スポーツ賭博に注力
予測市場(賭けサイト)プラットフォームのポリマーケットが、数週間以内に米国での事業を再開する準備を進めていることが分かった。ブルームバーグが28日、事情に詳しい関係者の話として報道した。スポーツ賭博を中心に展開する方針だという。
初期取引は11月末までに開始される見込みだが、当初は全てのユーザーに広く公開されない。アメフトやバスケットボールのシーズンピークに合わせたタイミングで、取引量の拡大を狙う。同社は現在、ウェブサイトでユーザーの事前登録を受け付けている。
ポリマーケットは2022年、米商品先物取引委員会(CFTC)から違法取引の疑いで140万ドルの罰金を科され、海外移転を余儀なくされていた。今年に入り司法省とCFTCによる調査が打ち切られた後、デリバティブ取引所のライセンスを持つQCXを買収し、規制面での基盤を整えた。米国再開は大きな転換点となる。
米国再進出のニュースを受け、米賭博関連企業の株価が下落した。ドラフトキングスは一時9%安、フラッターエンターテインメントは4%安となった。
ポリマーケットは最近、120億ドルから150億ドルの企業価値での資金調達を模索しており、創業者のシェーン・コプラン氏は既に自力でビリオネア(億万長者)となっている。
予測市場業界は、競合のカルシがCFTCとの訴訟に勝利し昨年大統領選挙の結果に対する取引を開始して以降、急成長を遂げている。
ポリマーケットとカルシは今月、米ナショナルホッケーリーグ(NHL)と複数年のライセンス契約を締結し、米主要スポーツリーグとの初の提携を実現した。CMEグループもファンデュエルと提携し、年内にスポーツ賭博契約の開始を検討していると報じられている。
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