はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

DAppsに力を入れるTRONがniTROn SUMMITを開催|新たなDappエコシステム発展の方針を発表予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

TRON主催のサミットでDAppエコシステム発展の新しい方針が発表される予定
2019年1月17・18日に米国サンフランシスコでの開催されるTRON主催のブロックチェーン業界サミットにて、DAppエコシステム発展の新しい方針が発表される。TRONはDAppの発展を阻害している障壁を打ち破る施策を打ち出している。

概要

ブロックチェーン業界は、AIやビッグデータに続き、世界的なブームにもなっている業界の一つです。数多くのテックインターネット会社が次々とこの分野に参入し、事業を展開してきました。しかし、どのようにすれば、ブロックチェーン技術を実用化することができるか、については未だに明確化されていません。

業界の障壁を打ち砕き、ブロックチェーン技術の実用化を加速させるため、TRONは2019年1月中旬、San Franciscoにて「niTROn SUMMIT 2019」を開催します。同サミットでは、NBAで5回連続でチャンピオンを取ったコービー・ブライアント氏などのスペシャルゲストとして招き、ブロックチェーン業界における多くのエリートが自分の経験及び技術、また創業及び投資経験をシェアすることを予定しています。

私たちは、そのような中でブロックチェーン技術を実用化させるには、DApp(分散型アプリケーション)の発展が不可欠だと考えています。DAppはブロックチェーン技術を実用化していく上で特に重要な方法の一つとして捉えられており、TRONはDAppエコシステムの発展において、常に先陣を切って取り組んでいる企業として認知されています。

TRONにおけるDAppエコシステムの迅速な発展

TRONは中国でブロックチェーン技術の初期研究に尽力する会社として、分散型インターネットにおけるインフラストラクチャの構築に取り組んでいます。2018年8月末に、TRONはメインネットのアップグレードを完了させ、TRONバーチャルマシン(仮想マシン)を正式にリリース、DAppエコシステムの構築を開始しました。

TRONのアプリストア「DApp House」には、ゲームや戦略、ツール、取引所などを含むDappが現時点で約40種類登録されています。その中ではTRONベースのゲーム関連のジャンルが最も目新しく、他にはない斬新な取り組みもおこなっています。例えば、多人数インターアクションの3Dゲーム「Snatch-TRON」では、後から参加したユーザーでも「スナッチシステム」によって形勢を逆転して報酬を得ることが可能です。また、有名なDAppである「細胞進化」のデベロッパーの呉啸氏によって新しく開発された「Last Trip」では、ユーザーが本の右上や右下をクリックするシンプルな操作だけで、自分の運命を選択し、”人生の旅”をすることができるようになっています。

数という点から見ると、TRONによるDAppは、EthereumまたはEOSよりも少ないですが、TRONベースのDAppでは、製品の完成度は高く、クオリティが優れているものが多くある点が評価されています。

TRONの「DApp House」のデータによると、2018年11月中旬までにTRON関連のDAppsの登録した総アカウント数は既に64万に達し、EOSのトータルアカウント数を上回りました。活発なDAppのムードにも影響され、TRON全体ネットワークにおけるトランザクションは最大136万回/日 に達し、Ethereumの過去最大取引量の記録を上回りました。

TRONはDAppそれ自体の発展に力を尽くすだけでなく、DAppエコシステムを万全の状態にすべく動いています。提携も積極的に進めており、現在では海外最大のDAppナビゲーションウェブサイトであるDappRadarに登録した他、中国DappReview、DapDap、DAppWorldなどのエコシステム・プラットフォームとも提携しています。将来的には、デベロッパー・コミュニティ、オンライン/オフラインのミートアップを中心に、全面的にDApp内容を最適化し、そしてTRONエコシステムを多様化させることで、より充実した内容にしたいと考えております。

DApp発展の障壁を打ち砕く

DAppの発展は仮想マシンの性能や互換性と深く関わっています。DAppデベロッパーは現在、いくつかの主流なパブリックチェーンにおける仮想マシンでDAppを開発していますが、開発コストは非常に高く、Ethereumの高い手数料やEOSの複雑かつ高コストなローンシステムなどは、デベロッパーにとっての目下の課題となっております。

デベロッパーに効率よく開発させ、最適なパブリックチェーンを選択させられるように、TRONのTVM仮想マシンとEthereumの仮想マシンとは互換性を持ち、Ethereumによるスマートコントラクトを直接TRONのネットワーク上で実行できるようにしました。更にそれだけではなく、EOSの仮想マシンとも互換性も持つようになる予定です。

業界のリソースを統合し、開発者により便利な開発環境を作ることにより、DAppエコシステム全体を発展させることは、業界にとって画期的なことと言えるでしょう。TRONは、DAppエコシステム全体の開発を促進させることによって、TRONはDApp開発に伴う障壁を打ち破っています。

これはniTROn SUMMITを開催する大きな目的の一つであり、DAppの可能性をより多くの人に認識して貰えると思います。サミットの際、TRONのエンジニアがTRONでどのようにスマートコントラクトを構築できるのか、講演者が新世代DAppをどのように開発するのかも皆さまに共有させて頂きます。

また、TRONの公式最新情報によると、グローバルデジタル・コンテンツのパブリックチェーンであるContentos及びBinanceも、今回のniTROn SUMMITを強くサポートすると表明しています。これらの表明によって、niTROn SUMMITの影響力の大きさはご理解頂けるのではないでしょうか。Binanceは世界トップ3の取引所であり、Contentosは世界で最も広い範囲でデジタル・コンテンツのパブリックチェーンの構築に全力を尽くしています。それにより、世界中のデベロッパーは創造したものの価値を共有することができます。

「人間は”未知”への恐れから変化を拒む生き物だ。しかし歴史の中で唯一変わらないのは”すべてが変わる”ということだけだ。」これは「ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来」の中に出てくる一節です。niTROn SUMMITを適切に表した言葉とも言えるでしょう。なぜなら、niTROn SUMMITで皆さまは未知なるものにきっと直面するでしょう。しかし、niTROn SUMMITは、そこから良い変化が遂げられるよう、皆さまを導いていくサミットとなることをお約束いたします。

「niTROn SUMMIT 2019」の詳細情報やチケットの購入は以下の公式ホームページからどうぞ

>「niTROn SUMMIT 2019」の公式ホームページはこちら

CoinPostの関連記事

仮想通貨トロン(Tron)と中国大手企業バイドゥ、現段階では協力の可能性が高い
先週、トロン創業者から『1兆円以上の巨大企業と提携する』との公表があり、市場を騒がせていた。しかし本日、トロン財団の公式ツイッターから発表があり、提携ではなく協力であることが判明した。
開発が活発に行われている仮想通貨プロジェクトTOP10:エイダコイン(ADA)トロン(TRX)他
仮想通貨市場が停滞気味の中、プロジェクトが長期的に生き延びるか判断する指標の一つとして挙げられるのがGithub上のプロジェクト貢献度。ランキング形式でGithubでの貢献度がTOP10のプロジェクト・仮想通貨を見ていく。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/19 月曜日
18:00
Bitcoin革命、ZK技術で実現するBitcoinOSのアプローチ
ビットコインの可能性を広げるBitcoinOS(BOS)は、ZK技術を活用してビットコインのコードを変更せずにスマートコントラクト機能やスケーラビリティを実現。BitSNARK、Grailブリッジ、xBTCなどの革新的プロダクトで、ビットコイン中心の統合エコシステムを構築。
17:15
リミックスポイント、最大56億円を調達へ 44億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントがEVO FUND向け新株予約権で約56億円を調達。44億円で仮想通貨ビットコイン買い増し、12億円をWeb3バリデーター事業に投資へ。
16:50
変わるWeb3業界の投資地図 今注目のVC3社が語る「実需とインフラ」重視の新戦略
TEAMZ WEB3 AIサミットで取材したC² Ventures、DFG、Jsquareの3社が語るWeb3投資の現在地。実需・収益性・規制対応を軸に見極めが進む中、インフラやAIへの関心、そしてアジア市場の可能性にも注目が集まる。
15:05
アーサーヘイズが今夏以降の「アルトシーズン」再来の見通し 年末までにビットコイン2.5倍予想も
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨の強気相場を予測、今夏を目処にBTC20万ドルへの上昇とアルトシーズン開始を見込む。自身のポートフォリオは20%を金(ゴールド)に配分し「最終的に1〜2万ドルまで上昇」と展望する。米国債務拡大がビットコイン高騰の追い風になると分析した。
14:15
中国系上場企業DDC、5000BTC保有目標のビットコイン準備金戦略を発表 
米国上場の中国系食品企業DayDayCook(DDC)が、ビットコインを戦略的準備金として3年間で5,000BTCの蓄積を目指す計画を発表した。同社は、すでに100BTCを購入済みで、2025年末までに500BTCの取得を目指す。一方、中国の仮想通貨規制をいかに回避するかにも注目が集まる。
13:22
メタプラネット、151億円でビットコイン追加購入 保有数7,800 BTCに
メタプラネットが約151億円で暗号資産ビットコイン1,004BTCを追加購入。保有総数は7,800枚に拡大。5月の資金調達・債務償還の経緯も紹介。
11:40
過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆
ビットコインは投資家が重視する50MAと200MAのゴールデンクロスによる買いシグナルが形成間近に。米国債格下げでドル安圧力も追い風にとなるか。トランプ米政権の貿易・関税政策とインフレ懸念がのヘッジ需要を高める可能性が指摘される中、さらなる上昇を示唆する。
11:11
CMEグループ、XRPの先物取引を本日より提供開始へ 
米CMEグループが本日より暗号資産(仮想通貨)XRPを先物取引サービスを開始する。機関投資家の参入機会の拡大とリップル社とSECの裁判の和解進展状況も含め、その背景を解説。
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧