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分散型金融 「DeFi」現在の市場規模 マーケット・相場にはどのような影響を与えるか?

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DeFIの現在の市場規模、DeFiはマーケット・相場にはどのような影響を与えるか?
注目が集まる分散型金融DeFI、現在の市場規模はどこまで拡大しているのか?また、暗号通貨市場への影響について触れていきます。

本記事は、LongHash日本語版、jp.longhash.com上で掲載されたものです。公式からの許可を取得し、転載を行なっています。

DeFIの現在の市場規模、DeFiはマーケット・相場にはどのような影響を与えるか?

DeFiの基本的な概要はこちらから。

現在執筆時点で、defipulseという統計サイトによると、様々なアプリケーションのコントラクトアドレスにロックアップをされているETHは、約$300Mがロックアップされています。

このロックアップには、レンディング(MakerDAOなど)やレバレッジアプリケーション(dYdXなど)の担保、予測市場(Augerなど)でdisputeをする際のデポジットが含まれ、アプリケーションがどれだけ利用されているかと相関関係にあります。

現在、最も多くのアセットをロックアップしているコントラクトアドレスは、MakerDAOです。MakerDAOのみで$282M(約300億円)がロックアップされています。

$282MのETHがどのくらいの量であるかと言えば、これはETHの全供給量の2%の量になります。

過去6か月のデータから見ても10月時点では1%以下だったところからあっという間に2%を占めるまでに膨らみ、またコラテラルとしてロックアップされているETHの量も急激に昨年末から急激に増えています。

現在、$284MのETHを担保に、おおよそ$90M分のStablecoin(DAI)が発行されています。

つまり発行されているDAIに対して、ロックアップされているETHの総量は、約300%ということになります。このコントラクトアドレスにETHをロックアップをすれば、パーミションレスで誰でもDAIの発行が出来ますが、担保資産のETHは価格にボラティリティがあります。

そして、MakerDAOのルールでは、自分が発行しているDAIに対して、自分が担保にしているETHの価格が150%を下回ったとき、そのETHは自動的にオークションで売り出しをされて、没収されてしまうアルゴリズムが組まれています。

DAIを発行するユーザーは、自分が担保にしているETHを没収されたくはありません。だから、150%を下回らないように、ETHを余分にロックアップして、それが平均して多くのユーザーは、300%ロックアップしているということになります。

現在、このDeFiが、将来金融を変える未来や、広まった場合に金融危機が起こるのではないのか、という議論が活発に行われています。確かにそのような議論は非常に興味深いものではありますが、伝統的な金融に影響を与えるにはDeFiの規模は小さいものです。金融危機を心配するより先に起こることは、暗号通貨のマーケット・市場価格への影響が大きくなることです。

現在ですでに全供給量のETHの2%がコントラクトアドレスにロックアップされていて、これからもロックアップされているETHの規模は拡大することが予想されます。マーケット参加者は、これが市場にどのような影響を与えるかを考えるべきであると言えます。

(*LongHash記事はこちら:https://jp.longhash.com/news/109)

LongHash
日本語公式HP:jp.longhash.com
英語公式HP:longhash.com
日本語Twitter:@longhash_jp
英語Twitter:@longhashdata

*本記事の著者はHashHubの共同創設者である平野 淳也氏です。

記事を掲載しているLongHashは独自のデータ分析を基に、仮想通貨のトレンドやニュース、価格に関する情報を日中英の3ヶ国語で提供するジャーナリズム・プラットフォームです。

ブロックチェーンデータの解析や解説を行うLongHash所属のデータサイエンティストやライターを世界中に抱え、分かりやすい記事で配信しています。

またLongHashはブロックチェーンハッカソンやミートアップの企画、実施運営のサービスも提供しております。

なお、共同設立者であるEmily Parker氏は、以前記者としてWSJやNYタイムズで務めたほか、米政府の技術政策専門アドバイザーを歴任しています。

より多くの記事を読みたい方は、こちらからLongHashの日本語公式ページへアクセスできます。

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