はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム創設者ヴィタリック氏、資産総額は100億円以上か|推定売却額などを仮想通貨ヘッジファンドが調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ヴィタリック氏、総資産は100億円以上か
仮想通貨イーサリアムの創設者であるヴィタリック・ブテリン氏の保有するETH口座の取引履歴から同氏の資産総額が100億円以上ある可能性が米投資ファンド企業の共同設立者、Alex Sunnarborg氏の調査で判明した。

イーサリアム創設者の仮想通貨保有事情

仮想通貨イーサリアムの創設者であるヴィタリック・ブテリン氏が2017年6月から2018年2月の約8ヶ月間で4000万ドル相当を出金していたことや同氏の時価総額が100億円以上である可能性が米国の仮想通貨投資ヘッジファンド企業Tetras Capitalの共同設立者であるAlex Sunnarborg氏の調査で判明した。

Sunnarborg氏は仮想通貨情報サイト「Etherscan」の情報を参考にヴィタリック氏の口座情報を辿り、保有資産を概算した。Sunnarborg氏は大手メディアCNBCやそのほか仮想通貨メディアに頻繁にコメントを提供している仮想通貨市場の専門家である。

同サイトには仮想通貨イーサリアムに関するデータが統計されており、仮想通貨ETHを最も多く保有する口座のリストも掲載されている。

仮想通貨イーサリアム創設者ヴィタリック氏、資産総額は100億円以上か

今回Sunnarborg氏の調査対象となったヴィタリック氏のメインウォレットには全体の24位、ETH総流通量の約0.33%に該当する350,003ETHが保有されていることが確認された。これは本稿執筆時点のETH価格(136ドル・15179円)約53億円に相当する額である(CoinMarketCap参照)。

また同氏はヴィタリック氏が仮想通貨市場が急騰していた2017年中旬から2018年初旬までの間で約4000万ドル(約44.3億ドル)を換金していたとするデータを開示した。

またそのほか複数のチャートも掲載したSunnarborg氏は最終的に100億円以上の総資産を保有しているのではないかと予想し、ヴィタリック氏のコメントを求めた。

  • 5000万ドル(約55億円)…メインアドレスのETH保有額
  • 4000万ドル(約44億円)…換金済みのETH
  • ???…そのほかのETH、他の仮想通貨、株式・債券など

米投資ファンドのSunnarborg氏がツイッターで公開した調査の結果に関して、対象となった本人のヴィタリック・ブテリン氏は以下のように言及した。

私の保有する法定通貨(フィアット)は3000万ドル(約33億円)を下回っている。

おそらく(1)全面的な価格上昇で計算が誤っている…私はETH価格が915ドル(10万円)以上の時に換金していない。

あと(2)私が寄付した約800万ドル(約8.8億円)の慈善金も忘れてはいけない。

時価総額2位の人気仮想通貨イーサリアムに関する最初のホワイトペーパーを2013年当時、弱冠19歳の時に公開したヴィタリック氏は仮想通貨業界からも一目置かれた存在だ。

イーサリアムの中央集権化を避けるため、現在多くの決断は彼を通して行われないものの、それでも同氏の発言や動向が仮想通貨業界全体において持つ影響力は大きいと言えるだろう。

そのためイーサリアムの開発とローンチに携わり、ビットコイン初期の頃から仮想通貨を保有していたヴィタリック氏の仮想通貨ポートフォリオの総額は界隈からも頻繁に話題として挙げられていた。

ヴィタリック氏は昨年10月、自身の保有するETHが全体のイーサリアム流通量に対して「0.9%以上は保有したことがないと述べている。

私はETH総流通量の0.9%以上を保有したことがない上、私の時価総額は10億ドル(約1100億円)を超えたことは一度もない。

上記の発言は「イーサリアムはプレマイニング詐欺」と言及した仮想通貨の懐疑派として定評のあるNouriel Roubini氏への返答の中で明らかとなった情報である。

また2月、世界最大級の掲示板サイトredditで開催されたAMA セッションにて自身が保有する仮想通貨銘柄とおおよその保有比率を公開していた。

ヴィタリック氏は800万ドル(約8.8億円)しているほか、このように頻繁に自身の保有資産を開示していくことはイーサリアムの価格操作を行っていないことや透明性を証明する動きだと言えるだろう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostのヴィタリック氏に関する記事はこちら

イーサリアム創業者ヴィタリック氏が自身の保有仮想通貨を公開・現ビットコイン相場に関する専門家の意見は?
仮想通貨市場は20日、ビットコインが2日間続く上昇相場の流れを維持し、大きく反落することなく高値水準を保っている。bitFlyer建では一時44万円(19日21時)を上回り、20日7時時点では43.5万円の前日比1.8%高で推移している。
イーサリアム創始者ビタリック氏、ツイッターで仮想通貨イーサ(ETH)保有数を明らかに
意外な流れからイーサリアム創設者であるビタリック・ブテリン氏のETH保有数が明らかになった。イーサの総流通量の0.9%以上保有した事はないと言及し、保有のアドレスを公開した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/01 月曜日
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
DeFiで株式市場はどう変わる? Progmat齊藤達哉氏が語るオンチェーン金融の未来|独占インタビュー【後編】
Progmat齊藤達哉氏インタビュー後編。議決権付きトークン化株式で日本が世界初となる理由、2028年施行を目指すトークン化法のロードマップ、DeFi・AIエージェントを見据えた将来ビジョンを聞いた。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|個人マイナーのビットコイン採掘成功に高い関心
今週は、個人マイナーのビットコイン採掘成功、JPモルガンによる仮想通貨業界関係者の口座の連続閉鎖、アップビットの約48億円の不正流出に関する記事が関心を集めた。
11/29 土曜日
13:50
米賭けサイトカルシ、無免許スポーツ賭博運営で提訴
ブルームバーグによると米賭け市場のカルシが無免許でスポーツ賭博を運営し、マーケットメイキング手法について顧客を誤解させたとして集団訴訟を起こされた。共同創設者は主張を否定。
13:10
ブラックロック、債券ファンドでビットコインETF「IBIT」を買い増し
ブラックロックが7~9月期に債券ファンドで自社ビットコインETF「IBIT」を買い増していた。9月末時点で1.5億ドル相当を保有。ビットコイン現物ETFへの流入はここ数日復活傾向だ。
12:03
仮想通貨のバイバックとは?2025年注目の6銘柄を解説
2025年、仮想通貨業界で総額14億ドル規模に達したバイバック。ハイパーリキッド(HYPE)やパンプファン(PUMP)など、実際にバイバックを実施している6銘柄を徹底解説。株式の自社株買いとの違いや投資リスクもわかりやすく紹介します。
12:00
24時間・1円から取引可能に Progmat齊藤達哉氏が語る「トークン化株式」の全貌|独占インタビュー【前編】
Progmat代表・齊藤達哉氏に独占取材。1円単位・24時間取引可能な「トークン化株式」の仕組みと、議決権や優待も得られる投資家メリット、リアルタイム株主把握など発行企業メリットを聞いた。
11:30
アーサー・ヘイズがビットコイン年末25万ドル予測維持、流動性底打ちと量的引き締め終了を根拠に
ビットメックス共同創設者アーサー・ヘイズ氏が11月27日、ビットコインの年末25万ドル到達予測を堅持した。先週の8万600ドルを底値とみており、米ドル流動性の底打ちと量的引き締め終了が上昇を牽引すると分析。
11:00
税率10〜45%の差、アフリカ5カ国の仮想通貨課税の現状を探る
サハラ以南アフリカで年間30兆円超のオンチェーン取引が発生する中、各国が独自の仮想通貨税制を整備。南アフリカの18〜45%累進課税、ナイジェリアの15%一律課税、ケニアの10%物品税など、主要5カ国の税制アプローチを詳細解説。日本の税制改革案(55%→20%)との比較から見える、成長と規制のバランスとは。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧