WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨投資ファンド「モルガン・クリーク・デジタル」CEOが検証:仮想通貨事業と銀行業の摩擦

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨投資ファンドCEOが検証:仮想通貨ビジネスと銀行の摩擦
銀行不信者として知られる仮想通貨ヘッジファンドのCEOは、仮想通貨ビジネスに関する銀行利用時に遭遇した”最悪な体験談”を募集。口座の強制解約問題など、溝があることを明らかにした。

投資ファンドのPomp氏がSNSで検証、銀行の欠陥

仮想通貨ヘッジファンド「モルガン・クリーク・デジタル」のCEO、Anthony Pompliano氏(以下Pomp氏)はSNS上で、仮想通貨のビジネスを行う上で、銀行利用時に起きた”最悪な体験”を募集した。

本記事では、業界人物からのいくつかのリプライを取り上げ、仮想通貨業界と銀行の間に置かれる実態を見ていく。

仮想通貨取引所クラーケンのCEO:「マネロン」のやり方を学んだ

米仮想通貨取引所クラーケンのCEOを務めるJesse Powell氏は、複数の銀行・金融機関での決済難航の経験を明かした。

仮想通貨ビジネスに関連し、PayPalが私のお金を6ヶ月ほど凍結していたため、仕事も家も失いかけた。

バンカメ(BoA)にクラーケンの給与口座を30日間の猶予で解約され、JPモルガン・チェースには5日間の猶予、しかも手紙通知だったため、届いた時にはすでに口座が閉じられたため、それ以降は、複数のレンタルのPayPalの口座を使い、資金をリサイクルし、さらに複数の銀行口座や金庫へ入金するようにした。

このようなやり方は、法令遵守している利用者にとって悪夢のような経験だが、マネーロンダリングに使われるようなマルチステップを踏まえなければ、生き残れないと思う。

ウォレットサービスMyCrypto:チェース銀が先月口座を解約

米LA本拠地の仮想通貨ウォレットサービス「MyCrypto」の創設者であるTaylor Monahan氏は、JPモルガン・チェース銀が会社の口座を閉じようとしており、本人のクレジットカードは、すでに昨年のクリスマス直前に解約されたとの体験談を明かした。

チェース銀から突然、「30日後に口座を解約する、クレジットカードはもう解約した」と通告され、年末の買い物はすべてポイントのつかないデビットカードで済ませた。

この手紙では、「我々(チェース側)は、あなた方とのビジネス関係を終えます」とあったんだ。

初期ビットコイン提唱者Shrem氏

現在廃業となったビットコイン取引所Bitinstantの創設者であったCharlie Shrem氏は、上記Monahan氏の経験に共感し、以下のように経験談を語った。

Monahanが示したような口座解約に関する解約通知は、私の場合は数百通に上った。2011年〜2013年の間、Bitinstantは複数の口座を強制解約され、主要銀行は全滅で、小規模の銀行は複数解約されたんだ。

2011年から、最も長く所持していた口座でも8ヶ月に過ぎない。

銀行に見られる問題も多発

Pomp氏やアナリストのJoseph Young氏は以前から、銀行に対して懐疑的な意見を持っているが、欧米の主要銀行では、以下のように様々なスキャンダルが起きている。

  • 米3番目の大手銀行ウェルズ・ファーゴは、仮想通貨を「高リスクの投機」とし、自社のクレジットカードによる仮想通貨購入を禁止するなど、アンチ仮想通貨の方針を取って来たが、昨年12月、過去15年にわたる不正営業の行いを認め、約620億円の和解金を米50州および首都D.C.に支払うことに合意した
  • 昨年12月、モルガン・スタンレー銀は米金融取引業規制機構FINRAにより、マネーロンダリング違反の理由にて、11億円の罰金を課した
  • デンマーク最大規模のDanske銀行は昨年11月、司法省の検察側にエストニアにある支部がマネーロンダリング対策を違反した疑いで、裁判の予審手続きを行われた。
  • 昨年11月、世界有数の大手ドイツ銀は、バンカー2人は銀行のクライアントにマネーロンダリングを協力したことで、同国の警察により本部での強制捜査をされた。
  • 同月、米連邦検察側は、三菱UFJ銀行が米国の経済制裁対象国である『イラン』の関連ビジネスでのアンチ・マネーロンダリング法律違反に対し、捜査を行なった。

銀行などの伝統金融業界と仮想通貨業界は、決済手段などでも相容れない部分もあり、溝が広がりつつあるのではないかと懸念されている。今後、銀行業界と仮想通貨・ブロックチェーン業界とどのように共存・共栄していくか注目すべきだと言えるだろう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

2018年、仮想通貨に対する米国証券取引委員会(SEC)の動向の総括
SECの動向は仮想通貨市場において非常に大きな影響力を持つ。2018年は、その中でも、特に証券問題やビットコインETFの承認の是非といったテーマが注目された。本記事では、それら2018年のSECの動きを総括していく。
米大手銀ウェルズ・ファーゴ、不正営業で約6億ドルの和解金|仮想通貨有識者「クリプト時代」の到来予見
WF銀は仮想通貨を「高リスク投資」と見なし、自社のクレジットカードによる仮想通貨購入を禁止するなど、一貫してアンチ仮想通貨なスタンスを維持してきた。しかし次々と発覚する大手銀行によるスキャンダルに対し、仮想通貨有識者は批判的な見解を示すと同時に、「腐敗した伝統的な銀行システム」の崩壊を予見している。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者8,000名突破。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:40
ハッシュデックス、米国初のビットコイン現物ETF閉鎖事例 
米資産運用会社ハッシュデックスが、運用資産約1,470万ドルの現物ビットコインETF「DEFI」の閉鎖・清算を発表した。米国のビットコイン現物ETFとして初の清算事例となる。
06:15
スペースX上場後初決算、売上高ほぼ倍増 1900億円相当ビットコイン保有を継続
スペースXが上場後初の四半期決算を発表し、売上高は前年同期からほぼ倍増した。ビットコイン18,712BTCの保有も継続しており、投資家の反応が注視されている。
05:55
米クラウドフレア、AIエージェント向け専用ウォレット機能を発表
米クラウドフレアがAIエージェント向けにステーブルコインを扱うウォレット機能を発表した。上限付きの自動購入を可能にし、決済プロトコル「x402」を軸とした基盤拡大につながる。
05:35
ギャラクシーとBNY提携、カストディに仮想通貨ステーキング組み込む
仮想通貨関連企業ギャラクシー・デジタルが米大手金融サービス企業BNYと提携し、デジタル資産カストディ基盤にステーキング機能を組み込む計画を発表した。機関投資家向けサービスの拡充が進む見通しだ。
05:00
米大手銀ウェルズ・ファーゴ、法人向けトークン化預金導入へ
米大手銀ウェルズ・ファーゴは法人・商業顧客向けにトークン化預金を導入すると発表した。今秋に米ドルと英ポンドの限定的な取引から開始し、2027年にかけて対象国・通貨を拡大する方針だ。
08/04 火曜日
17:30
ビットコイントレジャリーの先へ DeepPoint始動|WebX2026
リミックスポイント取締役の原田浩志氏がWebX2026で語った、ビットコイントレジャリー戦略の「次のフェーズ」。同社がプレリリースしたディープテック特化メディア兼成長プラットフォーム「DeepPoint」の構想と、3年以内の事業目標を詳報する。
17:04
ビットコイン保管方法論争、CZ氏は取引所の優位性を強調
米オンチェーン分析家ウィリー・ウー氏が2026年8月3日に示したBTC消失数(自己保管157万枚、取引所151万枚)を受け、バイナンス創業者CZ氏がデータ収集の偏りや取引所側の補償制度を踏まえた独自の見解をXで示した。
16:01
米上院議員、CFTCに山火事予測市場の禁止要求
カリフォルニア州の山火事を対象としたポリマーケットの予測市場を巡り、米上院議員が放火誘発のリスクを指摘、CFTCに禁止を要求した。2025年の火災時には約120万ドルが賭けられていた。
15:30
Canton Networkの創世紀 機関金融をオンチェーンへ|WebX2026
「伝統的な金融をオンチェーン化する」というビジョンから12年。Digital Asset CEOのYuval Rooz氏がWebX2026でCanton Network誕生の経緯、DTCCとの本番稼働、日本国債PoCを語った全記録。
14:21
仮想通貨取引高、日次150億ドルに急減 年初来最低=分析
暗号資産(仮想通貨)市場で取引高の急減が明らかになった。米金融コメンタリーThe Kobeissi Letterが指摘、日次取引高は150億ドルまで落ち込み年初来最低水準に。上位6取引所への集中など流動性低下の実態を解説する。
13:40
野村傘下BOOSTRYとデジタル・アセット、『カントン』活用のウォレット提供へ
野村傘下BOOSTRYとデジタル・アセットが協業し、カントン・ネットワークを活用した法人向けマルチチェーン対応ウォレットサービスを2026年内に提供開始する予定だ。
13:30
AIインフラから経済圏へ イオレ瀧野氏が描く日本のAI戦略|WebX2026
AIデータセンター事業で参入1年・売上100億円超を達成したイオレ。代表の瀧野諭吾氏がWebX 2026で語った、推論インフラ構築からNeo Crypto Bankまで、日本初のAI経済圏構想を詳報。
13:10
ビットゴーCEO、生成AI「クロード」に100ビットコイン奪取の挑戦状 
ビットゴーのベルシェCEOが100BTC入りウォレットを示しアンソロピック社のAIモデルに挑戦している。AIモデル評価中の外部システムへの不正アクセス事例公表を受けたものだ。
11:48
テレグラム、アップルストアから一時消失 復旧と発表=報道
メッセージアプリ「テレグラム」が4日、アップルストアの検索結果から世界規模で消失した。独立監視サービスは175地域で不在を確認。同社は数時間後に復旧したと発表したが、アップルは原因を明らかにしていない。
11:10
FBI捜査官、機密情報で敵対国の仮想通貨ウォレットから資金を不正入手か
FBI捜査官が機密アクセス権を不正利用し、敵対国の仮想通貨ウォレットから約1.5億円を不正送金した疑いで起訴された。発覚後、この捜査官はすでに解雇されている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧