- ビットコインのハードフォークにより誕生するビットコインゴールドの各取引所の対応についてのまとめ
- 国内と海外の大手取引所の対応についてを一覧にしてまとめました。
現在、ビットコインはハードフォークが予定されています。それにより誕生する新たなアルトコインがビットコインゴールドです。
ビットコインとビットコインゴールドのブロックチェーンの共通の最終ブロック生成時の残高により、ビットコインゴールドが付与される数量が決定します。
ビットコインゴールドの分岐は、ビットコインのブロック高が491407になる段階で開始の予定であり、現在このタイミングが2017年10月25日になる予定と言われています。
取引所 | 付与方針 | 分岐後のサービス一時停止 | ショートポジションの返済 |
---|---|---|---|
◯(※1) | 停止なし | 返済なし | |
◯(※1) | 停止なし | 返済なし | |
当初×(※2) | 未定 | 未定 | |
当初×(※2) | 未定 | 未定 | |
当初×(※2) | 未定 | 未定 | |
◯(※1) | 停止なし | 未定 | |
× | 一時停止 | 未定 | |
btcbox |
◯(※1) | 未定 | 未定 |
当初×(※2) | 未定 | 未定 | |
◯ | 一時停止※3 | 未定 | |
hitbtc |
◯ | 未定 | 未定 |
※1 安全が確認出来ない場合、付与を行わない可能性もある。
※2 安全が確認出来た場合、付与を行う可能性もある。
※3 ハードフォーク24時間前からスナップショット完了までビットコインの入出金停止予定
現状(※2017年10月23日)では、日本の取引所でビットコインゴールドを上場し取引に対応予定としているのはbitflyerのみです(あくまでも予定であり、変更される可能性もあり)。海外取引所では、HitBTCです。
取引所が対応に慎重な姿勢を見せる理由
ビットコインゴールドはビットコインからハードフォークすることによって生まれる通貨ですが、ビットコインキャッシュの時よりも各取引所が慎重な姿勢を見せているのには2つの理由があります。
リプレイアタックが保護されていない
ビットコインキャッシュには、リプレイアタックを防御するためのシステムが導入されていましたが、ビットコインゴールドにはそれが導入されていません。
この保護が行われていない場合、分岐した通貨を送金するともう一つの通貨も同時に送金されてしまう場合があり、取引所にとっては顧客の資産が失われる可能性があります。
プレマインされている
ビットコインゴールドには、8,000ブロックのプレマイン、つまりは非公開状態でのマイニング独占が行われています。
これにより公平な分配が行われず、マイナーが利益を独占することが出来てしまいます。