mNAV強化の狙い
ソラナ・カンパニー(ナスダック:HSDT)は11月5日、取締役会が最大1億ドルの自社株買いプログラムを承認したと発表した。同社はソラナ(SOL)を企業資産として保有する仮想通貨財務企業の事業を展開している。
ジョセフ・チー会長は声明で「1株あたりのSOL保有量を最大化する目標において、自社株取得が資本の最良のリターンとなる場合がある」と述べた。今回の株式買い戻しプログラムは期限を設けず、公開市場や相対取引を通じて随時実施される。
同社は先週、約2,000万ドル相当の約10万SOLを購入し、保有量を230万SOL超に引き上げたと発表。11月4日時点で発行済み普通株式と関連ワラント株式は合計8,413万257株となった。
最近では複数の仮想通貨財務企業が純資産価値に対する株価の割引(mNAV)を縮小するため自社株買いを実施している。イーサリアム保有企業のイーサジラは先週、4,000万ドル相当のイーサリアムを売却し自社株買いに充てた。
市場環境は厳しさを増しており、ソラナは年初来で27.56%下落している。同社株価も過去1カ月で72%超下落した。チー氏は「市場調整期においても戦略的な焦点は揺るがず、株主への価値提供と透明性へのコミットメントを維持する」と強調した。
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イーサリアムを積極保有するビットマイン・イマージョン・テクノロジーズも17億ドルの含み損を抱えるなど、仮想通貨を企業資産として保有する戦略は試練に直面している。イーサリアムは8月のピークから30%下落し、弱気相場の領域に入ったとブルームバーグが5日に報じた。
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