
元Meta開発陣が手がける次世代チェーン
暗号資産(仮想通貨)取引所のビットバンクは、8月14日からスイ(SUI)の取扱いを開始する計画を発表した。
ビットバンクでは、取引所(現物取引)、販売所、貸して増やす、定期購入の各サービスでSUIの取扱いを開始する予定だ。取引ペアはSUI/JPYが追加される。
スイ(SUI)は、Meta(旧Facebook)出身者らが開発を主導するレイヤー1ブロックチェーンだ。ユーザーが増加しても手数料を抑え、高速なネットワーク処理を維持するよう設計される。Suiの最大の特徴は、複数のトランザクションを同時に処理できる「並列処理」技術にある。
従来のブロックチェーンが一つずつ順番に取引を処理していたのに対し、Suiは関連性のない取引を同時進行で処理することで、大幅な処理速度向上を実現している。
また、Meta社が開発したMove言語を基盤としたスマートコントラクト環境も提供しており、従来よりも安全で柔軟な分散型アプリケーション(dApps)開発が可能だ。
SUIトークンは、ネットワークの運営に関係する機能を持ち、セキュリティを支えるステーキング、プロトコルの方向性を決めるガバナンス投票、そして取引時の手数料支払いに使用される。2025年8月8日時点での単価は562円、時価総額1.9兆円は市場16位となっている。
取引手数料無料キャンペーンを計画
SUIの取扱い開始を記念して、ビットバンクはSUI/JPYペアの取引手数料無料キャンペーンを実施する。キャンペーン期間は取扱い開始日から2025年9月11日(木)午前11時59分まで。
SUIの取扱い開始と同時に、ビットバンクの「暗号資産を貸して増やす」サービスでもSUIの募集が開始される予定だ。同サービスは最大年率5%の利用料を受け取ることができる消費貸借契約で、1年間の満了時に貸し出した暗号資産と利用料が返還される仕組みとなっている。
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