CoinPostで今最も読まれています

英Finderが今年初の仮想通貨相場見通しを発表|ビットコインやリップル(XRP)は短期下落も長期的には上昇を予想

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Finder.comが2月初旬の価格予想を発表
英国の比較サイトFinder.comが、専門家6人による1月度の仮想通貨価格予想を公開した。ビットコインやイーサリアムといった主要11銘柄においては2月1日までには大方下落を予想しているものの、年末までには全面的に上昇が予測されている。

英比較サイトFinderが2月の価格予想を発表

毎月、主要仮想通貨銘柄の価格予想を公表しているイギリスの比較サイト、Finderの最新予想が発表され、1月版の予想が更新された。同予想は専門家6人による分析をまとめたものとして掲載されている。

今回は2月1日時点の価格予想とともに、2019年の価格動向の予想も加えられ、下図のようにまとめられている。

出典:Finder.com

今回は時価総額TOP10の8通貨を含む以下の11の仮想通貨銘柄が予想の対象となった。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • イオス(EOS)
  • ステラ(XLM)
  • ライトコイン(LTC)
  • カルダノ(ADA)
  • トロン(TRX)
  • モネロ(XMR)
  • ドージコイン(DOGE)
  • ネオ(NEO)

ビットコインキャッシュ(BCH) とビットコインSV (BSV)は、フォーク後の市場が不安定なため、今月版の価格予想には含まれなかった。

今月の予想では、ほぼすべての通貨が、2月までに下落すると予測されており、最大の下げは、トロン(TRX) で-52%、それにドージコイン(-47%)とライトコイン(-35%)が続く。例外はステラとカルダノで、それぞれ84%と43%の伸びが見込まれるとの予測だ。

しかし今月の厳しい予想とは対照的に、2019年の年間を通しての予想は概して楽観的なもので、ドージコインやライトコインなどの4通貨を除く全ての通貨価格は上昇するだろうとの見方が取られている。

中でも、ステラは11.4セント(12.4円)から41セント(44.6円)と260%の成長との強気の予想になっており、ビットコインも3776ドル(41万791円)から6947ドル(75万5764円)とほぼ2倍近い価格上昇が予測される結果となった。

ビットコイン(BTC)

出典:Finder.com

2月1日平均価格予想:38万112円(-7%)

2019年末平均価格予想: 75万5764円 (+84%)

Ben Ritchie氏 (2月1日時点価格予想:4800ドル[約52万円])

2019年に注目すべきことは、仮想通貨間の価格連動が弱まるかどうかと、従来の投資市場が仮想通貨に与える影響だ。

Bakkt と Fidelity Groupが市場に参入することで、仮想通貨が購入しやすくなり、リスクをとって高リターンを狙うヘッジファンドやファミリーオフィスなどが、ビットコイン投資を始めるだろう。しかし、より多くの機関投資家の参入にはしばらくかかると思う。

Jimmy Song氏 (2月1日時点価格予想:2103ドル[約22万円])

実際、これから2月までの間にどのようなニュースがあるかによるので、価格を予測するのは困難だ。

カルダノ(ADA)

出典:Finder.com

2月1日平均価格予想:6.53円(+43%)

2019年末平均価格予想: 8.7円 (+91%)

予測平均では、今月価格が上昇すると予測される通貨だが、専門家の中でも意見が分かれる。Fred Schebesta氏は、2月には約14円、年末には17円との強気予想であるのに対し、Jimmy Song氏は、「アルトコインの冬」と表現し、2月、年末ともに1円を下回る予測をしている。

ドージコイン

出典:Finder.com

2月1日平均価格予想:0.14円(-47%)

2019年末平均価格予想: 0.07円 (-75%)

Joseph Raczynski氏 (2月1日時点価格予想:0.002ドル[約0.22 円])

悲しい事だが、この通貨は落ちぶれてしまうと思う。

この通貨の作成者も、無価値に等しいとのことだ。

イーサリアム(ETH)

出典:Finder.com

2月1日平均価格予想:12,731円(-17%)

2019年末平均価格予想: 23,722 円 (+55%)

Ben Ritchie氏 (2月1日時点価格予想:185ドル[約2万円])

2018年、多くのICOがそれぞれのプロジェクト構築の価値を維持するため、イーサリアムは大量に売却された。

イーサリアムの開発者達は、Casper、Sharding、Raiden Network、Plasmaなど、ネットワーク運用を改善する画期的なプロジェクトを推進し続けている。セキュリティトークンの基盤は主にイーサリアムネットワーク上に構築されるため、イーサリアムの需要もプロジェクト開始とともに高まり、ETHにとって前向きな年になる。

Jimmy Song氏 (2月1日時点価格予想:42ドル[約4500円])

「厳しいアルトコインの冬到来」

Alisa Gus氏 (2月1日時点価格予想:125ドル[約13000円])

数々のICOの失敗が大きく響いている。

最近のCasperアップデートの評価も芳しくなく、価格を脅かすことになっている。

ステラ(XLM)

出典:Finder.com

2月1日平均価格予想:22.83円(+84%)

2019年末平均価格予想: 44.57円 (+260%)

Ben Ritchie氏 (2月1日時点価格予想:0.14ドル[約15円])

ステラは、問題解決のためパブリックブロックチェーンを構築し続けていることから、2018年には、大きな尊敬を集めている。

チューリングが完全でないにも関わらず、多くの企業がそのプログラミング言語、コストやサポート体制に魅力を感じている。

Craig Cobb氏 (2月1日時点価格予想:0.1ドル[約10円])

残念なことに、強固な基盤から分離してしまったXLMは、チャート上では少し弱く見える。

リップル(XRP)

出典:Finder.com

2月1日平均価格予想:34.81円(-11%)

2019年末平均価格予想: 56.56円 (+44%)

Alisa Gus氏 (2月1日時点価格予想:0.43ドル[約46円])

これは、ビットコインの価格連動からおおよそ分離された通貨の一例であり、独自の価値にしっかりと根付いている。(開発状況、提携などについて定期的に発表されていること、等)

これらの価値は価格に織り込み済みだが、まだ上昇する余地がある。

Jimmy Song氏 (2月1日時点価格予想:0.15ドル[約16円])

下がると思う。それだけが予想できること。

▶️本日の速報をチェック
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPostの関連記事

英Finderが12月版仮想通貨価格予想を発表|対象はビットコインやリップルなど11通貨
英比較サイトがフィンテック専門家9名による、主要仮想通貨の最新価格予想を発表した。直近の下落の影響か、予想価格の多くは大幅に修正、しかし現価格からは強気予想傾向は継続している。
英Finderが仮想通貨価格予想11月版を公表|XRP(リップル)は2019年末までに327%上昇と大幅上方修正
英比較サイトがフィンテック専門家10名による、主要仮想通貨の最新価格予想を発表した。2019年末までのXRP価格予想では、約82円→約215円に大幅上方修正された。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア