市場環境を分析。
11:00
Sui基盤のWeb3ゲームXOCIETY、アディダスとのコラボ発表
仮想通貨Suiのブロックチェーン基盤のWeb3ゲームXOCIETYは、adidasとのコラボを発表。限定NFTボックスがリリースされることが報じられている。
11:00
米Stripe、AI決済基盤モデルとステーブルコイン金融口座を発表
米オンライン決済大手Stripeが、新たにAI基盤モデルとステーブルコイン金融口座を発表した。また、Stripe傘下となったBridgeはVisaとステーブルコイン決済で提携している。
10:15
ビットコイン、利確急増も毎日10億ドル超えの純流入──Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新レポートを発行。価格の反発により含み益で保有されるBTCが増加している一方、今後のボラティリティが過小評価されている可能性も指摘した。
10:05
アリゾナ州初、仮想通貨準備金法案成立 ニューハンプシャー州に続き
アリゾナ州が仮想通貨準備金法案を成立させ、ビットコイン保有の可能性が広がる。ニューハンプシャー州も昨日デジタル資産投資を認可した。
08:25
企業のビットコイン非保有は「無責任」、億万長者投資家ティム・ドレイパー
億万長者投資家ティム・ドレイパーが企業のビットコイン保有を強く推奨。2025年末に25万ドル到達を予測し、ビットコイン完全運用のファンド構想も発表した。
07:35
米銀行への仮想通貨規制緩和、顧客指示での売買など可能に
米通貨監督庁(OCC)が国法銀行と連邦貯蓄金融機関による仮想通貨カストディサービスの範囲を明確化。顧客指示による仮想通貨の売買や第三者へのサービス委託が正式に認められ、3月の「評判リスク」調査終了と合わせて規制緩和の動きが加速。
07:15
ブータン、国家の観光決済にバイナンスペイ導入
バイナンスは、ブータンがBinance Payを国家の観光産業の決済システムに導入したと発表。ユーザーはBNBやビットコインなど100種類以上の仮想通貨を旅行で利用できる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧