はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインにブルフラッグの上抜けを確認 銀行がXRPの利用開始など複数のリップル関連好材料も|仮想通貨モーニングレポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
下向き描くBTCのブルフラッグは、本日明朝に上抜けが確認され、レジスタンスラインをサポートラインに変える動きが見られた。また、XRP関連で複数の動きが発表された。

マーケット情報

1月9日の仮想通貨マーケット情報

ビットコイン

8時時点のデータは以下の通り。

BTC価格(9日7時:bitFlyer)
価格 前日比
現在値 435,331円 0.23%高
24h高値 446,136円
24h安値 433,500円
出来高(BTC市場全体) 5761億円 +0.3%

9日の仮想通貨市場は、ここ数日続くレンジ内推移を一時抜けたものの、前日比の推移では小幅高の43万5000円で推移している。

年初以来に生成された大きめのペナント上抜けで急騰したBTC価格は、急騰後に下向きのブルフラッグを描いていたが、本日明朝にレンジ抜けが確認された。レンジ抜け後はブルフラッグの高値付近を抜けきれずに上昇の勢いを継続できなかったものの、レジスタンスラインをサポートラインに変える動きを見せている。

また、アルトコインではTronが前日比12%高、7日比37%と、他の通貨がBTCと同様の推移をする中で、継続性のある右肩上がりの推移をしている。バイナンスローンチパットで再注目された透明性をもたせたICOシステムと、トロンが昨年1億4000万ドル(≒152億円)で買収した人気P2PデータシェアプラットフォームBitTorrentの新たなICOでの資金調達額が期待視され、市場に好感されていると思われる可能性が高いだろう。

本日のニュース

本日のマーケットに影響を与える可能性があるニュースはこちら。

仮想通貨取引所が51%攻撃の調査結果を発表

仮想通貨取引所Gate.ioが8日に発覚したイーサリアムクラシックにおける51%攻撃に関する調査結果を発表した。

Gate.ioによると8日時点で54200ETC分(約2900万円分)の被害が確認されているとした。

レポート内では、Gate.ioが51%攻撃が行われている際に不正な取引を探知してマニュアルチェックに申請を出したものの、不正な取引と正常な取引の見分けが非常に困難であったと述べ、約40000ETC分の被害が出たと発表。

同取引所がユーザーの紛失された分のETCを補償すると述べている。

また同取引所は51%攻撃を探知するメカニズムを導入し、引き続き警戒を続けるとした上で、ETC開発チームが「ETCネットワークを51%攻撃から守る為に、PoSの様な新たなコンセンサスメカニズムの導入を検討すべき」と言及した。

なお、米国に拠点を置く大手仮想通貨取引所コインベースは同社のブログ内では総額219,500ETC(約1.2億円)が二重支払いされていた事を明らかにした。

コインベースでも現在、イーサリアムクラシックの入出金は停止状態が続いている。

リップル社、13社の新たなリップルネット加入を発表

リップル社は公式ツイッターから新たに13社がリップルネットに加入した事を発表した。既にリップルネットには200社以上の送金企業や銀行等の金融機関が加入している事も合わせて報告した。

注目点は、新規加入した13企業の内5社が、送金時の流動性向上の為に仮想通貨XRPを利用する事を発表している事だ。

なおリップル社は仮想通貨XRPを利用せずとも、リップルネット加入企業は「リップル社の技術と最先端のAPIを駆使して、速く、低コストで透明性の高い送金が可能となる」と述べているが、XRP採用事例が急加速した点は大きな注目点であり、XRPの実利用拡大は相場にもいい影響を与えそうだ。

5社の1つでロンドンとカリブ海セントルシアに拠点を置くEuro Exim Bankは、今年から国際送金に現在150億ドル相当(約1.6兆円分、Fortune社調べ)の流通量を誇る仮想通貨XRPを利用する事を発表した。

これまで送金業者の利用が多かったXRPだが、ついに銀行の利用が始まることになる。

なお、Euro Exim Bankは実際にXRPを保有するわけではなく、ペイメントプロバイダのBitPayが仮想通貨の運用を担うこととなる。

同銀行のディレクター、Kaushik Punjani氏は以下のようにコメントした。

リップル社と提携してxCurrentとxRapidの両方を導入する事となった。これらが顧客にもたらす利点に期待している。

今回新たに加入を発表した企業は以下の通り。(紹介順はリップル社参考)

  • Euro Exim Bank(仮想通貨XRPを利用)
  • SendFriend(仮想通貨XRPを利用)
  • JNFX(仮想通貨XRPを利用)
  • FTCS(仮想通貨XRPを利用)
  • Ahli Bank of Kuwait
  • Transpaygo(仮想通貨XRPを利用)
  • BFC Bahrain
  • ConnectPay
  • GMT
  • WorldCom Finance
  • Olympia Trust Company
  • Pontual/USEND
  • Rendimento

最新の仮想通貨市況はこちら!

大口投資家による「ビットコインOTC取引」が買い優勢に、年始以降の買い戻し需要を示唆|仮想通貨市況
ビットコインなど仮想通貨のOTC取引についてGalaxy Digital社は、「昨年末にかけて、税金回避売りがアセットマネジャーや財政資金口座で確認されている」と言及。年始以降の買い戻し需要を示唆した。

CoinPost関連記事

銀行を含む新規5社が仮想通貨XRPを利用する「xRapid」採用を表明|リップルネットは参加企業が200社超に
リップル社が米時間8日、同社が世界40カ国で展開するRippleNetに新たに13社が加入した事を発表した。その内5社は仮想通貨XRPを一部送金で利用する方針を示しており、特筆すべきは内1社がxRapidにとって初の銀行である点だ。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧