はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインは上下共に警戒感、翌週控える米国発の「好ファンダ」とは|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●ビットコインの上値を重くしている複数の抵抗帯と、米国で控える好材料

●バイナンスコインが前日比+19%まで急騰した理由

●中国四川省などで期待される「膨大な過剰電力」がもたらす影響は?

金融市場と仮想通貨

2019年3月5日(火)の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均 BTC価格
2/27(水) 26,057ドル(-33) 21,556円(+107) 42.1万円
2/28(木) 25,985ドル(-72) 21,385円(-171) 42.5万円
3/1(金) 25,916ドル(-69) 21,602円(+217) 42.6万円
3/4(月) 26,026ドル(+110) 21,822円(+219) 41.5万円
3/5(火) 25,891ドル(-206) 21,726円(-95) 41.6万円

本日の東京株式市場は、直近上昇していた過熱感の中で、利益確定売りが先行した。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株も、直近で上昇していた反動で、SBIホールディングス(8473)が2.38%安、マネックスグループ(8698)が-3.68%安と反落している。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

ビットコインは、レンジ下限を底抜けるかのような動きもあったが粘りを見せ、サポートライン上に回帰する動きを見せている。上下共に警戒感が強まっている状況だ。

フィボラインが最も効いている海外取引所のBITFINEXで、4500ドルを割り込んだ昨年12月からトレンドラインを引き直すと、以下のようになる。

拡大すると以下の通りだ。

4時間足の”雲”が分厚く、上値を阻まれているようにも見受けられる。現市場は再び下目線が増加傾向にあり、短期的な上昇・下落余地は、共に140ドル(15,000円)程度あるものと考えられる。

中国マイナーが今夏に事業再開か

今シーズン中に、中国南西部の四川省と雲南省の州で、何百もの水力発電所によって「膨大な過剰電力」が発生すると予想されており、ビットコインマイナーの電力コストの原資となる可能性が高い。

四川省成都市に本社を置くHashageによれば、通常1kWhあたり0.052ドル(5.82円)のところ、夏季は1kWhあたり0.037ドル(4.14円)になることが見込まれているという。

地元の水力発電所の正確な電気代は3月末まで確定できないが、ビットメイン社の「AntMiner S9」は、1日あたり約30kWhを消費するため、0.01中国人民元(0.0015ドル)の差もバカにならない。

マシン1台あたり、1日0.045ドル(5円)を節約できることを意味しており、マイニングマシン10,000台を動かす大手マイナーの場合、1日あたり450ドル(5万円)、1ヶ月13,500ドル(150万円)ほどの差を生み出す試算になる。

2018年は、ビットコインマイニングにおけるハッシュレートの中・長期的な上昇など競争率が高まる中で、ビットコイン価格の大幅下落に伴い「損益分岐点」を軒並み割り込むなど、マイニング関連企業の多くが、倒産や撤退の危機に瀕していた。

マイニング機器の性能向上による省エネ化、マイニング企業自体が、電力の安価な地域に移転するなど対策を行っていたが、季節的な恩恵により、稼働停止中の中国マイナーが再稼働に至ることが期待される。

仮想通貨マイニングの効率化が極端に進むことで、個人など小規模のマイナーが淘汰され、大手によるさらなる寡占化が進んでいってしまうことも危惧される中、仮想通貨業界にとっても好都合と言える。

米ニューヨークの仮想通貨取引所、機関投資家対象のBTC現物取引の提供へ

仮想通貨取引所LGO Marketsは、来週、機関投資家のみを対象としたビットコインの現物取引を提供することが判明した。

資産保有に第三者機関を入れる点や、株式などと同様に、約定・清算・決済などに関わるすべての取引プロセスがそれぞれ別々の機関によって処理される仕組みを取ることで、これまでの仮想通貨取引所とは、全く異なるプラットフォームを提供する。

その仕組みから、仮想通貨取引に係る基準を「証券レベル」まで押し上げたものであるとの見方も出ている。

フィデリティやBakktを提供するインターコンチネンタル取引所(ICE)と、機関投資家向け仮想通貨サービスに匹敵するレベルのものであり、すでに取引開始日が近いことがわかっていることから、重要ファンダとなり得るニュースだと言える。

仮想通貨取引を証券レベルまで引き上げ 初の機関投資家に限定したビットコイン現物取引が開始へ|LGO Markets
仮想通貨取引所LGO Marketsが来週、機関投資家のみを対象としたビットコインの現物取引を提供することが判明した。その仕組みから、仮想通貨取引を証券レベルまで引き上げるものであるとの見方も出ている。既に10の機関投資家が登録を完了、来週にも取引が開始される。

バイナンスコインBNBが高騰、CZ氏のAMAと3月のローンチパッド

仮想通貨取引所の独自の仮想通貨BNBは、冴えない値動きの時価総額トップ10銘柄において、最も高い上昇率(前日比19%)を見せている。

先日より、9位だったTRX(トロン)と8位だったXLM(ステラ)を凌いで、8位のポジションに着いた。

また、BTC建てでの最高記録を更新し、0.00358を記録しながら、13ドルの水準で推移している。

出典:

高騰の背景として、バイナンスチェーンと独自の分散型取引所Binance DEXの進捗状況のみならず、本日AMAを行なったCZ氏は、Binanceの上場廃止基準やトークンセールの【ローンチパッド】事業計画など、ユーザーに向けて透明性の高い内容を明らかにしていることにより、バイナンスおよびBNBに対する信頼の高まりが見られた。

また、先月行われたFETのトークンセールがわずか20秒で完売したことや、1月に行われたBTTのセールから、バイナンスで開催されるICO(あるいはIEO)に対する需要が再来しつつあると考えられ、本日バイナンスは、正式に3月分のトークンセールのプロジェクトおよび詳細を発表した。

今回のプロジェクトは、『Celer Network』というブロックチェーンにおけるセカンドレイヤーのスケーリングプラットフォームであり、トークンセールの開始日は、3月19日に予定されている。

  • セールの時間:日本時間3月19日23時〜3月24日23時
  • トークン名:CELR
  • ローンチパッドでの販売数:597,014,925 CELR
  • トークンの価格:1 CELR = 0.0067 USD(約0.75円)
  • 個人の購入上限:1,500 USD(約16万7900円)
  • 購入利用通貨:BNB

CoinPostの関連記事

ビットコインの取引数、仮想通貨バブルの「17年末水準」まで急浮上
ビットコイン取引数が、過去最高となる2017年12月の水準まで回復していることがわかった。これには、価格が追随するのではないかとの投資家の意見も出ている。
月9.7億PVの日本Yahoo!ファイナンス、ビットコインなど「仮想通貨レート」掲載開始|リップル(XRP)の時価総額を2位と算出
日本最大手のヤフーファイナンスで仮想通貨のレート表示が始まり、ビットコインなど8通貨に対応した。注目すべきはリップルの時価総額で、イーサリアムの2倍以上となる3.37兆円と算出している。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/25 土曜日
13:35
「TRUMPミームコインは収集品のようなもの」AI・仮想通貨特命官サックス氏
トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏が、ビットコインなど仮想通貨に対する規制の方向や資産の分類について話した。
10:22
マイクロストラテジー、ビットコイン戦略に連動した財務再編へ
マイクロストラテジーは1月24日、2027年2月に満期を迎える10億5000万ドル相当の無利子転換社債の全額償還を発表した。ビットコイン価格の上昇に伴う自社株高を背景に、転換社債の早期清算で希薄化リスクを回避する戦略と考えられる。
09:50
米下院、コインベースCEOらから銀行サービス制限について聞き取りへ
米国下院監視委員会が、仮想通貨業界に対する銀行サービス制限の実態調査を開始した。コインベースCEOらに書簡を提出している。
08:55
「BTCは売り圧低下も需要が鈍化傾向に」CryptoQuant
仮想通貨ビットコインは売り圧が低下するも需要が鈍化傾向にあるとCryptoQuantが指摘。また、イーサリアムのパフォーマンスにも言及している。
07:40
マイクロストラテジー、3兆円のビットコイン含み益に対する税金リスクに直面か WSJ報道
マイクロストラテジー社について、約190億ドルの未実現利益に対して15%の課税の可能性があるとの報道があり株価を下落させた。
07:15
XRPやライトコインの現物ETF上場申請、グレースケールなども参入
申請ラッシュに 仮想通貨資産運用企業CoinSharesは24日に米国で、ライトコインの「CoinShares Litecoin ETF」とXRPの「CoinShares XR…
06:55
ナスダック、ブラックロックのビットコインETFで現物償還へ変更申請
米ナスダックはブラックロックに代わり、同社のビットコイン現物ETFの運用方法を現金ではなく「インカインド」(in-kind)方式での償還が可能となるよう変更を求めている。
06:35
ビットコイン準備金は実現するのか? トランプ政権の新たな動き 
トランプ新政権は仮想通貨業界を支持する初期措置を講じたものの、実質的な規制の明確化にはまだ時間がかかる可能性が高いと指摘されている。
01/24 金曜日
15:37
仮想通貨AIエージェント銘柄ai16zとは?特徴・購入方法まで解説
ソラナ AI Hackathonから生まれた注目トークン『ai16z』について解説。a16z提供の開発キット「Eliza」を活用したAIエージェントプロジェクトの特徴や、Raydiumなどソラナ系DEXでの買い方を紹介。AI×ブロックチェーンの新たな展開を探る。
14:00
JPモルガンCEOが銀行秘密法の欠陥を指摘 仮想通貨企業の口座解約の真相とは
米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、仮想通貨企業に対する口座解約措置は、銀行秘密法による制約によって余儀なくされたものだと指摘し、規制を見直す時期に来ていると主張した。
13:30
仮想通貨トロン(TRX)とは|今後の将来性とおすすめ取引所
仮想通貨トロン(TRX)の特徴や将来性、取引所情報を詳しく解説。高速な取引処理と低コストを実現する分散型プラットフォームとして、エンターテインメント分野での活用が進む注目の仮想通貨を紹介。
13:25
米SEC、仮想通貨カストディ事業の壁となる「SAB121」ルールを撤回
トランプ新政権下の米証券取引委員会が、仮想通貨カストディ事業への妨げになるとみられたガイドライン「SAB121」を撤回した。
12:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
11:45
トランプ夫妻のミームコイン「TRUMP」「MELANIA」の保有層や利益は? チェイナリシスが調査
ブロックチェーン分析企業チェイナリシスが、ドナルド・トランプ夫妻のミームコインの購入者層と利益状況の実態を分析した。
11:25
バイナンスラボ、「YZi Labs」にリブランディング
仮想通貨取引所バイナンスから独立したBinance Labsは、YZi Labsにリブランディングする。バイナンス前CEOのCZ氏が、投資活動に積極的に関与するという。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧